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DELTARUNE

2018年にトビー・フォックスが発売したインディーロールプレイングゲーム From Wikipedia, the free encyclopedia

『DELTARUNE』(または『deltarune』、デルタルーン)は、インディーゲーム開発者トビー・フォックスによって制作された、コンピュータRPG。2018年10月31日に『UNDERTALE』公式Twitterよりチャプター1のWindows/macOS用デモ版の配信が告げられ[1][2][3]、2019年2月28日にはNintendo SwitchおよびPlayStation 4向けにも配信された[1]。チャプター2は2021年9月18日に[4]チャプター3と4は2025年6月5日に発売された[5]。チャプター5は2026年6月25日に配信された。

概要 ジャンル, 対応機種 ...
DELTARUNE(デルタルーン)
ジャンル ロールプレイングゲーム
インディーゲーム
対応機種 Microsoft Windows
macOS
Nintendo Switch
Nintendo Switch 2
PlayStation 4
PlayStation 5
発売元 トビー・フォックス
[Switch/Switch 2/PS4/PS5]
日本の旗ハチノヨン
デザイナー トビー・フォックス
音楽 トビー・フォックス
美術 テミー・チャン
Kanotynes
人数 1人
発売日 チャプター1
[Win/OS]2018年10月31日
[Switch/PS4]2019年2月28日
[Switch 2/PS5]2025年6月5日
チャプター2
[Win/OS]2021年9月18日
[Switch/PS4]2021年9月24日
[Switch 2/PS5]2025年6月5日
チャプター3/4
2025年6月5日
チャプター5
2026年6月25日
ゲームエンジン GameMaker Studio
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フォックスの前作『UNDERTALE』を遊んだ後に遊べるゲームとされている。"DELTARUNE"というタイトルは前作『UNDERTALE』のアナグラム[注 1]になっているが、『UNDERTALE』とは別の世界という設定である[6]。現在、日本語と英語に対応している[7]。

システム

前作『UNDERTALE』と同様に、『DELTARUNE』は見下ろし型のロールプレイングゲームである[8]。 プレイヤーは主人公のクリスという名のニンゲンを操作し、光の世界での探索と闇の世界での冒険を交互に行うことで話が展開していく。

敵に対して平和的に戦闘を終了させる手段や、シューティングゲームの要素を含む敵の攻撃パート、パズルの要素などゲームシステムの一部は前作と共通するが、本作で新たに採用されたシステムも存在する。本作では殆どの場面を複数キャラクターで行動するパーティ制となっており、他のキャラクターの装備の変更や戦闘時の行動を選択することができる[9][10][11]。前作のランダムエンカウントシステムは廃止され、プレイヤーはフィールド上の敵を直接見ることができ、戦闘を回避することができる[12]。

戦闘はターン制でプレイヤーは毎ターン、パーティメンバーごとに「たたかう」、「こうどう」(クリスのみ)、「まほう」(クリス以外)、「アイテム」、「にがす」、「ぼうぎょ」の6つのアクションを選択することができる[11]。「こうどう」を選択すると、クリス(および他のパーティメンバー)が話し合いや様々な働きかけを駆使して敵を逃がせる状態にするか、あるいは「くたびれ」状態にすることができる。「まほう」はキャラクターごとに異なるまほうを使用することができ、例えばラルセイはくたびれた敵を眠らせる「スリープ」が使える[11][12]。敵のターンでは、プレイヤーはハート型の“タマシイ”を操作してボックス状のエリア内を移動し、敵の攻撃を回避することができる[13]。

戦闘における本作からの新要素としてテンションポイント(TP、Tension Points)ゲージが存在する。TPはパーティメンバー全員で共有され、「ぼうぎょ」を行うか敵の攻撃を受けずにスレスレで回避することで獲得することができる。TPは一部の「こうどう」や「まほう」の使用に必要となる[11][14]。

全ての敵のHPを0以下にするか、逃がすか、「まほう」で眠らせることで戦闘は終了する。前作とは異なり、一部の例外を除き暴力的な手段を実行しても敵を殺したことにはならず、暴力的・平和的のいずれか一方の手段でしか終了できない戦闘が存在する[14]。パーティメンバーのHPが0以下になるとダウン状態になり、戦闘に参加できなくなる。ダウンしたパーティメンバーのHPはマイナス数値のまま表され、1以上になるまでターンごとに自動的に回復されるが、アイテムやラルセイの「いやしの詩」でも回復できる[11]。すべてのパーティメンバーのHPが0以下になるとゲームオーバーとなる。

