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Google Cloud

Googleのクラウドコンピューティングサービス From Wikipedia, the free encyclopedia

Google Cloud(グーグル クラウド)とは、Googleが提供しているクラウドコンピューティングサービスである。2022年6月に正式名称が「Google Cloud Platform(GCP)」から「Google Cloud」に改名された[3]。2025年時点のクラウド全体における世界的シェアは、AWSの29%、Microsoft Azureの20%についでGoogle Cloudが、第3位の13%を占める[4]

概要 URL, 運営者 ...
Google Cloud
URL cloud.google.com?hl=ja
運営者 Google
業種 ウェブサービスクラウドコンピューティング
収益 増加 US$13 billion (2020) [1]
営業利益 減少 -US$5.61 billion (2020) [2]
開始 2008年4月7日 (18年前) (2008-04-07)
現在の状態 Active
プログラミング言語
IPアドレス
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Google 検索YouTubeなどのエンドユーザー向けのサービスにおいても、同じインフラストラクチャーが利用されている[5]。さまざまな管理ツールに加えて、一連のモジュール化されたクラウドサービスが提供されており、コンピューティング、データストレージ、データ分析、機械学習などのサービスがある[6]。登録にはクレジットカードまたは銀行口座の情報が必要である[7]。Google Cloudは、infrastructure as a serviceplatform as a service、およびサーバーレス・コンピューティングの各種環境を提供する。

Googleの最初のクラウドコンピューティングサービスは、2008年4月に発表されたApp Engineである。これは、Googleが管理するデータセンター内でウェブアプリケーションを開発およびホストするプラットフォームであった。このサービスは2011年11月に一般公開され、それ以来、Googleは多数のクラウドサービスをプラットフォームに追加し続けている。

Google Cloudには、その他に、Google Workspace、エンタープライズ向けAndroidおよびChromeOS機械学習のためのアプリケーションプログラミングインタフェース (API)、エンタープライズ向けマップサービスなどが存在する。

サービス一覧

Google Container Engine/Kubernetesに関するカンファレンスでのプレゼンテーションの様子

2026年時点で、Google Cloudは150以上のサービスを提供しており、ウェブのユーザインタフェース、コマンドラインツール、REST APIが提供されている。主要なサービスを以下に挙げる[8]

コンピューティング

  • Compute Engine - LinuxWindows Server などの仮想マシンを動かせる Infrastructure as a Service
    • Spot VM - 余剰リソースを活用することで、通常のVMより大幅に低価格(最大91%オフ)で利用できる仮想マシン。ただし、Google Cloud側でリソースが必要になった際に強制終了される可能性があるため、耐障害性のあるバッチ処理などに適している。
    • マネージド インスタンス グループ (MIG) - 同一の構成を持つ複数のVMインスタンスを一つのグループとして自動管理する機能。オートスケーリングや自動復旧などの機能を提供し、高可用性と拡張性を実現する。
    • VM Manager - 大規模なVM群のOSパッチ適用、インベントリ収集、構成管理を自動化する Compute Engine 専用の管理ツール。
  • Kubernetes Engine(GKE) - マネージドKubernetesサービス(Container as a Service)、旧称Google Container Engine[9][10]。機能拡張版としてGKE Enterpriseエディション(旧:Anthos)があり、フリート管理機能があり、マルチクラウド/ハイブリッドクラウドを含めてK8sを統合管理が可能。
    • GKE Standard - 基盤となるCompute Engineのノード構成やOSをユーザー自身が細かく制御・カスタマイズできる従来の実行モード。
    • GKE Autopilot - ノード(VM)のプロビジョニングからセキュリティパッチまでをGoogleが全自動で行う実行モード。Pod単位でのみ課金され、運用負荷を下げる。
  • App Engine - ウェブアプリケーションのための Platform as a Service
    • App Engine Standard - Googleのサンドボックス環境で実行され、トラフィックがない時はインスタンス数を0にスケールダウンできる軽量・高速起動な環境。
    • App Engine Flexible - 任意のDockerコンテナをCompute EngineのVM上で実行し、より柔軟なOSカスタマイズが可能な環境。
  • Cloud Run - Knativeをベースにしたサーバーレスのコンテナ実行環境[11]。Cloud Run(完全管理)またはCloud Run for Anthosとして提供されている[12]。Anthosは現在、GCP、AWS、VMwareの管理をサポートしている[13]
  • Cloud Run functions - Node.jsPythonGoJavaRubyPHP.NET[14]で書かれた、HTTPもしくはイベント駆動のコードを実行できるFunctions as a Service英語版。主なトリガーとして、HTTPトリガー、Cloud Storageトリガー、Pub/Subトリガー、Firestoreやデータベースのデータ変更検知などがある[15]
  • VMware Engine - クラウド上でVMware環境をネイティブ実行。

