BLUE IN RED
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解説
スクェア22枚目のオリジナルアルバム。
今作は、前作『B.C. A.D.』に引き続き再びメンバー全員が楽曲提供を行っている。
CD帯に書かれている「ジャンルは無視、アイデアを駆使」というキャッチコピーの通り、今作は様々な曲調の楽曲で構成されている。ボイスのサンプリングなどの手法を取り入れた1曲目「BAD BOYS & GOOD GIRLS」、ハードロック調の2曲目「KNIGHT'S SONG」など従来の「スクェアらしさ」にとらわれない楽曲も収録。
リーダーの安藤まさひろによると、このアルバムではサウンドをすごく変えたいという気持ちがあり、リバーブの少ない、デッドな音で録っている。サンプリングもこの頃から使い始めており、いろいろなところからサンプリング素材を集めて作曲するのが新鮮だったという[1]。
山本美芽とのインタビューで安藤は、本田とふたりでスクェアの事務所のスタジオでレコーディングするというのは初めてで、「妙な感じでしたけど・・・」と語っている。レコーディングの時はリズム録りでは一緒に演奏したり、ギターだけ録るときにはバッキングを入れたり、ソロを入れたりしてるのをみんなが聴いている。人が聴いてるのがプレッシャーになって、「盛り上げなきゃ」「受けないとまずいな」「終わって出ていったときに「わーー!!」って拍手が起きないとまずいな」のように思ったという。それに比べると、ここで一人でやるというのは家でやっているようなリラックスした感じで出来るという[2]。
今作を最後にサックス・EWI担当の本田雅人、キーボード担当の和泉宏隆がスクェアを退団する。次作『GRAVITY』からサックス・EWI担当の宮崎隆睦、キーボード担当の難波正司(本作「KNIGHT'S SONG」でハモンドオルガンを演奏)が新メンバーとしてスクェアに入団する。
収録曲
曲解説
- BAD BOYS & GOOD GIRLS - 安藤まさひろ作曲
- KNIGHT'S SONG - 安藤まさひろ作曲
- この曲は安藤が前年に「ANDY'S」名義でリリースした同名アルバムの1曲目「MOON OVER THE CASTLE」をスクェアのメンバーでセルフカバーした楽曲。「MOON OVER THE CASTLE」自体は「グランツーリスモシリーズ」のオープニング曲としてアレンジを変えながら代々使用。
- このアルバムはもともと4月21日発売の予定だったが、AKAIがF1のスポンサーになった関係等で「ANDY'S」の曲を1曲入れたため、発売が1ヶ月遅れた[2]。
- ANCHOR'S SHUFFLE - 和泉宏隆作曲
- 和泉はこのアルバムのために5・6曲書いており、自身が年をとって成長していくのに、コアなファンの年齢層というのがあり、「“T-SQUARE 卒業です”みたいなのってあるんですよ」と語っている。大人が聴けるものとしてとらえたときに作った曲と、それとは別にコアなファンの年齢層を考えたらこういう曲かなと思って作った曲と両方あるという。この曲は、女子高生の運動会の入場行進にはぴったりだが、30代の男性が週末に彼女とドライブに聴くには、ちょっと若すぎる曲かもしれない、みたいな感じだという。バンドのカラーを出すという意味では、「5人でつくるっていうのは難しいですよね」と述べている[3]。
- MAZE - 安藤まさひろ作曲
- TOOI TAIKO - 則竹裕之作曲
- SAMURAI METROPOLIS - 本田雅人作曲
- 本田はこのアルバム用に20曲ほど書いており、いつも多すぎると言われてしまうが、それをまったく無視して20曲持っていったという。タイトルは「SAMURAI」だけだとスズキのバイクみたいなのでこのタイトルになったという。もとのイメージは何かしらあるが、曲の作り方として、「何かを見てそれに対して書いてみる」みたいな曲や、そうではなく「何か音楽的なモチーフが頭に浮かんであってそれを発展させて作る」曲や、ただ曲を作るもの、そういう意味でのタイトルとのつながりが違ってくるという。この曲は家で譜面から書いており、家のテレビを見ながら「何か浮かんだなあ」と思い、「成り行きにまかせられる」と述べている。そのため譜面から書いた方が発想する気が起きるんだという。家で譜面を書いて、それをマックに全コーラスを入れて、ちょっとづつ作っていくような形が「一番多いんじゃないかな」と語っている[5]。
- カスバの少年 - 安藤まさひろ作曲
- TRELA ALEGRE - 本田雅人作曲
- FROM THE BOTTOM OF MY HEART - 須藤満作曲
ミュージシャン
- T-SQUARE
- KNIGHT'S SONG
- テッド難波 - Hammond Organ
- ANCHOR'S SHUFFLE
- SAMURAI METROPOLIS
- 荒木敏男 - Trumpet
- 村田陽一 - Trombone
- 山本拓夫 - Tenor Saxophone
- 本田雅人 - Alto Saxophone
- ブラス編曲 - 本田雅人