チャプター1では「戦いを避けて敵(ダークナー)を逃がし、助けること」をゲームの目標として提示されるが、最初はプレイヤーが操作不可能なスージィが敵を逃がすどころか無差別に攻撃してしまうため、目標を達成したい場合はクリスの「こうどう」でスージィの攻撃を敵に警告しなければならない[9][15]。

チャプター2からはスージィやラルセイなどのクリス以外のメンバーも限定的に「こうどう」できるようになる。また戦闘の結果がゲームプレイに影響を及ぼすようになり、ダークナーを規定数逃がすことで仲間(FRIEND、英語版ではRECRUIT)としてクリスたちの拠点であるキャッスルタウンに迎え入れられるようになる[16]。一方で暴力的な手段でダークナーを倒すと二度と仲間にならなくなり(LOST)、パーティメンバーのステータスが上昇する[14][17]。

チャプター2以降は登攀や横スクロールアクションを含む、チャプターごとに独自のアクションやミニゲームが登場するようになる[18][19]。

複数のエンディングが存在した『UNDERTALE』と異なり、本作のエンディングは一つであることがフォックスより明言されている[6]。ただしプレイヤーの選択によるストーリーの分岐は存在し、チャプター2以降で顕著となる。

ストーリー

チャプター1

ゲームを開始すると、プレイヤーは「器」を作成するように促され、その器の食べ物の好み、血液型の好み、色の好み、才覚、などを決める。しかし、完成するとアバターは破棄され、「この世界では誰も自分が誰であるかを選ぶことはできない」と告げられ、クリスが朝起きる所から始まる。学校に着くと、クラスの不良モンスター、スージィとペアを組むことになり、授業に必要なチョークを取りに行くことになる。いざ物置部屋に入ると、ドアが勝手に閉じ、床が抜け、2人は「闇の世界」に落ちてしまう。 

二人はそこで闇の国の王子ラルセイに出会い、彼は『DELTARUNE』の伝説を話す。元の世界に戻る為には、世界のバランスを崩した「闇の泉」を鎮める必要があることを話す。一行は闇の世界の王であるキングと会敵する。こうげきで敵を倒さなかった場合、国民の一行がキングを持ち上げ、牢屋に入れてしまう。誰かを倒した場合、ラルセイが魔法で眠らせる。クリスとスージィは、ラルセイや闇の世界の住民と別れの挨拶をし、「闇の泉」を鎮め、元の世界に戻る。

家に戻るとトリエルが出迎え、早く寝る様に促す。夜、クリスが突然目覚め、身悶えながら胸に手を突っ込み、自分の魂を取り出して近くの鳥籠に投げ込み、ナイフを持ち、赤く目を光らせる。

チャプター2

クリスは学校の授業が終わってから、スージィと共に闇の世界へ行くため物置に向かうが、クリスの幼馴染であり、スージィに好意を抱いているトナカイのモンスター、ノエルに図書館で勉強しようと誘われる。図書館に向かうと、パソコン室の扉がもう一つの闇の世界への入り口になっており、サイバーワールドが広がっていた。

二人はこの闇の世界を支配しているクイーンがノエルを誘拐しているところを目撃し、クイーンによる足止めを撃退したラルセイが駆けつけて、また冒険をすることになる。道中で同じく闇の世界に迷い込み、クイーンの仲間になったバードリーとの戦闘になり、勝利するが、道が未完成だったため3人はゴミ捨て場に落ちてしまう。

「闇の泉」を封印するために道中でノエルと合流したが、クイーンに見つかり全員館へ連れ去られることになる。しかし、ポケットにはいっていたランサーによって牢屋の脱出に成功し、敵同士だったバードリーとも和解する。スージィとバードリーはノエルの救出に、クリスとラルセイはクイーンの気をそらすために別行動をとることになる。