ストレージ

  • オブジェクトストレージ
    • Cloud Strage - 非構造化データ用のオブジェクトストレージ。アクセス頻度によりStandard、Nearline、Coldline、Archiveの4つのプランが有る。物理的にHDDを送付してデータを転送する「Transfer Appliance」というサービスがある。
  • VM向けブロックストレージ
    • Persistent Disk - Compute EngineとKubernetes Engine(GKE)のVM用のブロックストレージ。単一のゾーンにデータを保存するゾーン永続ディスクと、リージョン内の2つのゾーンにデータを保存するリージョン永続ディスクがある。ディスクタイプ(標準HDD、バランスSSD、SSD、極超高速SSDなど)の性能を選ぶことができる。
    • ローカル SSD - Compute EngineとKubernetes Engine(GKE)のVM用の物理サーバに直挿しするSSD。高レイテンシだがインスタンスの停止や終了に伴いデータが消失する揮発性がある。
  • ネットワークストレージ
    • Filestore - 共有ネットワークストレージ(NAS)。サービス階層(Basic、Enterprise、High Scaleなど)を選ぶことができる。

データベース

ネットワーク

  • Virtual Private Cloud(VPC) - Google Cloud 内に構築できる、スケーラブルで柔軟な仮想ネットワーク環境
    • Cloud NAT - NATサービス
    • Cloud VPN - IPsecプロトコルを使用してたVPCネットワークをセキュアに接続するためのサービス
    • Cloud Router - VPC と外部ネットワークの間で、BGPを使用してルーティングするフルマネージドサービス
  • Cloud Interconnect - オンプレミスネットワークと Google Cloud を、低レイテンシかつ可用性の高い専用線で接続するサービス
  • Cloud Load Balancing -1つのIP アドレスに対し世界中にトラフィックを分散させ、高可用性を実現するロードバランサー
  • Cloud CDN - Google のグローバルネットワークを利用して、ウェブサイトやアプリケーションのコンテンツ配信を高速化するCDN
  • Cloud Armor - DDoS攻撃から守るためのWAF
  • Cloud DNS - スケーラビリティが高いマネージドDNS サービス
  • Network Service Tiers - トラフィックのルーティング品質(プレミアム/スタンダード)を選択する機能

ビッグデータ

  • データウェアハウス・処理基盤
    • BigQuery - Googleの持つ広大なリソースを活用した高速分散処理を特徴としたサーバレスデータウェアハウス。「長期ストレージ」という自動割引がある。
    • Dataflow - ストリームデータとバッチデータの両方を、自動スケーリングで処理するマネージドサービス
    • Dataproc - Apache SparkHadoop などのクラスターを、高速かつ低コストに実行できるマネージドサービス
  • データ準備・ワークフロー
    • Cloud Composer - Apache Airflow をベースにした、ワークフローの作成・スケジューリング・管理を行うサービス
    • Cloud Datalab - Jupyter Notebook をベースにした、データの探索・分析・可視化をインタラクティブに行うツール
    • Cloud Dataprep - 分析のためにデータを視覚的に探索、クレンジング、準備するためのインテリジェントなデータ準備サービス
  • メッセージング
    • Pub/Sub - アプリケーション間でメッセージを確実に送受信するための、スケーラブルなイベント駆動型メッセージングサービス
  • BIツール
    • Data Studio(旧称:Looker Studio) - 複数のデータソースを統合し、視覚的なレポートやダッシュボードを作成できる BI ツール
    • Looker - LookMLによってデータの定義を一元管理し、高度なデータ分析やガバナンスを実現する大規模企業向けのBIツールおよびデータプラットフォーム

