Goat Simulator
From Wikipedia, the free encyclopedia
『Goat Simulator』(ゴートシミュレーター)は、スウェーデンのゲーム会社・Coffee Stain Studiosによるゲームソフト。プレイヤーが1頭のヤギに扮してゲーム内の世界で自由に振舞うことができるシミュレーションゲームまたはアクションゲーム。当初はPC向けに配信され、のちにスマートデバイスや家庭用ゲーム機向けに移植された。また、全ての追加コンテンツを含むバージョンとして『Goat Simulator: The GOATY』(― ザ ゴーティ)[注 1]が配信されている。
アクションゲーム
OS X
Linux
iOS
Android
Xbox 360
Xbox One
PlayStation 3
PlayStation 4
Nintendo Switch
最高4人(画面分割による共有プレイ)
| ジャンル |
シミュレーションゲーム アクションゲーム |
|---|---|
| 対応機種 |
Microsoft Windows Vista(現在配信されてない)/7/8/8.1/10 OS X Linux iOS Android Xbox 360 Xbox One PlayStation 3 PlayStation 4 Nintendo Switch |
| 開発元 | Coffee Stain Studios |
| 人数 |
最低1人 最高4人(画面分割による共有プレイ) |
| 発売日 | 2014年4月2日(日本時間) |
| ゲームエンジン | Unreal Engine 3 |
| 売上本数 | 250万本(2015年1月時点)[1] |
| その他 | 対応言語:英語 |
沿革
FPSとタワーディフェンスを組み合わせた『Sanctum』[3]で知られるCoffee Stain Studios[4]が社内におけるプログラマ訓練の一環として制作したもの[5][6]で当初発売の予定は無かったが、スタッフがYouTubeへ投稿したアルファ版プレイ動画[7][4]の再生数が数日で大きく伸びた[8][6]ことやそこに寄せられた要望を受けて2014年4月2日(日本時間)にSteamとMagino Drive[注 2][9]にて正式発売され[10][6][3]、このうち後者において本項表題の日本語名で扱われた。Steamでは発売前から利用者による期待の声が複数寄せられた[2]。
2014年6月4日にアップデートパッチ「Patch.1.1」が公開され、4種のヤギと3つのゲームモード、従来のものと同等の広さのマップ1つが追加され、プレイヤーのヤギが自転車やスケートボードに乗ったり、一つの画面を分割して最大4人で遊べる機能も加えられた[11]。
同年11月20日に公開された「Patch.1.2」では「Goat MMO Simulator」と題する大規模アップデートを実施、後述のとおり従来とは全く様相の異なるゲームとなった[12]。
2015年5月7日付のFacebook本作公式ページに、「Extra Special Thanks」として日本のゲームデザイナー小島秀夫及び彼の率いたチーム「小島プロダクション」の名を記載した本作のスタッフロール画面が掲載された。添付されたコメントによれば「小島の名が『メタルギアソリッドV』のクレジットから削除されたため、本作のクレジットに加えた」という。また同画面では、小島とギレルモ・デル・トロの参加で話題となりながらも2015年4月に開発中止が発表され[13]世界的に継続を望む署名活動も行われたホラーゲーム『SILENT HILLS』及びその体験版として配信された『P.T.』[14]のプロジェクト継続を望む言葉も併記された[15][16][17][18]。
概要
ゲームは3DCGで表現されたオープンワールド風の空間で展開し、プレイヤーは主人公たるヤギを背後から見る三人称視点で操作する。表題に「シミュレーター」とあるがヤギの生態や習性を忠実に再現するものではなく[6]、人里に現れたヤギを操ってNPCである人間たちに悪戯などをし、その結果起こるNPCの混乱、物理演算やラグドール効果[注 3]あるいはバグによる滑稽な動きを楽しむゲームである[6][3][19]。但し、目的などが設定されていないので遊ぶ人によってはすぐに飽きたり全く楽しめない可能性もある[19]。上述のとおり元々は商業展開を想定せず短期間で制作されたためバグが多くゲーム世界も狭いことが公知されており公式サイトにも「これは狭くてユルいバカゲーなので『GTA』のヤギ版のような期待をしないで欲しい」[注 4]と記されている[6]。一方、「Steam Work Shop」に対応し利用者の開発したMODで諸要素を変更・拡張できる[6]。また、本作の公式WikiサイトがCoffee Stain Studiosにより公開されている[20]。
パッチ1.1までのゲーム内容
このゲームの舞台は設定の明らかでない現代風の小さな町を含む土地で、町には中に入れる建物もある。プレイヤーはデフォルメなどを施されていない外観上は一般的なヤギのキャラクターを操作する。このヤギはキーボードとマウスで操られ「歩く・走る・階段や梯子を昇降する」「ジャンプ」「鳴く」動作のほか、「舐める」ことにより舌で対象を引っ張ったり、「頭突き」で対象を攻撃できる。加えて、ヤギは自動車に衝突したり爆発に巻き込まれても負傷したり死ぬことは無い[3]。また、プレイヤーの任意でゲーム処理をスローモーションにしたり[3]、それまでのゲーム進行を初期状態に戻したりもできる[6]。ゲーム中は連続攻撃(コンボ)など幾つかの行動に際して「実績」達成により点数を獲得したり[3]、条件を満たせばプレイヤーキャラクターとしてキリンやダチョウ、ペンギン、クジラを使える[21]という仕掛けもあるものの、背景となる物語や達成すべき目的、ゲームオーバー条件や時間制限などは無い。
Goat MMO Simulator
GoatZ
2015年5月7日に配信された有料ダウンロードコンテンツで、導入するとゲームモードの一つとして遊べる。プレイヤーはゾンビヤギを操り、感染者を増やしたり、ミッション(任務)を達成したりする。また、武器の制作も可能なことやタイトルロゴや名前を含め、ゾンビの徘徊する世界でのサバイバルを主題とする『DayZ』や『Rust』を意識したものとみられる。体力の概念があり、一定量ダメージをうけるか満腹度メーターが0になると体力が減少し、最終的には死亡する。体力は、脳を食べるかミッションを達成することで回復するが、脳はゾンビを倒さないと得られず、ミッションも制限時間があり、そもそも満腹度メーターが0になるまでが早い。[25][26][27][28][29]