ノエルが真の闇の泉を発現させる邪魔をされないよう、クイーンは巨大なロボットであるギガクイーンに乗り込むが、クリス達も今までの仲間たちと力を合わせ、チャプター1で登場したボコリングマシーンをメインとしたロボットに搭乗し、ギガクイーンと戦うことになる。戦闘は、ノエルがクイーンの言いなりになりたくないことを述べ、ラルセイがクイーンを説得したことで終了した。その後現実世界に戻り、ノエルとバードリーは夢だと錯覚しながらもクリス達と別れる。家に帰るとトリエルが出迎えて、スージィが家に泊まることになる。クリスとスージィはソファで寝落ちてしまうが、その夜、クリスが突然目覚め、目を赤く光らせ、ナイフを持って高く飛び上がり、地面にナイフを突き刺して闇の泉を発生させ、煙で画面が覆い包まれた。

チャプター3

クリスの家に開かれた闇の世界で、テナというダークナーに出会う。彼は勝手に自分の番組を進め、クリス達は『THE LEGEND OF TENNA』というゲームをプレイさせられることになる。その後テナを説得するものの、何者かによって彼の両腕が切断される。その者の正体は、今までの闇の世界を誕生させていた、咆哮の騎士であった。戦いの末に一行は敗北し、闇の世界に巻き込まれていたアンダイン署長をシェルターに連れ去ってしまう。

チャプター4

トリエルの誘いで教会へついたあと、クリスとスージィはシェルターの暗号を探し出すために、ノエルと勉強の約束をし、彼女の家へ行く。そこでスージィが、暗号の記されているオレンジ色のギターをとある部屋から持ち出して弾いていると、ノエルの母親であるキャロルが来て取り上げてしまった。彼女から出ていくように告げられたクリスとスージィは、雨が降ってきたのでクリスの家に行くことに。しかしカギがかかっていたため、トリエルを探すべく教会にまた行くことになったが、中では闇の世界が作られていた。