AIと機械学習

  • Gemini Enterprise Agent Platform(旧称:Vertex AI)- 各種MLツールを統合したプラットフォーム
    • Cloud AutoML - 機械学習の専門知識が少なくても、高品質なカスタムモデルをトレーニングできるサービス
    • Cloud machine Learning Engine - TensorFlow などのフレームワークを使用して、機械学習モデルの構築とデプロイを行うフルマネージドサービス
  • AI用ハードウェア
    • Cloud TPU - 機械学習のトレーニングと推論を高速化するために、独自に開発したTPU
  • AIエンジン
    • Cloud Job Discovery - 求職者の意図を理解し、最適な求人情報を提示する高度な検索・推奨エンジン
    • Dialogflow Enterprise - 音声やテキストによる対話型インターフェース(チャットボットなど)を構築・管理するプラットフォーム
    • Cloud Natural Language - テキストから構造や意味を抽出し、感情分析やエンティティ抽出を行うサービス
    • Cloud Speech-to-Text - ニューラルネットワークを利用して、音声をテキストに高精度に変換する API
    • Cloud Text-to-Speech - テキストを自然な響きの音声に変換し、100 種類以上の声で再生できる API
    • Cloud Translation API - 100 以上の言語間でテキストを動的に翻訳するサービス
    • Cloud Vision API - 画像を分析して物体、文字、顔、ロゴなどを検出し、ラベル付けを行うサービス
    • Cloud Video Intelligence - ビデオ内の物体、場所、動きを検出し、動画の内容を検索可能にするサービス

管理ツール

  • コンソール
    • Cloud Console - Google Cloudのリソースの一元管理、リソース情報のダッシュボードでの可視化、アカウントと権限の管理(IAM)、料金の管理をするための Web管理画面
    • Cloud Console Mobile App - スマートフォンから Google Cloud リソースの状態確認や、基本的な操作を行うためのモバイルアプリ
    • Cloud Shell - Cloud Consoleから直接利用できる、コマンドラインツールがインストール済みのオンライン開発・管理環境
    • Cloud API - プログラムから Google Cloud の各サービスを操作するためのプログラム用インターフェース
  • Infrastructure as Code (IaC)
    • Infrastructure Manager - Terraformベースのインフラ構築・管理を自動化するフルマネージドなプロビジョニングサービス。Stateファイルの管理や実行環境の保守をGoogle Cloud側が担う。Google CloudではTerraformがIaCのスタンダードとされており、Google公式からもCDKTF (Cloud Development Kit for Terraform)といったサポートツールが提供されている。
    • Config Connector - Kubernetes用の管理・監視ツール。Kubernetesのカスタムリソース(CRD)を使用して、Google Cloudのリソースを宣言的に管理・監視する。
    • Cloud Deployment Manager - テンプレートを使用して Google Cloud のインフラ構成を自動化し、一括管理するサービス。2026年3月にTerraformやInfrastructure Managerへの移行・利用が推奨されている。

運用

Google Cloudでは各リソースの監視・運用をCloud Operations(旧 Stackdriver)というサービスで行う。

  • Ops エージェント - Compute EngineのVMからシステムログや詳細メトリクスを収集する統合エージェント。Compute EngineのVMに直接インストールして動かす。
  • Cloud Logging - 各リソースから収集したログを保管し、クエリによるログの表示・検索・分析を行うことが可能なログ管理システム。ログ保持期間はデフォルトで30日〜40日、カスタムで最大365日である。
  • Cloud Monitoring - 各リソースから指標を収集し、ダッシュボード・アラート・稼働時間チェックなどの機能を用いてモニタリングを行う
  • Cloud Trace - アプリケーションのリクエスト処理時間をトレースし、通信遅延の短縮に役立つパフォーマンスの分析情報を提供する
  • Cloud Profiler - 本番環境のアプリケーションへの影響がほとんどない状態で運用できるパフォーマンスに影響を与えている原因をコードレベルで提供するサービス

