CYP2D6

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シトクロムP450 2D6 (CYP2D6) はシトクロムP450 (CYP) の分子種の一種であり、人体に存在する生体異物代謝する酵素の主要なものの1つである。主要な薬剤としてはタモキシフェンフルボキサミンコデインなどがCYP2D6による代謝を受ける。またCYP2D6により生物活性化される生体内物質が多く有る。

PDBオルソログ検索: RCSB PDBe PDBj
記号CYP2D6, CPD6, CYP2D, CYP2D7AP, CYP2D7BP, CYP2D7P2, CYP2D8P2, CYP2DL1, CYPIID6, P450-DB1, P450C2D, P450DB1, cytochrome P450 family 2 subfamily D member 6, Cytochrome P450 2D6
概要 PDBに登録されている構造, PDB ...
CYP2D6
PDBに登録されている構造
PDBオルソログ検索: RCSB PDBe PDBj
PDBのIDコード一覧

2F9Q, 3QM4, 3TBG, 3TDA, 4WNT, 4WNU, 4WNV, 4WNW, 4XRY, 4XRZ

識別子
記号CYP2D6, CPD6, CYP2D, CYP2D7AP, CYP2D7BP, CYP2D7P2, CYP2D8P2, CYP2DL1, CYPIID6, P450-DB1, P450C2D, P450DB1, cytochrome P450 family 2 subfamily D member 6, Cytochrome P450 2D6
外部IDOMIM: 124030 MGI: 1929474 HomoloGene: 133550 GeneCards: CYP2D6
遺伝子の位置 (ヒト)
22番染色体 (ヒト)
染色体22番染色体 (ヒト)[1]
22番染色体 (ヒト)
CYP2D6遺伝子の位置
CYP2D6遺伝子の位置
バンドデータ無し開始点42,126,499 bp[1]
終点42,130,865 bp[1]
遺伝子の位置 (マウス)
15番染色体 (マウス)
染色体15番染色体 (マウス)[2]
15番染色体 (マウス)
CYP2D6遺伝子の位置
CYP2D6遺伝子の位置
バンドデータ無し開始点82,254,728 bp[2]
終点82,264,461 bp[2]
RNA発現パターン


さらなる参照発現データ
遺伝子オントロジー
分子機能 iron ion binding
金属イオン結合
ヘム結合
oxidoreductase activity, acting on paired donors, with incorporation or reduction of molecular oxygen
酸化還元酵素活性
aromatase activity
oxidoreductase activity, acting on paired donors, with incorporation or reduction of molecular oxygen, reduced flavin or flavoprotein as one donor, and incorporation of one atom of oxygen
steroid hydroxylase activity
モノオキシゲナーゼ活性
細胞の構成要素 オルガネラ膜
endoplasmic reticulum membrane

細胞内膜で囲まれた細胞小器官
小胞体
ミトコンドリア
細胞質
生物学的プロセス ステロイド代謝プロセス
アルカロイド代謝プロセス
coumarin metabolic process
脂質代謝
isoquinoline alkaloid metabolic process
アルカロイド異化プロセス
oxidative demethylation
複素環代謝プロセス
negative regulation of binding
monoterpenoid metabolic process
生体異物の代謝プロセス
arachidonic acid metabolic process
negative regulation of cellular organofluorine metabolic process
long-chain fatty acid biosynthetic process
有機酸代謝プロセス
出典:Amigo / QuickGO
オルソログ
ヒトマウス
Entrez
Ensembl
ENSG00000100197
ENSG00000275211
ENSG00000280905
ENSG00000282966
ENSG00000283284
UniProt
RefSeq
(mRNA)

NM_000106
NM_001025161

NM_001163472
NM_019823

RefSeq
(タンパク質)

NP_000097
NP_001020332

NP_001156944
NP_062797

場所
(UCSC)
Chr 22: 42.13 – 42.13 MbChr 22: 82.25 – 82.26 Mb
PubMed検索[3][4]
ウィキデータ
閲覧/編集 ヒト閲覧/編集 マウス
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代謝を受ける基質

CYP2D6により代謝を受ける主な物質は以下のとおりである。

さらに見る 基質, 反応 ...
CYP2D6の主な基質
基質反応
タモキシフェン4-水酸化
フルボキサミンO-脱メチル
ハロペリドールN-脱アルキル
プロプラノロール4-水酸化
コデインO-脱メチル
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遺伝子多型

CYP2D6の変異遺伝子型として多くのものが知られるが、中でもCYP2D6*3CYP2D6*4CYP2D6*5 が酵素活性がない低代謝活性の遺伝子多型である。逆にCYP2D6*1X2CYP2D6*2X2 というような遺伝子が重複した型では普通の人よりもCYP2D6の活性が高い。

リガンド

CYP2D6の選択的な基質誘導剤および阻害剤の表を示す。薬剤の種類を記載している場合には、その種類の中でも例外がある可能性がある。

CYP2D6の阻害剤は、その力価英語版によって、次のように分類できる。

  • 強力な阻害剤は、血中濃度における曲線下面積(AUC)の値を5倍以上増加させるか、クリアランスを80%以上減少させる[5]
  • 中等度阻害剤は、血中濃度におけるAUC値を2倍以上増加させるか、クリアランスを50~80%減少させる[5]
  • 弱い阻害剤は、血中濃度におけるAUC値を1.25倍以上増加させるか、クリアランスを20~50%減少させる[5]
さらに見る 基質 ↑, 阻害 ...
CYP2D6の選択的誘導剤、阻害剤および基質
基質
は、CYP2D6による生体内活性化による
阻害誘導

強力

中等度

力価不明

強力

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脚注

参考文献

関連項目

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