登場人物

前作『UNDERTALE』のキャラクターも何人か登場しているが、時系列など詳細は不明である[20]。

パラレルストーリーなので、「UNDERTALE=DELTARUNE」とは間違えないよう注意していただきたい。

主要人物

クリス(英語版)(Kris)
フルネームはクリス・ドリーマー(Kris Dreemurr)。本作の主人公。ゲーム内でプレイヤーが操作するキャラクター。本作に登場する唯一のニンゲンであり、モンスターであるトリエルとアズゴアの養子。義兄にアズリエルがいる。
現実世界では茶髪で黄色がかった肌色をしており、黄色ボーダーが入った黄緑色の服と茶色のズボンを着用している。闇の世界では紺色の髪に水色の肌、黒のインナーに銀色の鎧、ピンクと水色のスカーフ(またはマント)を着用しており、盾にも変化する剣を得物として持つ。長い前髪によって目元が暗く隠されており、ゲーム画面では表情がうかがえないが、キャラクター達の視点でははっきりと変化が分かる様子。
寡黙な人物のように見られるが、ノエルなどクリスの過去を知る人物からは、現在のクリスは別人のようであると言及されることがある。
養母のトリエルと一軒家で暮らしている。養父アズゴアはトリエルとの関係悪化により別居しているため、実質母子家庭である。アルフィーのクラスで授業を受けており、課題でスージィとペアを組むことになる。アルフィーの指示でチョークを取りに倉庫へ行ったところ、スージィとともに闇の世界に落ちてしまうところからチャプター1が始まる。
闇の世界ではスージィ、ラルセイに推される形でチームのリーダーとなり、先頭を進む役を務める。
クリスは後述のタマシイを体に宿しており、タマシイが体から分離されると身体の動作に支障をきたす。自身の意思も存在しており、タマシイを介したプレイヤーの選択が自身の意にそぐわないときは反抗することがある。
中性的な外見をしており、英語版では「単数のthey」という代名詞で呼ばれ。性別について公的に明言されていない。
タマシイ(SOUL)
本ゲームにおける、プレイヤーの真の操作対象。赤い下向きのハートマークで表現されるが、一部の敵と対峙するときは色や向きが変化する。ゲーム中のほとんどの場面でクリスの体に取り込まれており、プレイヤーはタマシイを介してクリスを操作する。闇を浄化し、闇の泉を封印する能力を持つ。
スージィ(Susie)
クラスの不良モンスター。性別は女性。一人称は「オレ」、場合によっては「アタシ」に変わる。
尻尾があり、トカゲやドラゴンを思わせる容姿。現実世界では紫の肌にボサボサの茶髪をしており、白いシャツに紺色ジャケット、ダメージジーンズを着用している。闇の世界では肌は赤みが増したピンク寄りの紫色、髪は葡萄色になり紫のシャツに黒色のベスト、赤紫のパンツ、黒いブーツ、トゲ付きのアクセサリーを着用する。得物として斧を持つ。物語開始直後は髪の毛で目が隠れているが、チャプター1の終盤からは見えるようになる。
アルフィーがクリスとともにチョークを取りに行くようスージィに指示し倉庫へ向かった結果、クリスとともに闇の世界に落ちてしまう。
物語開始時点では荒っぽい言動だったが、闇の世界での冒険を通じて、クリスやラルセイ、ランサーをはじめとしたダークナーとの友情を深め、性格を改めるようになる。ノエルとは物語が進行するにつれて、友情を超えた仲となる。
闇の世界では戦士のような役割を務め、こうげきとHPが高く「ルードバスター」という攻撃まほうを得意とする。チャプター2からはラルセイに憧れて回復まほうを習得し使い始める。パズルは苦手でいつもクリス任せにしている。
チョークなどおよそ食用に適さない物体に興味を持つなどの悪食嗜好を持つ。
ラルセイ(Ralsei)
闇の世界の「自称」闇の王子であるダークナー。顔全体が白い体毛に覆われており、ピンクがかった角を持つヤギを思わせる容姿。緑のフードとポンチョ、眼鏡とピンク色のマフラーを身に付けており、マフラーは武器としても用いる。出会った直後は緑の帽子も被っており顔全体が影で隠れて黒くなっているが、チャプター1の最後で帽子を外し素顔を見せるようになる。
物腰が柔らかく親切な性格であり、クリスやスージィに対しては自分を二の次にするほど従順な態度を見せる。「殴りたくなったら殴ってもいい」など、やや過激で自己犠牲的なことを発言することもある。その一方で自分勝手なダークナーに対しては非常に辛辣な態度を取ることがある。これらの態度は「ダークナーはライトナーに尽くすべき」という自身の信条に由来する。
闇の世界では魔法使いのような役割を務め、まりょくが高いがHPとこうげきが低い。回復まほうの「いやしの詩」や敵を眠らせる補助まほうの「スリープ」を得意とする。
ノエル(Noelle)
フルネームはノエル・ホリデー(Noelle Holiday)。クリスのクラスメイトであり幼馴染。性別は女性。一人称は「私」。キャロルとルドルフの娘。 金髪で鼻が赤く、トナカイを思わせる容姿。現実世界ではチェックのベストを着て、スカートを履いている。闇の世界では全体的に色白になり、白のフード付きのローブと指輪のみ着用する。足に蹄を持つため靴は履いていない。
性格はとても優しく、押しに弱いところがある。
ホームタウン北西にある邸宅に住んでいる。かつてはクリスと家族ぐるみでの付き合いがあったが、現在では疎遠気味である。
父のルドルフとの仲は良好であり、病院に入院している彼の元を頻繁に訪れては雑談に興じたり、ゲームを一緒にプレイするなどして過ごしている。一方、母のキャロルとは厳しい教育方針が原因であまり仲が良くない。
チャプター2で闇の世界に巻き込まれ、一時的にパーティーに加入する。