IDとセキュリティ

  • アクセス・権限管理
    • Cloud Identity - ユーザー、デバイス、アプリを一元管理し、多要素認証などでアクセスを保護する ID 管理プラットフォーム
    • Cloud IAM - ユーザーアカウントやサービスアカウントの権限を細かく制御するアクセス管理サービス
    • Cloud Identity-Aware Proxy - VPN を使わずに、ID とコンテキストに基づいてアプリケーションへのアクセスを制御するサービス
    • Security Key Enforcement - 物理的なセキュリティキー(FIDO)の使用を強制し、フィッシングなどの攻撃を防止する機能
  • 脅威検出
    • Cloud Security Command Center - Google Cloud 全体の資産状況を可視化し、セキュリティの脅威を検出・通知する管理プラットフォーム
    • Cloud Security Scanner - App Engine などのウェブアプリケーションに潜む一般的な脆弱性を自動でスキャンするサービス
  • データ保護・境界セキュリティ
    • Cloud Data Loss Prevention API - 機密データ(クレジットカード番号や個人情報など)を自動的に検出、分類、保護するサービス
    • Cloud Key Management Service - 暗号化に使用する鍵の作成、使用、ローテーション、破棄を管理するクラウドサービス
    • VPC Service Controls - データの外部への持ち出しを防ぐために、特定のサービス周囲にセキュリティ境界を設定する機能
  • ガバナンス
    • Cloud Resource Manager - 組織、フォルダ、プロジェクトの階層構造を用いてリソースを論理的に整理・管理するツール
    • Access Transparency - Google のサポート担当者などがデータにアクセスした際の記録をリアルタイムで提供する透明性機能

IoTプラットフォーム

  • Cloud IoT Core - 世界中のデバイスと接続し、データの取り込みや管理を安全に行うためのフルマネージドサービス
  • Edge TPU - エッジデバイス(端末側)で高速な機械学習の推論を実行するための小型 ASIC
  • Cloud IoT Edge - エッジデバイス上で Google Cloud のデータ処理や機械学習機能を実行するためのソフトウェアセット

APIプラットフォーム

  • Apigee API Platform - API の設計、セキュリティ確保、分析、スケーリングを行うための管理プラットフォーム
    • API Monetization - API プロバイダーが API の利用に対して課金し、収益化するための Apigee の機能
    • Developer Portal - API 利用者が API を見つけ、テストし、ドキュメントを参照するためのセルフサービスポータル
    • API Analytics - API の使用状況、トラフィックパターン、エラー率などを分析・可視化するツール
    • Apigee Sense - API への不審な挙動を検出し、ボット攻撃などの脅威から保護するセキュリティ機能
  • Cloud Endpoints - API の保護、監視、管理、割り当て制限を簡単に実装するためのツール
  • Service Infrastructure - Google が自社サービスで使用しているものと同じ、基盤となる API 管理インフラストラクチャ
  • Maps Platform - Google マップの地図、経路、場所に関するデータをアプリに統合できる API 群

リソース階層

Google Cloudのリソース階層には、最上位の「組織」、その配下に配置される「フォルダ」、個別の環境をまとめる「プロジェクト」、そして最下層の「リソース」が存在する[17]

上位階層(組織やフォルダ)に対して定義されたIAM(Identity and Access Management)ポリシーは、その配下に属するすべてのプロジェクトおよび個別のリソースに対して自動的に伝播・適用される。組織ノードを頂点とする階層構造を用いることで、組織全体のガバナンスを中央集権的に制御することが可能となる。組織ポリシーを適用することで、傘下の全リソースに対して強制できる。また、リソースの所有権は個人ではなく組織に帰属する。企業がGoogle Cloudを利用する場合、部署やチーム、開発プロジェクトごとに対応させて階層構造を構築することが有効である[17]

広義には組織、フォルダ、プロジェクトもリソースの一種として扱われるが、階層構造を説明する便宜上、プロジェクト内に存在する個別の構成要素を指してリソースと呼ぶことが多い。

