デフトーンズ
アメリカ合衆国のオルタナティヴ・メタル・バンド
From Wikipedia, the free encyclopedia
デフトーンズ(英: Deftones)は、アメリカ合衆国出身のオルタナティヴ・メタル・バンド。
| デフトーンズ Deftones | |
|---|---|
|
ドイツ・ニュルンベルク公演 (2016年6月) | |
| 基本情報 | |
| 出身地 |
カリフォルニア州サクラメント |
| ジャンル |
オルタナティヴ・メタル[1][2][3] エクスペリメンタル・ロック[1] ポストメタル ニュー・メタル(初期)[1][2][3] オルタナティヴ・ロック[2][3] |
| 活動期間 | 1988年 - 現在 |
| レーベル |
ワーナーミュージック マーヴェリック・レコード リプリーズ・レコード |
| 共同作業者 |
チーム・スリープ パームズ クイックサンド |
| 公式サイト |
Deftones MySpace |
| メンバー |
チノ・モレノ (Vo) ステファン・カーペンター (Gt) エイブ・カニンガム (Dr) フランク・デルガド (Key、DJ) |
| 旧メンバー |
チ・チェン (Ba) セルジオ・ベガ (Ba) ほか別記参照 |
1988年結成。これまでリリースしたアルバム『アドレナリン』、『アラウンド・ザ・ファー』、『ホワイト・ポニー』の3枚でプラチナディスク、およびセルフタイトルの『デフトーンズ』でゴールドディスクを獲得するなどの実績を誇る。2001年度グラミー賞受賞。
概要

バンド名の「Deftones」はヒップホップにおけるスラングの「def」と音色などを表す「tone(s)」を組み合わせた造語である。ニュー・メタルからエクスペリメンタル・ロックなどにカテゴライズされる独自の音楽性が特徴で、その耽美かつ先鋭的なサウンドからしばし「ヘヴィ・ロック界のレディオヘッド」の異名を取る[4]。
評論家たちはよく彼等の音楽を「近年で最もユニークなロック・バンドの一つ」「革新的で空間的な音楽」と賞賛する。ジョニー・ロフタスは彼等について「ロックの評論家は、少なくとも過ぎ去ったメタルムーブメントよりも上質で、そのムーブメントから遠く離れたデフトーンズのために素晴らしい場所をとっておく(中略)デフトーンズは常に強い創作意欲を持ち、D.C.ハードコア(ワシントンD.C.を中心に勃興したポスト・ハードコアの系統の一つ)やドリーム・ポップといったトラディショナルな音楽を北カリフォルニア的なオルタナティヴ・メタルに取り入れるなどしている」と語っている[5]。
略歴

1988年、幼い頃から友人同士であったチノ・モレノ、ステファン・カーペンター、エイブ・カニンガムの3人と、そこにチ・チェンが加わりバンドが結成される。結成から2年ほどサンフランシスコやロサンゼルスでライブ活動を行い、この時マーヴェリック・レコードと契約する。
1995年、デビュー・アルバムとなる『アドレナリン』をリリースする。このアルバムはトップ・ヒートシーカーズにおいて最高で23位を記録した。また1999年にこのアルバムはアメリカレコード協会によってゴールドディスクに認定された。また2008年にはプラチナディスクに認定されることとなった。
1997年、セカンド・アルバム『アラウンド・ザ・ファー』をリリースする。このアルバムはBillboard 200において最高29位を記録し、オルテナティヴ・メタル・シーンにおいて彼らの名を轟かせることとなった。1999年にこのアルバムはゴールドディスクに、そして2011年にはプラチナディスクに認定されることとなる。その後、バンドはオズフェスト、ピンクポップ・フェスティバル、ロスキルド・フェスティバル、ワープド・ツアーなどに出場する。
2000年、サード・アルバム『ホワイト・ポニー』をリリースする。このアルバム以降、友人であり以前のアルバムにも関わっていたフランク・デルガドが正式メンバーとなる。また、このアルバムは2002年にプラチナディスクに認定された。
2003年、セルフタイトルとなる4作目『デフトーンズ』をリリースする。このアルバムはBillboard 200において最高2位を記録した。
2005年、カバー曲やB面の曲、既発のミュージック・ビデオなどを収録したアルバム『Bサイズ&レア・トラックス』をリリースする。
2006年、アルバム『サタデイ・ナイト・リスト』をリリースする。また、このアルバムはBillboard 200において初登場10位を記録した。その後、2006年から2007年にかけてバンドはTaste of Chaos 2006、Family Values Tour 2006、Soundwaveなどに出場する。
2008年、バンドは本来であれば6作目となるアルバム『Eros』のレコーディングを開始する。しかし同年にチ・チェンが交通事故で意識不明の重体となる。それにより、このアルバムはチ・チェンが回復するまで保留扱いとなる。
2009年、バンドは新しくセルジオ・ベガを一時的なベーシストとして迎え入れる。
2010年、アルバム『ダイヤモンド・アイズ』をリリースする。このアルバムはBillboard 200において最高6位を記録した。同年、マストドンやアリス・イン・チェインズとともにBlackdiamondskyeへ出場する。
2012年、アルバム『恋の予感』をリリースする。このアルバムはBillboard 200において最高11位を記録した。
2013年4月13日、2008年の交通事故で意識不明の重体だったチ・チェンが回復せず他界。42歳没。これにより、現メンバーの手で長らく保留扱いになっていた『Eros』を完成させる意思を固めたことが、チノの公式ページから発表された。
