デフトーンズ

アメリカ合衆国のオルタナティヴ・メタル・バンド From Wikipedia, the free encyclopedia

デフトーンズ: Deftones)は、アメリカ合衆国出身のオルタナティヴ・メタルバンド

1988年結成。これまでリリースしたアルバム『アドレナリン』、『アラウンド・ザ・ファー』、『ホワイト・ポニー』の3枚でプラチナディスク、およびセルフタイトルの『デフトーンズ』でゴールドディスクを獲得するなどの実績を誇る。2001年度グラミー賞受賞。

概要

バンドのロゴ

バンド名の「Deftones」はヒップホップにおけるスラングの「def」と音色などを表す「tone(s)」を組み合わせた造語である。ニュー・メタルからエクスペリメンタル・ロックなどにカテゴライズされる独自の音楽性が特徴で、その耽美かつ先鋭的なサウンドからしばし「ヘヴィ・ロック界のレディオヘッド」の異名を取る[4]

評論家たちはよく彼等の音楽を「近年で最もユニークなロック・バンドの一つ」「革新的で空間的な音楽」と賞賛する。ジョニー・ロフタスは彼等について「ロックの評論家は、少なくとも過ぎ去ったメタルムーブメントよりも上質で、そのムーブメントから遠く離れたデフトーンズのために素晴らしい場所をとっておく(中略)デフトーンズは常に強い創作意欲を持ち、D.C.ハードコア(ワシントンD.C.を中心に勃興したポスト・ハードコアの系統の一つ)やドリーム・ポップといったトラディショナルな音楽を北カリフォルニア的なオルタナティヴ・メタルに取り入れるなどしている」と語っている[5]

略歴

UK.ロンドン公演 (2011年8月)

1988年、幼い頃から友人同士であったチノ・モレノ、ステファン・カーペンター、エイブ・カニンガムの3人と、そこにチ・チェンが加わりバンドが結成される。結成から2年ほどサンフランシスコロサンゼルスでライブ活動を行い、この時マーヴェリック・レコードと契約する。

1995年、デビュー・アルバムとなる『アドレナリン』をリリースする。このアルバムはトップ・ヒートシーカーズにおいて最高で23位を記録した。また1999年にこのアルバムはアメリカレコード協会によってゴールドディスクに認定された。また2008年にはプラチナディスクに認定されることとなった。

1997年、セカンド・アルバム『アラウンド・ザ・ファー』をリリースする。このアルバムはBillboard 200において最高29位を記録し、オルテナティヴ・メタル・シーンにおいて彼らの名を轟かせることとなった。1999年にこのアルバムはゴールドディスクに、そして2011年にはプラチナディスクに認定されることとなる。その後、バンドはオズフェストピンクポップ・フェスティバルロスキルド・フェスティバルワープド・ツアーなどに出場する。

2000年、サード・アルバム『ホワイト・ポニー』をリリースする。このアルバム以降、友人であり以前のアルバムにも関わっていたフランク・デルガドが正式メンバーとなる。また、このアルバムは2002年にプラチナディスクに認定された。

2003年、セルフタイトルとなる4作目『デフトーンズ』をリリースする。このアルバムはBillboard 200において最高2位を記録した。

2005年、カバー曲やB面の曲、既発のミュージック・ビデオなどを収録したアルバム『Bサイズ&レア・トラックス』をリリースする。

2006年、アルバム『サタデイ・ナイト・リスト』をリリースする。また、このアルバムはBillboard 200において初登場10位を記録した。その後、2006年から2007年にかけてバンドはTaste of Chaos 2006Family Values Tour 2006Soundwaveなどに出場する。

2008年、バンドは本来であれば6作目となるアルバム『Eros』のレコーディングを開始する。しかし同年にチ・チェンが交通事故で意識不明の重体となる。それにより、このアルバムはチ・チェンが回復するまで保留扱いとなる。

2009年、バンドは新しくセルジオ・ベガを一時的なベーシストとして迎え入れる。

2010年、アルバム『ダイヤモンド・アイズ』をリリースする。このアルバムはBillboard 200において最高6位を記録した。同年、マストドンアリス・イン・チェインズとともにBlackdiamondskyeへ出場する。

2012年、アルバム『恋の予感』をリリースする。このアルバムはBillboard 200において最高11位を記録した。

2013年4月13日、2008年の交通事故で意識不明の重体だったチ・チェンが回復せず他界。42歳没。これにより、現メンバーの手で長らく保留扱いになっていた『Eros』を完成させる意思を固めたことが、チノの公式ページから発表された。

2016年、アルバム『ゴア』をリリース[6]

2020年、アルバム『オームズ』をリリース。[7]

2022年3月8日、セルジオ・ベガ(ベース)が、バンドから離脱したことをインスタグラムに投稿したビデオメッセージで公表[8][9]

メンバー

現ラインナップ

旧メンバー

  • ドミニク・ガルシア Dominic Garcia – ベース/ドラムス (1988–1990)/(1990-1991)
  • チ・チェン - Chi Cheng – ベース (1990–2008) RIP.2013
    デビュー当初からのメンバー。一部の曲などではバッキングボーカルも務めていた。
    2008年11月3日、カリフォルニア州サンタ・クララで交通事故により昏睡状態となる。2013年4月13日、5年間の闘病生活の末、心臓停止が原因で逝去したことを彼の家族が「One Love For Chi」にて明らかにした。42歳であった。[10][11][12]
  • ジョン・テイラー John Taylor – ドラムス (1991–1993)
  • セルジオ・ベガ - Sergio Vegaベース (2009–2022)
    2008年に交通事故に遭ったチ・チェンに代わるベーシストとして6thアルバム「ダイヤモンド・アイズ」より参加。