ライトナー

ライトナーとは現実世界の住人のことである。主に闇の世界において、ダークナーと区別するために用いられる呼称である。

バードリー(Berdly)
クリスのクラスメイト。一人称は「僕」。見た目は青い鳥で、現実世界では眼鏡をかけ白いシャツを着ている。闇の世界では“IQ値スカウター”と鎧を着用する。得物はハルバード。
とても自尊心が高く、人を見下しているかのような話し方をしている。
ノエル同様チャプター2で闇の世界を冒険し、それが実際に起きたことだとは認識していないが、他人の意見を少しは聞くようになったりスージィに好意を抱くなどの影響を受けている。
トリエル(Toriel)
クリスの養母であるモンスター。容姿や基本的な性格は『UNDERTALE』における彼女に準じる。本作では紫のジャケットにブラウス、スカートを着ており、眼鏡を掛けることも多い。
クリスのいたずら癖は把握済みで、行動を起こそうとするとやんわりとけん制してくる。一方、夫であったアズゴアに対しては過去の事件が原因で、一方的に彼を無視、拒絶している。
学校で教師として働いており、クリスとは別のクラスを受け持っている。
チャプター3では闇の世界にて囚われていたが、終始寝ていたため実感は無い。
アズゴア(Asgore)
クリスの養父であるモンスター。容姿や基本的な性格は『UNDERTALE』における彼に準じる。本作ではピンクのアロハシャツに青紫のジーンズを着ている。
クリスを始め、誰に対しても愛情深い性格である。その一方で行動には軽率な部分もあり、クリスが好まない事を知っていながら強いハグのスキンシップを会うたびに行ったり、トリエルが自身を嫌っていることにもお構いなしに花束を贈るなど復縁を仕掛けたりする。
花屋を営んでいるが、売り物であるはずの花を無償で配るため、金銭面での融通をホリデー家から受けている。
トリエルやクリスとは別居しており、花屋の2階を住居としている。同じフロアでかつてトリエルへのプロポーズに用いた7本の花を大切に手入れしている。
かつては警察署長であったが闇の世界を要因とする何らかの事件を起こした結果、辞職する事態となった。その直後はトリエルやクリスらはアズゴアに理解を示していたが、アズゴアは自身の無実の根拠を証明しようと固執し続けたため関係が悪化、現在に至ることとなる。

ダークナー

 チャプター1

ランサー(Lancer)
キングの息子で、お腹にはスペードのマークがある。
非常に子供っぽい性格で、自らを「悪モノ」と名乗り、クリスたちの前に立ちはだかる。
キング(King)
カルタス城に住む王。息子にランサーがいる。
「騎士」という人物に会ってから3人の王を閉じ込め、1人で闇の世界を支配している。
ヌイ(Seam)
チャプター1では平原に、チャプター2以降はキャッスルタウンに店を構えている店主。古びた縫いぐるみのような見た目である。話しかけると様々なヒントをくれる。
ルールノー・カァドー(Rouxls Kaard)
キングの部下(自称 判物公)で、ランサーの世話をしている。名前の由来はルールのカード。パズルを作ってクリス達の前に立ちはだかる。文語と口語交じりの話し方をし、基本的に一人称は「余」、二人称は「なんじ」三人称は「なんじズ」である。

ジェビル(Jevil)

背の低い人型のピエロのような見た目で、いつも笑っているのが特徴的なキャラクター。気が狂っており、キングの城の地下牢に閉じ込められている。
チャプター2
クイーン(Queen)
サイバーワールドを支配している女王で、基本的に<!--- --->で言葉を囲む話し方をしている。(HTMLのコメントタグ)
酸液を飲んだり、ワイングラスを投げて割ったり、車を爆発させたりと好き放題やっている。しかしノエルに幸せになって欲しいと願う一面もある。
スパムトン(Spamton)
カラーサングラスをかけ、異様に高い鼻を持ち、スパムメールのような話し方が特徴的なセールスマン。
ゴミ捨て場で店を構えており、ストーリー中にクリスが一時的に単独行動を取った際に 「商談」 を持ちかけてくる。
チャプター3

ミスター (アン)テナ(Mr.(Ant)Tenna)

クリス家に置いてあるテレビのダークナー。クリスたちを自身の番組「TV time」に参加させようとする。擬似的な粗い3Dの姿で、会話の節々で特殊なテキストグラフィックや効果音が添えられる。捨てられたくないという気持ちから、ひょうきんでコミカルな司会を演じる。

その他

ナイト(咆哮の騎士)(The Roaring Knight)
闇の泉を生み出している正体不明の人物。
クリスとナイトは何かしらの関係があり、クリスが手を出すことは一切ない。(戦闘時を除く)