  • 組織 - 組織は最上位の存在である。実際の運用においても、企業や大きな組織単位で設定されることが多い。組織の配下には、複数のフォルダやプロジェクトを配置することができる。
  • フォルダ - 複数のプロジェクトをグループ化するために構成される。フォルダ同士で階層構造を持つことができ、部署やチームといった組織構造をモデル化し、プロジェクトやその中で管理されているリソースを効率的に管理できる。
  • プロジェクト - システムを構成するリソースをまとめるための最小単位である。一般的には、システム開発における個々の環境(開発環境、テスト環境、本番環境など)ごとにプロジェクトを作り分けて管理する。
  • リソース - システムの各構成要素を指す言葉である。例えば、Webサーバーであれば「Compute Engine インスタンス」であり、データベースサーバーであれば「Cloud SQL インスタンス」となる。このように、Google Cloudの各サービスから構築または設定した要素がリソースと呼ばれる。

リージョンとゾーン

リージョンとは、各種コンピューティングリソースを配置・運用するために設定された、独立した地理的領域のことである。一般に「東京」や「バージニア」などの世界各地の主要な都市・地域単位で区分されており、ユーザーは用途に応じて選択する。各リージョンは地理的に独立した領域であり、複数のゾーンから構成される。

1つのゾーンは、リージョン内の存在する独立して稼働が可能なGoogle Cloudのリソースのグループを示す単位である。特定のゾーンに障害が発生したとしても、リージョン全体の稼働を保つことができる。1ゾーンは、リージョン内の単一障害点(SPOF)と見なすことができる。システム全体として単一障害点が生じないようにするためには、システムを複数のゾーンに配置、設計を検討する必要がある。これをマルチリージョンという。

Google CloudにおいてVPCは、世界中のリージョンをまたぐグローバルに提供される。また、サブネットを作成する場合はゾーンをまたぐようにリージョンごとに設定できる。

標準的なネットワーク設計では、外部との通信において役割に応じたリソースの分離が行われる。VPCのサブネット内に展開された各リソースには内部IPアドレスが割り振られる一方、VPCというネットワーク空間自体はグローバルな外部IPを持たず、リソースに直接割り当て可能な外部IPもエフェメラルIPである。そのため、外部からアクセスを受け付けるためには、フロントエンドに配置されたロードバランサに固定の外部IPアドレスを設定し、そこを宛先とする必要がある。また、VPC内部のリソースからインターネットへアクセスする際にはCloud NATを利用し、内部リソースに外部IPを付与することなく、プライベートIPを保持したまま外部通信を実現している。

Google Cloudのほとんどのリージョンには3つ以上のゾーンが含まれている。Google Cloudは2020年第一四半期現在で、24のリージョンと73のゾーンで利用可能である[18]