タイムライン

ディスコグラフィ

スタジオ・アルバム

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タイトル アルバムデータ チャート最高位 認定
US
[13]
AUS
[14]
AUT
[15]
FIN
[16]
FRA
[17]
GER
[18]
NLD
[19]
NZ
[20]
SWE
[21]
SWI
[22]
UK
[23]
アドレナリン
アラウンド・ザ・ファー
  • 原題: Around the Fur
  • 発売日: 1997年10月24日
  • レーベル: Maverick, Warner Bros.
  • フォーマット: CD, CS, LP, digital download
2932419956
ホワイト・ポニー
  • 原題: White Pony
  • 発売日: 2000年6月20日
  • レーベル: Maverick
  • フォーマット: CD, CS, LP, digital download
3239136112714356813
  • RIAA: プラチナ[24]
  • ARIA: ゴールド[26]
  • BPI: ゴールド[25]
  • CAN: ゴールド[27]
デフトーンズ
  • 原題: Deftones
  • 発売日: 2003年5月20日
  • レーベル: Maverick
  • フォーマット: CD, LP, digital download
2420914822223197
  • RIAA: ゴールド[24]
  • BPI: シルバー[25]
  • CAN: ゴールド[27]
サタデイ・ナイト・リスト
  • 原題: Saturday Night Wrist
  • 発売日: 2006年10月31日
  • レーベル: Maverick
  • フォーマット: CD, LP, digital download
102618333324638353133
  • US: 325,000+
ダイヤモンド・アイズ
  • 原題: Diamond Eyes
  • 発売日: 2010年5月4日
  • レーベル: Reprise, Warner Bros.
  • フォーマット: CD, LP, digital download
6221332238558251126
  • US: 236,000+
恋の予感
  • 原題: Koi No Yokan
  • 発売日: 2012年11月13日
  • レーベル: Reprise, Warner Bros.
  • フォーマット: CD, LP, digital download
1116253530172882230
  • US: 200,000+
ゴア
  • 原題: Gore
  • 発売日: 2016年4月8日
  • レーベル: Reprise, Warner Bros.
  • フォーマット: CD, LP, digital download
2171219715139105
  • US:
オームズ
  • 原題: Ohms
  • 発売日: 2020年9月25日
  • レーベル: Reprise, Warner Bros.
  • フォーマット: CD, LP, digital download
531110132382055
  • US:
"—" は未発売またはチャート圏外を意味する。
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コンピレーション・アルバム

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タイトル アルバムデータ チャート最高位
US
[13]
AUS
[14]
AUT
[15]
BEL (WA)
[28]
FRA
[17]
GER
[18]
SWI
[22]
UK
[23]
Bサイズ&レア・トラックス
  • 原題: B-Sides & Rarities
  • 発売日: 2005年10月4日
  • レーベル: Rhino, Maverick
  • フォーマット: CD, digital download
43305484598593100
カバーズ[29]
  • 原題: Covers
  • 発売日: 2011年4月16日
  • レーベル: Reprise, Warner Bros.
  • フォーマット: LP
ビニールコレクション 1995—2011[30]
  • 原題: The Vinyl Collection
  • 発売日: 2011年10月25日
  • レーベル: Reprise, Warner Bros.
  • フォーマット: LP box set
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ミュージック・ビデオ

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タイトル ディレクター
"7 Words" 1995 Chris Burns[31]
"Bored" 1996 Nick Egan[32]
"My Own Summer (Shove It)" 1997 Dean Karr[33]
"Be Quiet and Drive (Far Away)" 1998 Purge[34]
"Be Quiet and Drive (Acoustic Remix)" Frank Ockenfels
"Street Carp" 2000 James Sutton
"Change (In the House of Flies)" Liz Friedlander[35]
"Back to School (Mini Maggit)" Paul Hunter[36]
"Digital Bath" 2001 Andrew Bennet[37]
"Minerva" 2003 Paul Fedor[38]
"Hexagram" Darren Doane[39]
"Bloody Cape" James Minchin III
"Root" 2005 Nick Lambrou[40]
"Engine No. 9"
"Hole in the Earth" 2006 Brian Lazzaro[41]
"Mein" 2007 Bernard Gourley[42]
"Rocket Skates" 2010 Timothy McGurr, Kenzo Digital[43]
"Diamond Eyes" Roboshobo[44]
"Sextape" ZFCL[45]
"You've Seen the Butcher" Zodeb[46]
"Beauty School" 2011 Timothy McGurr[47]
"Swerve City" 2013 Gus Black[48]
"Swerve City (Tour Version)" Ryan Mackfall[49]
"Romantic Dreams" Brett Novak[50]
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来日公演

1998年

DEFTONES JAPAN TOUR 1998

  • 9月2日 東京・渋谷O-EAST、3日 東京・渋谷O-EAST、4日 大阪 Bayside Jenny

2006年

DEFTONES JAPAN TOUR 2006

  • 8月10日 東京・恵比寿Liquid Room、12日 SUMMER SONIC 06 Tokyo、13日 SUMMER SONIC 06 Osaka

2007年

DEFTONES JAPAN TOUR 2007

  • 2月17日 大阪・心斎橋CLUB QUATTRO、18日 東京・Zepp Tokyo、19日 愛知・名古屋CLUB QUATTRO、21日 東京・渋谷duo MUSIC EXCHANGE

2011年

DEFTONES JAPAN TOUR 2011

  • 2月10日 渋谷CLUB QUATTRO

2013年

OZZFEST JAPAN 2013

  • 5月11日 幕張メッセ

2016年

KNOTFEST JAPAN 2016

  • 11月5日 幕張メッセ

コラボレーション等

ゲスト・ボーカル

トリヴィア

日本語インタビュー

脚注

外部リンク

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