2020年、アルバム『オームズ』をリリース。[7]
2022年3月8日、セルジオ・ベガ(ベース)が、バンドから離脱したことをインスタグラムに投稿したビデオメッセージで公表[8][9]。
メンバー
現ラインナップ
- チノ・モレノ - Chino Moreno – ボーカル/ギター (1988– )
- ステファン・カーペンター - Stephen Carpenter – ギター (1988– )
- エイブ・カニンガム - Abe Cunningham – ドラムス (1988–1990, 1993– )
- フランク・デルガド - Frank Delgado – キーボード/DJ (1998– )
- 3rdアルバム「ホワイト・ポニー」より正式メンバーとして参加。
- チノ・モレノ (Vo) 2016年
- ステファン・カーペンター (G) 2016年
- セルジオ・ベガ (B) 2016年
- エイブ・カニンガム (Ds) 2014年
- フランク・デルガド (Key) 2017年
旧メンバー
- ドミニク・ガルシア Dominic Garcia – ベース/ドラムス (1988–1990)/(1990-1991)
- チ・チェン - Chi Cheng – ベース (1990–2008) RIP.2013
- ジョン・テイラー John Taylor – ドラムス (1991–1993)
- セルジオ・ベガ - Sergio Vega – ベース (2009–2022)
- 2008年に交通事故に遭ったチ・チェンに代わるベーシストとして6thアルバム「ダイヤモンド・アイズ」より参加。
タイムライン

ディスコグラフィ
スタジオ・アルバム
| タイトル | アルバムデータ | チャート最高位 | 認定 | |||||||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| US [13] |
AUS [14] |
AUT [15] |
FIN [16] |
FRA [17] |
GER [18] |
NLD [19] |
NZ [20] |
SWE [21] |
SWI [22] |
UK [23] | ||||
| アドレナリン |
|
— | — | — | — | — | — | — | — | — | — | — | ||
| アラウンド・ザ・ファー |
|
29 | — | — | 32 | 41 | — | 99 | — | — | — | 56 | ||
| ホワイト・ポニー |
|
3 | 2 | 39 | 13 | 6 | 11 | 27 | 14 | 35 | 68 | 13 | ||
| デフトーンズ |
|
2 | 4 | 20 | 9 | 14 | 8 | 22 | 2 | 23 | 19 | 7 | ||
| サタデイ・ナイト・リスト |
|
10 | 26 | 18 | 33 | 33 | 24 | 63 | 8 | 35 | 31 | 33 |
| |
| ダイヤモンド・アイズ |
|
6 | 22 | 13 | 32 | 23 | 8 | 55 | 8 | 25 | 11 | 26 |
| |
| 恋の予感 |
|
11 | 16 | 25 | 35 | 30 | 17 | 28 | 8 | — | 22 | 30 |
| |
| ゴア |
|
2 | 1 | 7 | 12 | 19 | 7 | 15 | 1 | 39 | 10 | 5 |
| |
| オームズ |
|
5 | 3 | 11 | 10 | 13 | 23 | 8 | 20 | — | 5 | 5 |
| |
| "—" は未発売またはチャート圏外を意味する。 | ||||||||||||||
コンピレーション・アルバム
| タイトル | アルバムデータ | チャート最高位 | |||||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| US [13] |
AUS [14] |
AUT [15] |
BEL (WA) [28] |
FRA [17] |
GER [18] |
SWI [22] |
UK [23] | ||||
| Bサイズ&レア・トラックス |
|
43 | 30 | 54 | 84 | 59 | 85 | 93 | 100 | ||
| カバーズ[29] |
|
— | — | — | — | — | — | — | — | ||
| ビニールコレクション 1995—2011[30] |
|
— | — | — | — | — | — | — | — | ||
| "—" は未発売またはチャート圏外を意味する。 | |||||||||||
ミュージック・ビデオ
| タイトル | 年 | ディレクター |
|---|---|---|
| "7 Words" | 1995 | Chris Burns[31] |
| "Bored" | 1996 | Nick Egan[32] |
| "My Own Summer (Shove It)" | 1997 | Dean Karr[33] |
| "Be Quiet and Drive (Far Away)" | 1998 | Purge[34] |
| "Be Quiet and Drive (Acoustic Remix)" | Frank Ockenfels | |
| "Street Carp" | 2000 | James Sutton |
