炭酸鉄(II)
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炭酸鉄(II)(たんさんてつ)は、鉄の炭酸塩で、化学式FeCO3で表される。菱鉄鉱の主成分。鉄の炭酸塩には他に炭酸鉄(III)がある。密度は3.8-4.0g/cm3
| 物質名 | |
|---|---|
炭酸鉄(II) | |
別名 炭酸第一鉄 | |
| 識別情報 | |
3D model (JSmol) |
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| ChemSpider | |
| ECHA InfoCard | 100.008.418 |
| E番号 | E505 (pH調整剤、固化防止剤) |
PubChem CID |
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| UNII | |
CompTox Dashboard (EPA) |
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| 性質 | |
| FeCO3 | |
| モル質量 | 115.854 g/mol |
| 外観 | 無色結晶 |
| 密度 | 3.96 g/cm3[1] |
| 融点 | 200℃分解 |
| 7.2×10-2 g/100 cm3溶液 (18 ℃)[2] | |
| 構造 | |
| 三方晶系 | |
| 熱化学 | |
| 標準定圧モル比熱, Cp⦵ | 82.13 J mol−1K−1 |
| 標準モルエントロピー S⦵ | 92.9 J mol−1K−1 |
標準生成熱 (ΔfH⦵298) |
−740.57 kJ mol−1[3] |
| 危険性 | |
| 引火点 | 不燃性 |
| 関連する物質 | |
| 関連物質 | 炭酸マグネシウム;炭酸コバルト(II);炭酸ニッケル(II);炭酸亜鉛 |
生成
性質
乾燥空気中では安定であるが、湿った空気中では酸化されて褐色あるいは黒味を帯びる。濃炭酸水素ナトリウム水溶液に錯体を生成して溶け、希塩酸、希硫酸には二酸化炭素を発生して溶解し鉄(II)塩を生じる。
加熱によって200℃辺りから分解が始まり、490℃で二酸化炭素の解離圧が1気圧に達し、同時に分解生成物である二酸化炭素と酸化鉄(II)の反応も進行して四酸化三鉄を生成する[1]。
20℃において1気圧で二酸化炭素を飽和した水には炭酸水素鉄(II) Fe(HCO3)2 を生じて、1リットル当り約1g溶解し、この炭酸水素鉄(II)は天然鉱泉中にも存在する。炭酸水素鉄(II)は固体結晶としては単離されていない[1]。
水田土壌中における生成
炭酸鉄(III)
炭酸鉄には、二価の炭酸鉄(II)だけではなく、三価の炭酸鉄(III)もあるとされる。炭酸鉄(III)は、鉄(III)塩水溶液に炭酸アンモニウム水溶液を反応させたときに生じる赤色沈殿だとされるが、それが、炭酸鉄(III)であるかは確かではない。