さらに見る リージョン名, 稼働開始日 ...
GCPのリージョンおよびゾーン
リージョン名 稼働開始日 場所 ゾーン
us-west1 Q3, 2016 The Dalles, Oregon, USA
  • us-west1-a
  • us-west1-b
  • us-west1-c
us-west2 Q3, 2018 Los Angeles, California, USA
  • us-west2-a
  • us-west2-b
  • us-west2-c
us-west3 Q1, 2020 Salt Lake City, Utah, USA
  • us-west3-a
  • us-west3-b
  • us-west3-c
us-west4 Q2, 2020 Las Vegas, Nevada, USA
  • us-west4-a
  • us-west4-b
  • us-west4-c
us-central1 Council Bluffs, Iowa, USA
  • us-central1-a
  • us-central1-b
  • us-central1-c
  • us-central1-f
us-east1 Q4, 2015 Moncks Corner, South Carolina, USA
  • us-east1-b
  • us-east1-c
  • us-east1-d
us-east4 Q2, 2017 Ashburn, Virginia, USA
  • us-east4-a
  • us-east4-b
  • us-east4-c
northamerica-northeast1 Q1, 2018 Montréal, Canada
  • northamerica-northeast1-a
  • northamerica-northeast1-b
  • northamerica-northeast1-c
southamerica-east1 Q3, 2017 São Paulo, Brazil
  • southamerica-east1-a
  • southamerica-east1-b
  • southamerica-east1-c
europe-west2 Q2, 2017 London, U.K.
  • europe-west2-a
  • europe-west2-b
  • europe-west2-c
europe-west1 St. Ghislain, Belgium
  • europe-west1-b
  • europe-west1-c
  • europe-west1-d
europe-west4 Q1, 2018 Eemshaven, Netherlands
  • europe-west4-a
  • europe-west4-b
  • europe-west4-c
europe-west6 Q1, 2019 Zurich, Switzerland
  • europe-west6-a
  • europe-west6-b
  • europe-west6-c
europe-west3 Q3, 2017 Frankfurt, Germany
  • europe-west3-a
  • europe-west3-b
  • europe-west3-c
europe-north1 Q2, 2018 Hamina, Finland
  • europe-north1-a
  • europe-north1-b
  • europe-north1-c
asia-south1 Q4, 2017 Mumbai, India
  • asia-south1-a
  • asia-south1-b
  • asia-south1-c
asia-southeast1 Q2, 2017 Jurong West, Singapore
  • asia-southeast1-a
  • asia-southeast1-b
  • asia-southeast1-c
asia-southeast2 Q2, 2020 Jakarta, Indonesia
  • asia-southeast2-a
  • asia-southeast2-b
  • asia-southeast2-c
  • asia-southeast2-d
asia-east2 Q3, 2018 Hong Kong
  • asia-east2-a
  • asia-east2-b
  • asia-east2-c
asia-east1 Changhua County, Taiwan
  • asia-east1-a
  • asia-east1-b
  • asia-east1-c
asia-northeast1 Q4, 2016 Tokyo, Japan
  • asia-northeast1-a
  • asia-northeast1-b
  • asia-northeast1-c
asia-northeast2 Q2, 2019 Osaka, Japan
  • asia-northeast2-a
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  • asia-northeast2-c
asia-northeast3 Q1, 2020 Seoul, Korea
  • asia-northeast3-a
  • asia-northeast3-b
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australia-southeast1 Q3, 2017 Sydney, Australia
  • australia-southeast1-a
  • australia-southeast1-b
  • australia-southeast1-c
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他のクラウドサービスプロバイダが提供する類似サービス

他の主要なクラウドサービスプロバイダで提供されている類似サービスを挙げる。

さらに見る Amazon Web Services, Microsoft Azure ...
Google Cloud Amazon Web Services[19] Microsoft Azure[20] Oracle Cloud[21]
Compute Engine Amazon EC2 Azure Virtual Machines Oracle Cloud Infra OCI
App Engine AWS Elastic Beanstalk英語版 Azure App Services Oracle Application Container
Kubernetes Engine Amazon Elastic Kubernetes Service Azure Kubernetes Service Oracle Kubernetes Service
Cloud Run AWS Fargate / AWS App Runner Azure Container Apps OCI Container Instances
Cloud Functions AWS Lambda Azure Functions Oracle Cloud Fn
Cloud Storage Amazon S3 Azure Blob Storage Oracle Cloud Storage OCI
Cloud Spanner Amazon Aurora (グローバル展開時) / Amazon DynamoDB Azure Cosmos DB (SQL API) Oracle NoSQL / Exadata
Cloud Bigtable Amazon DynamoDB Azure Cosmos DB英語版 Oracle NoSQL Database英語版
Firestore Amazon DynamoDB Azure Cosmos DB英語版 Oracle NoSQL Database英語版
BigQuery Amazon Redshift英語版 Azure Synapse Analytics Oracle Autonomous Data Warehouse
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提携サービス

Google Cloudは他のITベンダーとの提携を進めており、SAPVMware、Workday[22]といった他社のエンタープライズ製品をクラウド上でシームレスに利用できるようにしている。例えば、SAP製品ではSAP Business Technology Platform、SAP HANA CloudなどのSAPのクラウドサービスがGoogle Cloud上で利用できる[23][24]。VMwareについてはVMware vSphere、vSAN、NSXなどの製品がGoogle Cloud上で展開され、利用できるようになり統合的に運用・管理することができる[25]

Google Cloudには、Google Cloud Marketplaceという仮想マシンイメージやコンテナアプリケーション、SaaS、API、分析用データセットなどを容易に自社環境へ導入できる統合プラットフォームがある。これにより、デプロイの高速化にとどまらず、サードパーティ製品の請求一本化や利用枠コミットメントの消化といった大きなビジネス上のメリットを提供している。例えば、SAPの製造業用RPAソリューションは、Google Cloud Marketplaceから選択し容易に導入することができる[24]