開発・リリース

『DELTARUNE』の初期の構想は、フォックスが大学在学中の2011年に見た夢が元になっている[21]。また、2012年にアーティストのKanotynesがTumblrに投稿したキャラクターデザインにも触発されており、それらを元に当時試作したアイデアが『UNDERTALE』および『DELTARUNE』で活かされている[22][23][24][注 2]。そして、「Kickstarter」上で『UNDERTALE』のキャンペーンを行った頃、フォックスは『UNDERTALE』が完成したらかつての夢の構想と『UNDERTALE』を組み合わせたゲームを作ることを決めた[21]。グラフィック、前作より複雑になった戦闘システム、フォックスの精神状態など、様々な要素が『DELTARUNE』を『UNDERTALE』と比較して制作の難易度が高いゲームとなった[6]。

『UNDERTALE』でアートワーク制作のメインアシスタントとして携わったテミー・チャンは[25]、今作ではメインアーティストを務めている[26]。また、フォックスは当初スージィを『逆転裁判』の綾里真宵のような「親切な小柄の元気っ子キャラの相棒」をイメージしてデザインしたが、制作が進むにつれ「無実の罪を着せられそうになっているゴロツキの男」のようになってしまったという[21]。また、「まほう」に関する新たな案も今後のチャプターに向けて構想されている[21]。日本語版でのスージィの「オレ」やランサーの「ボクさま」といった一人称もフォックスにより考案された[27]。

『DELTARUNE』はGameMaker Studioで開発されている[28][29]。 また、ゲーム内の音楽の一部は『UNDERTALE』のサウンドトラックの一部をリミックス、アレンジしたものであるが、ほとんどの曲は新たに作曲したものを使用している[10]。また、『UNDERTALE』とは異なり、フォックスは『DELTARUNE』のエンディングを1つだけにすることを計画している[30]。

2018年10月30日、作品公式Twitterで関連の何らかの予告がなされ[31][32][33][34]、翌日にWindowsとmacOS向けに 「『UNDERTALE』をクリアしたあとで、お好みでプレイできるゲーム」として、デモ(チャプター1)を無料でリリースした[6][35]。フォックスおよび作品公式Twiiterはチャプター1の配信前後に、『DELTARUNE』が『UNDERTALE』を上回る規模のプロジェクトであり[6]、完成まで程遠く[36][注 3]、続きは最終章まで完成した後に全チャプターをひとまとめで販売するとしている[6][30]。たt、2018年11月にFangamerとのコラボレーションによる『DELTARUNE』のグッズが発表[38]、Tシャツやポスター、ぬいぐるみ、ピンセットなどが発売された[39][40]。

2019年2月14日に公開されたNintendo Directでは、チャプター1がNintendo Switchで2019年2月28日に発売されることが発表・発売され[41]、2019年2月21日には、PlayStation公式Twitterアカウントが、チャプター1のPlayStation 4版も2月28日に発売されることを発表・発売した[42]。

2020年9月16日、姉妹作『UNDERTALE』5周年に伴い[43]、チャプター2以降に関する開発状況をUNDERTALE公式サイトで発表した[29]。チャプター2は8割完成しており[44]、年内の完成を見積もっている[45]。また、チャプター2が完成したらそれ以降のチャプターの作成は早くなるだろうとしている[29]。あわせて『DELTARUNE』は常駐メンバー3人等のチーム体制で開発していること、フォックスが長年痛めていた自身の手と手首の病状により開発が難航していることも明かされた[29][46]。

チャプター2以降は完成後にまとめて有料配信予定とされていたが[41]、2021年の『UNDERTALE』6周年を記念したライブ配信にて、チャプター2のリリースを発表。日本時間9月18日の午前9時にPC向けに無料配信された[4]。フォックスは情勢の変化や全チャプター完成後のリリースでは期間が空きすぎるため此度のリリースに踏み切ったことを明かしており、続きはチャプター5まで完成した時点で5章分の値段でまとめて有料配信するように改められた[47]。しかし、『DELTARUNE』メールマガジンにて、チャプター4まで完成した時点で配信するとこととなった。

