3C 58

カシオペヤ座の超新星残骸 From Wikipedia, the free encyclopedia

3C 58カシオペヤ座の方向、天の川銀河内の約1万光年の位置にあるパルサー及び超新星残骸である。

視直径9 5 90
赤経 (RA, α) 02h 05m 38s
赤緯 (Dec, δ)+64° 49.7
概要 星座, 視直径 ...
3C 58
チャンドラによるX線画像
チャンドラによるX線画像
星座 カシオペヤ座
視直径 9 5 90
位置
元期:J2000.0
赤経 (RA, α)  02h 05m 38s
赤緯 (Dec, δ) +64° 49.7
距離 10000 光年
(3067.48 pc)
絶対等級 (MV) 3.70
物理的性質
質量 1.36–1.52 M☉[1]
スペクトル分類 F(恒星として), III[1]
表面温度 < 30万 K[1]
年齢 845年 or 数千年[2][3]
他のカタログでの名称
SNR G130.7+03.1、ASB 5、PSR J0205+6449[1]
Template (ノート 解説) ■Project
閉じる

冷却問題

3C 58 は、1181年に観測された超新星SN 1181で誕生したと考えられてきた。

その一方で、中性子星の表面温度が30万K以下(質量の推定によっては15万K以下)しかなく[1]、観測された中性子星の中で最も低温である(2002年時点)[1]。現在の中性子冷却の理論からは、800年余りでここまで冷えることは考えられない[1]。そのため、いくつかの仮説がある。

クォーク星

クォークが裸の状態で存在するクォーク星である可能性が示唆されている。中性子物質からクォーク物質への変換にエネルギーが消費されたため温度が下がったという仮説である[4][5]

ニュートリノ冷却

内部の特異な条件によって大量のニュートリノが放出されることでエネルギーが放出され、冷却されているという仮説が立てられている[6]

実際は数千歳

単に、SN1181とは関連がなく、もっと古いという説もある。超新星残骸の膨張速度からは、約7100年(誤差が大きいが5900年 - 9100年)[2][7]あるいは5400年[3]という年齢が得られている。

詳細な観測から、SN1181で誕生したのは3C 58ではなく、IRAS 00500+6713であると2022年現在では考えられている[8]


出典

Related Articles

Wikiwand AI