支払い管理

Google Cloudのコスト管理において、リソースはプロジェクトに属し、プロジェクトが請求先アカウントに紐づくことで、実際の支払いが行われる。小規模の組織ではプロジェクト単位の把握が可能だが、組織が大きくなるにつれ、リソースラベルを活用したコストの可視化やBigQueryなどにデータをエクスポートし、専門チームによる分析することがベストプラクティスとなる。常に稼働しているリソースについては、1年または3年のコミットメントを行うことで確約利用割引を適用することができる[26]

基本的な管理

Google Cloudでは、次のような管理方法が基本となる。

  • 予算とアラートの設定 - 毎月の想定予算を設定し、50%、90%、100%のタイミングでメールやSlack(Pub/Sub経由)に通知が飛ぶようにする[27]
  • BigQueryへの課金データエクスポート - 請求データは後から遡って取得できないため、初日に設定するのが鉄則である。これにより、後からLooker Studioなどで詳細なコスト分析が可能になる[28]
  • 不要なリソースのクリーンアップ - Idle状態のVMや、アタッチされていない永続ディスク(Persistent Disk)、古いスナップショットの定期的な削除を徹底する。
  • 単一つの請求先アカウントにまとめる - すべてのプロジェクトを単一の請求先アカウントにまとめることで確約利用割引のメリットを最大化することができる[26]。統合先となるアカウントにプロジェクトの権限をあたえ、Google Cloudコンソールで各プロジェクトの請求先アカウントを変更することでまとめることができる。ただし、子会社単位で通貨や決済方法が異なる場合は、複数の請求先アカウントに分割する。

認定資格

Amazon Web Services、Microsoft Azure、IBM Cloudと同様に、Google Cloud向けに一連のGoogle Cloud Certified プログラムが提供されている。学習には様々なオンラインとライブワークショップの選択肢がある。プログラムにもよるが、認定試験はオンラインまたは世界中のテストセンターで受験できる[29][30]

Foundational certification

  • Cloud Digital Leader
  • Generative AI Leader

Associate certification

  • Associate Cloud Engineer
  • Associate Google Workspace Administrator
  • Associate Data Practitioner

Professional certification

  • Professional Cloud Architect
  • Professional Cloud Database Engineer
  • Professional Cloud Developer
  • Professional Data Engineer
  • Professional Cloud DevOps Engineer
  • Professional Cloud Security Engineer
  • Professional Cloud Network Engineer
  • Professional Machine Learning Engineer
  • Professional Security Operations Engineer

