GJ 1245

はくちょう座の三連星系 From Wikipedia, the free encyclopedia

GJ 1245(またははくちょう座V1581星)は、はくちょう座の方角にある恒星系であり、太陽系から比較的近い場所にある。GJ 1245 AGJ 1245 B及びGJ 1245 Cから構成される3重連星である。3つの恒星とも比較的暗い。

仮符号・別名はくちょう座V1581星
見かけの等級 (mv)13.41 / 16.75
変光星型閃光星 / 閃光星?
概要 仮符号・別名, 星座 ...
GJ 1245 A / C
仮符号・別名 はくちょう座V1581星
星座 はくちょう座
見かけの等級 (mv) 13.41 / 16.75
変光星型 閃光星 / 閃光星?
位置
元期:J2000.0
赤経 (RA, α)  19h 53m 54.4686s[1]
赤緯 (Dec, δ) +44° 24 53.085[1]
視線速度 (Rv) 3 km/s[1]
固有運動 (μ) 赤経: 360.9 ミリ秒/[1]
赤緯: -483.4 ミリ秒/年[1]
年周視差 (π) 220 ± 1ミリ秒 [1]
距離 14.8 ± 0.1 光年
(4.55 ± 0.02 パーセク
絶対等級 (MV) 15.31 / 18.46
物理的性質
半径 0.176 / ? R[2]
質量 0.129 / 0.074 M[3]
自転周期 0.2632 [4] / ?
スペクトル分類 M5 V / M8 V[5]
光度 8.4 ×10−5 L[6]
表面温度 3,100 K[7] / ?
金属量[Fe/H] 0.02 / -0.01[8]
年齢 < 2 ×109[9]
軌道要素と性質
軌道長半径 (a) 0.594″[10]
離心率 (e) 0.32[9]
公転周期 (P) 15.22 年[9]
軌道傾斜角 (i) 135°[9]
他のカタログでの名称
NLTT 48414, Zkh 298, LHS 3494, G 208-44, LSPM J1953+4424W, USNO 892, 2MASS J19535443+4424541, USNO 353, LCC 0415 / 0465.
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変光星型閃光星
赤経 (RA, α) 19h 53m 55.2460s[11]
概要 星座, 見かけの等級 (mv) ...
GJ 1245 B
星座 はくちょう座
見かけの等級 (mv) 13.99
変光星型 閃光星
位置
元期:J2000.0
赤経 (RA, α)  19h 53m 55.2460s[11]
赤緯 (Dec, δ) +44° 24 52.642[11]
視線速度 (Rv) 5.43 km/s[11]
固有運動 (μ) 赤経: 397 ミリ秒/[11]
赤緯: -482 ミリ秒/年[11]
年周視差 (π) 220 ± 1 ミリ秒[11]
距離 14.8 ± 0.1 光年
(4.55 ± 0.02 パーセク
絶対等級 (MV) 15.72
物理的性質
半径 0.158 R[2]
質量 0.10 M[12]
自転周期 0.709 [4]
スペクトル分類 M5 V[5]
光度 4.8 ×10−5 L[6]
表面温度 2,930 K[13]
年齢 < 2 ×109[9]
軌道要素と性質
軌道長半径 (a) 40.1 AU[10]
公転周期 (P) ~ 700 年[14]
他のカタログでの名称
NLTT 48415, Zkh 299, LHS 3495, G 208-45, LSPM J1953+4424E, USNO 893, 2MASS J19535508+4424550, USNO 354, LCC 0415 / 0465.
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発見

ギクラスらによる固有運動が大きい恒星の捜索によって、発見された[15]。発見時から二重星であることが知られ、それぞれにギクラスのカタログでG 208-44G 208-45という符号が付与された。

その後、年周視差と固有運動が詳しく測定され、この2つの恒星が連星系を形成し、太陽系にかなり近いことが明らかになった[14]。併せて、どちらの恒星も質量太陽の1割程度という小さい恒星であること、連星系の公転周期が概ね700年程度であることも推測された。

1975年には、フレアによるものとみられる急激な増光が観測され、観測結果がくじら座UV星に似ていることから、閃光星であると考えられるようになり[16]、はくちょう座V1581星という変光星名も付けられた[17]。更に詳しく観測すると、主星と伴星の両方が閃光星であることもわかってきた[18]

1988年には、スペックル・イメージングによってG 208-44自体も連星であることがわかった[9]。GJ 1245星系は、発見当時太陽系から2番目に近い3重連星系であった。

特徴

主星Aと伴星Cはかなり接近しており、両者の距離はおよそ2.7AU、公転周期はおよそ15年と見積もられている[10][9]。主星Aと伴星Cの周りを回るように、離れた場所に伴星Bがあり、その距離はおよそ40AU、公転周期は700年くらいあると予想されている。

この星系の3つの恒星はいずれもM型の赤色矮星で、質量が太陽の1割前後の小さい恒星である。特に伴星Cは、推定質量が約0.074太陽質量で、最も質量が小さい恒星の一つとされる[3]

この星系は、ちょうどケプラー宇宙望遠鏡の観測領域に位置するため、ケプラーによる密な追跡観測も行われている[4]光度曲線の変化から、自転周期は主星Aがおよそ6時間半、伴星Bがおよそ17時間と推定され、質量やスペクトルがよく似ている2つの星の自転速度に大きな差があることになる。また、フレアの発生頻度は、主星Aが1日あたり3回、伴星Bが1日あたり2.6回と、主星Aでより多くフレアが発生している。

主星Aの自転速度の速さ、伴星Bの彩層活動の活発さから、GJ 1245星系の年齢は比較的若く、20億年以下であると考えられる[9]

出典

関連項目

外部リンク

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