Gnash

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Gnash(グナッシュ)は、Adobe Flashフォーマットのコンテンツを再生できる自由ソフトウェアメディアプレーヤーである。

作者 Rob Savoye など
開発元 Gnash プロジェクト
最新版
0.8.10 / 2012年1月31日 (14年前) (2012-01-31)
概要 作者, 開発元 ...
Gnash
Gnash 0.8.0 のスクリーンショット
作者 Rob Savoye など
開発元 Gnash プロジェクト
最新版
0.8.10 / 2012年1月31日 (14年前) (2012-01-31)
リポジトリ ウィキデータを編集
プログラミング
言語
C++, GTK+ / Qt
対応OS クロスプラットフォーム
サポート状況 開発終了
種別 メディアプレーヤー
ライセンス GPL
公式サイト
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歴史

Gnashは、GameSWF (ゲームスウィフ)のパブリックドメインのコードをもとにして作られている。2005年12月にGameSWFはフォークされ、GNUプロジェクトスタイルに再アレンジされた後、GnashプロジェクトとしてFirefoxプラグインの開発が開始された[1]

主なバージョン

概要

名称は、「GNU」と「Flash」から取られている。これに加えて、「プロプライエタリなソフトウェアをインストールしなければ、自分の使っているプラットフォーム上でFlashを再生できないことに対して歯ぎしり(=英語で"gnash")する」[6]、という意も含むダブルミーニングとなっている。本来、英語のgnashは「ナッシュ」と発音されるが、GNUを「ヌー」ではなく「グヌー」と呼ぶのと同様に、Gnashは「グナッシュ」と発音される。

ライセンスはGPLであり、その開発プロジェクトはFSFの高優先自由ソフトウェアプロジェクト[7]に挙げられている。FSFによるGPL3リリースに伴い、Gnashのライセンスはバージョン0.8.1から GPL3になった[8]

GnashはスタンドアロンのFlash再生ソフトとして動作する。KDEベースのものはKlashと呼ばれる。プラグインとしても使われ、FirefoxのようなMozilla系のブラウザやKonquerorで使える。

GnashはC++で実装され、Boostが利用されている。Gnashは複数のバックエンドを持っており、レンダリングには OpenGL、AGG (Anti-Grain Geometry)、Cairoなど、サウンドにはSDLGStreamerなどから選択できる。AGGは主に組み込みシステムなどOpenGLが使用できない環境での利用を想定している。GUIとしては、GTK+Qtフレームバッファなどが用意されている[9]

今のところリリースされているのはベータ版までである。

GnashではAdobe Flash Playerが持つ機能を実装することを目標としており、SWF(バージョン7の大部分と、8と9の一部)とFLVに対応している。

Adobe Flash Playerに存在せず、Gnashに存在する機能に拡張機能がある。これはFlashの仕様に無い機能を追加するものである[10]。拡張機能はデフォルトで無効になっており、有効にするにはユーザ設定ファイルで明示的にオンにする必要がある[11]

プラットフォーム

Gnashは64ビット環境を含むLinuxmacOSFreeBSDNetBSDOpenBSDIRIXWindowsOS/2などで動作する[9]。Adobe Flash PlayerのLinux版はx86互換CPUのみで動作し、PowerPCSPARC上のLinuxやFreeBSDはサポートしない[12]。64ビット対応のAdobe Flash PlayerについてはLinux 版がアルファ版としてある[13]が、安定版の Adobe Flash Player はない[14]

この他に、対応Flash PlayerがリリースされていないRISC OS[15]や最新の Flash Playerがバージョン4のBeOS[16]にもGnash が移植されている。スマートフォンPDAなどの組み込みシステムでも動作する。

開発

アドビはFlashの仕様書を公開している。しかし、以前はFlashの再生ソフトの開発に利用することを認めていなかった。そのため、Gnashの開発メンバーは アドビのライセンスに縛られないように、それを参照せずアドビの開発ツールを利用せずに、ウェブ上に存在するFlashファイルを集めて解析するというクリーンルーム方式での開発を行っていた[17]。しかし、2008年5月1日のライセンス変更でOpen Screen Projectが始まり、仕様書を参照しながら互換プレーヤーを作れるようになった[18]

脚注

関連項目

外部リンク

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