Looker certification

  • Looker Business Analyst
  • LookML Developer
  • Looker certifications

歴史

Google Cloud Summit 2017
  • 2008年4月 - Google App Engine がプレビュー発表[31]
  • 2010年5月 - Google Cloud Storage が一般提供開始[32]
  • 2010年5月 - Google BigQuery と Prediction API がプレビュー発表[33]
  • 2011年10月 - Google Cloud SQL がプレビュー発表[33]
  • 2012年6月 - Google Compute Engine がプレビュー開始[34]
  • 2013年5月 - Google Compute Engine が一般提供開始[35]
  • 2013年8月 -  Cloud Storageが自動的に各ストレージオブジェクトのデータとメタデータを128-bit AES-128で暗号化し、各暗号キーは常に変更される一連のマスターキーで暗号化される[36]
  • 2014年2月 - Google Cloud SQL が一般提供開始[37]
  • 2014年5月 - Stackdriver がGoogleに買収される[38]
  • 2014年6月 - Kubernetes がオープンソースコンテナー管理ツールとして発表される[39]
  • 2014年6月 - Cloud Dataflow がプレビュー発表[40]
  • 2014年10月 - Google がFirebaseを買収[41]
  • 2014年11月 - Google Kubernetes Engine(Container Engineと呼ばれていた)のアルファ版が発表[42]
  • 2015年1月 - Google Cloud Monitoring が Stackdriver ベースとなりベータ版となる[43]
  • 2015年3月 - Google Cloud Pub/Sub がベータ提供開始[44]
  • 2015年4月 - Google Cloud DNS が一般提供開始[45]
  • 2015年4月 - Google Dataflow がベータ提供開始[46]
  • 2015年7月 - GoogleがKubernetes v1をリリース、Cloud Native Computing Foundationに委託
  • 2015年8月 - Google Cloud Dataflow、Google Cloud Pub/Sub、Google Kubernetes Engine、Deployment Managerが一般提供開始[47]
  • 2015年11月 - Bebopが買収され、Diane GreeneがGoogleに参加[48]
  • 2016年2月 - Google Cloud Functions がアルファ版提供開始[49]
  • 2016年9月 - API管理プロバイダ企業ApigeeがGoogleにより買収[50]
  • 2016年9月 - Stackdriverが一般提供開始[51]
  • 2016年11月 - EdTech企業QwiklabsがGoogleにより買収[52]
  • 2017年2月 - 高可用性の世界中に分散されたデータベースCloud Spannerがベータリリース[53]
  • 2017年3月 - Google が世界最大のデータサイエンティストと機械学習のコミュニティKaggleを買収[54]
  • 2017年4月 - MITの教授 Andrew SutherlandがPreemptible VM上の過去最大の22万コアのCompute Engineクラスターの記録を更新[55]
  • 2017年5月 - Google Cloud IoT Core ベータ提供開始[56]
  • 2017年11月 - Google Kubernetes Engine がCNCFにより認定[57]
  • 2018年2月 - Google Cloud IoT Core が一般提供開始[58]
  • 2018年2月 - Google が Xively買収を発表[59]
  • 2018年2月 - Cloud TPU、ML accelerators for Tensorflowがベータ提供開始[60]
  • 2018年5月 - Gartner が Google を 2018 Gartner Infrastructure as a Service マジッククアドラントでリーダーに選出[61]
  • 2018年5月 - Google Cloud Memorystore ベータ版提供開始[62]
  • 2019年4月 - Google Cloud Run(フルマネージド)がベータリリース[63]
  • 2019年4月 - Google Anthos が発表[9][64]
  • 2019年11月 - Google Cloud Run(フルマネージド)が一般提供開始[65]
  • 2020年3月 - 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響で、Google Cloudは大規模カンファレンスGoogle Cloud Nextのオンライン版を延期、2週間後にオフライン版をキャンセル[66]
  • 2020年10月 - Google CloudはEOSネットワークとEOS.IO英語版プロトコルのブロックプロデューサー候補になったと発表。現在のトップブロックプロデューサーは暗号通貨交換のOKEx英語版やBinanceである[67][68]
  • 2020年10月26日 - デジタル庁が日本政府用の共通クラウド基盤「ガバメントクラウド」として、3社の応募があったうち、GCPとAWSをセキュリティや業務継続性で観点で選定[69]
  • 2021年5月 - Vertex AI(マネージド機械学習プラットフォーム)が一般提供開始[70]
  • 2022年6月21日 - Google Cloud PlatformからGoogle Cloudに改名[3]
  • 2023年2月 - 対話型AIであるBardを発表[71]
  • 2023年4月 - Google BrainとDeepMindが統合し、Google DeepMindが発足。クラウド向けのAI開発体制が強化される[72]
  • 2023年6月 - Vertex AIにGenerative AI supportが追加され、企業がPaLM 2などの大規模言語モデルを容易に利用可能に[73]
  • 2023年12月 - Gemini 1.0を発表。Google Cloud上でAPI提供を開始[74]
  • 2024年2月 - Gemini 1.5 Proを発表。100万トークンという圧倒的なコンテキストウィンドウを実現し、Vertex AIで提供開始[75]
  • 2024年4月 - Google Cloud Next '24にて、Vertex AI Agent Builderと、独自チップTPU v5p」の一般提供を発表[76]
  • 2024年12月 - Gemini 2.0を発表[77]
  • 2025年11月 - Gemini 3および、エッジ・モバイル向けに最適化されたNano Banana Proを発表[78]
  • 2026年2月 - Gemini 3.1 Proを発表[79]

不祥事

クラウドデータ消失事件

2024年4月、オーストラリアの年金基金UniSuper英語版のデータが消失してしまう事件が発生した[80][81][82]

関連項目

脚注

外部リンク

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