チャプター5以降は無料アップデートで配信することも発表している。

UNDERTALEとの関連性

『UNDERTALE』ではガーソンからDELTARUNEの意味を聞くことができる。

UNDERTALEではDELTARUNEは地底の国の紋章である。DELTARUNEの紋章は歴史の記録が始まる前からあったものであり、元々どのような意味が込められていたかは不明。唯一分かっているのは3つの三角形は地下に住むモンスターを表し、そのうえの羽の生えた円はそれ以外の何かを表すという。羽つきの円は予言[48]に語られる、❝天使❞だという説が有力とされる。

UNDERTALEにも、容姿は確認できなかったが「幼いノエルかと思われる者」を確認した[49]。          

反応

『UNDERTALE』との比較

『DELTARUNE』のチャプター1は、『UNDERTALE』と比較した反応が多数あり、KotakuのJason Schreier氏とRock, Paper, ShotgunのDominic Tarason氏が好意的に評価している。Schreier氏は、『UNDERTALE』の要素が洗練されていることを称賛し、「爽快な復活」と呼んだ[50]。 Tarason氏も同意見で、『DELTARUNE』は「より高い予算で制作されている」と述べている[51]。Nintendo LifeのMitch Vogel氏はあまり肯定的ではなく、「リリース時のUndertaleがどれだけ『新鮮』だったかを考えると、Deltaruneは『ただの』同じことの繰り返しになってしまっており、少々がっかりだ」と述べている[13]。

サウンド

かなりの量の評価が音楽に向けられており、Schreier氏は「サウンドトラックは十分にセールスポイントになるはずだ」と主張している[50]。Tarason氏は音楽に「新鮮な新しさがある」と評価し、Parton氏は「感情的でしっかりしている」と評し、全て一人で作曲されたことに驚きを表している[51][52]。RPGFanのAdam Luhrs氏は、フォックスの「モチーフの巧妙な使用」を賞賛、それらが『DELTARUNE』のストーリーにうまく取り入れていると評価した[53]。GamespotのMichael Higham氏は、『DELTARUNE』と『UNDERTALE』の音楽の類似性を指摘し、「この2つの世界が何らかの形で結びついていることを思い出させる。」と述べた[12]。

グラフィックとシステム

Tarasonはこのゲームのピクセルアートを気に入っており、『UNDERTALE』と比較して「より詳細で表現力に富んだ」と評し、Partonもこれに同じ意見を述べた[51][52]。Highamはさらに、『DELTARUNE』の「わずかな情報で多くのことを伝える」能力が最大の強みであり、「キャラクターの表情、心境、ボディランゲージが個性鮮やかに表現している」と述べている[12]。ゲームシステムも好評で、Partonは「ユニーク」と呼び、Vogelは戦闘システムを「オリジナルの有機的でよく実装された拡張」と表現している[52][13]。いくつかのコミュニティの批判はHighamによって述べられ、カードキャッスルのようないくつかのシーケンスを「少し素っ気ない」と言及した[12]。

ユーモア

PolygonのAllegra Frank氏は、『DELTARUNE』のユーモアのセンスが「特徴」の1つであると述べている[54]。 Vogel氏も同意見で、ユーモアを「機知に富んだ」、ストーリーを「説得力のある」と呼び[13]、Higham氏は、「機知に富んだ文章、機転の利いたジョーク・ナンセンス、不条理なユーモアから、耳から耳へと笑みがこぼれることでしょう」と述べている[12]。Parton氏とTarason氏はキャラクターのデザインに焦点を当て、Tarasonは「新鮮な(そして愛すべき)キャラクターのセット」を称賛、Partonは彼らのデザインが「紛れもなく愛らしいものから悪夢のように不穏なものまで」の範囲に及ぶと述べている[52][51]。

その他の批評

Vogel氏は闇の世界の表現を批判しており、『UNDERTALE』よりも若干見栄えが良くなっているにもかかわらず、「まとまりやダークナー達が生活している感じがほとんど感じられない」、「まばらに装飾された廊下には面白いデザインや演出がほとんどない」と批判し、「Deltaruneは残念ながら見てもあまりきれいなゲームではない」[13]と述べて批判で締めくくった[52]。

評価

ゲームサウンドトラックは、2019年のG.A.N.G.アワードでGame Audio Network Guild / MAGFest People's Choice Awardにノミネートされた[55]。

脚注

関連項目

外部リンク

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