| "Change (In the House of Flies)" | Liz Friedlander[35] | |
| "Back to School (Mini Maggit)" | Paul Hunter[36] | |
| "Digital Bath" | 2001 | Andrew Bennet[37] |
| "Minerva" | 2003 | Paul Fedor[38] |
| "Hexagram" | Darren Doane[39] | |
| "Bloody Cape" | James Minchin III | |
| "Root" | 2005 | Nick Lambrou[40] |
| "Engine No. 9" | ||
| "Hole in the Earth" | 2006 | Brian Lazzaro[41] |
| "Mein" | 2007 | Bernard Gourley[42] |
| "Rocket Skates" | 2010 | Timothy McGurr, Kenzo Digital[43] |
| "Diamond Eyes" | Roboshobo[44] | |
| "Sextape" | ZFCL[45] | |
| "You've Seen the Butcher" | Zodeb[46] | |
| "Beauty School" | 2011 | Timothy McGurr[47] |
| "Swerve City" | 2013 | Gus Black[48] |
| "Swerve City (Tour Version)" | Ryan Mackfall[49] | |
| "Romantic Dreams" | Brett Novak[50] | |
来日公演
1998年
DEFTONES JAPAN TOUR 1998
- 9月2日 東京・渋谷O-EAST、3日 東京・渋谷O-EAST、4日 大阪 Bayside Jenny
2006年
DEFTONES JAPAN TOUR 2006
- 8月10日 東京・恵比寿Liquid Room、12日 SUMMER SONIC 06 Tokyo、13日 SUMMER SONIC 06 Osaka
2007年
DEFTONES JAPAN TOUR 2007
- 2月17日 大阪・心斎橋CLUB QUATTRO、18日 東京・Zepp Tokyo、19日 愛知・名古屋CLUB QUATTRO、21日 東京・渋谷duo MUSIC EXCHANGE
2011年
DEFTONES JAPAN TOUR 2011
- 2月10日 渋谷CLUB QUATTRO
2013年
OZZFEST JAPAN 2013
- 5月11日 幕張メッセ
2016年
KNOTFEST JAPAN 2016
- 11月5日 幕張メッセ
コラボレーション等
ゲスト・ボーカル
- アルバム『Around The Fur』に収録されている「Headup」には、ソウルフライのマックス・カヴァレラがゲスト参加している。
- アルバム『White Pony』に収録されている「Passenger」には、トゥールのメイナード・ジェームス・キーナンがゲスト参加している。
- アルバム『Saturday Night Wrist』に収録されている「Mein」には、システム・オブ・ア・ダウンのサージ・タンキアンがゲスト参加している。システム・オブ・ア・ダウンのライブではサプライズ出演し「toxicity」をサージ・タンキアンと共にボーカルを務めた。
- アルバム『Saturday Night Wrist』に収録されている「Pink Cellphone」には、ジャイアント・ドラッグのアニー・ハーディがゲスト参加している。
トリヴィア
- 同郷でインディーズ時代から同じライブハウスで活動していたバンドにコーンなどがいる。
- デフトーンズを絶賛しているバンドにリンプ・ビズキットやP.O.D.などがいる。
- チノ・モレノ、ステファン・カーペンターともに、ギターはESPを愛用。
- アルバム『ダイヤモンド・アイズ』からチ・チェンに代わり、元クイックサンドのセルジオ・ベガがベーシストを担当している。
- アルバム『ダイヤモンド・アイズ』では8弦ギターを使用している。その後、アルバム『オームズ』では9弦ギターを使用している。
- アルバム『ダイヤモンド・アイズ』のタイトルトラック「Diamond Eyes」はゲーム『Saints Row: The Third』に使用されている。
日本語インタビュー
- http://www.musicgear.jp/article/interview/20070218deftones/ (2007年2月18日、Music Gear)
- https://gekirock.com/interview/2007/02/deftones.php (2007年2月18日、激ロック)
- https://gekirock.com/interview/2010/07/deftones_1.php (2010年7月7日、激ロック)
- https://gekirock.com/interview/2011/03/deftones_2.php (2011年3月3日、激ロック)
- https://gekirock.com/interview/2012/11/deftones_3.php (2012年11月3日、激ロック)
- http://www.youblisher.com/p/442641-GrindHouse-magazine-Vol-74/ (2012年、14ページ目にて、Grind House vol.74に掲載)