In silico

実際に対象物を取り扱わず計算等で結果を予測する手法 From Wikipedia, the free encyclopedia

in silico(イン・シリコ)は、in vivo (生体内で)や in vitro (ガラス、すなわち試験管内で)などに準じて作られた用語で、文字どおりには「シリコン(ケイ素)内で」の意味であり、実際には「コンピュータを用いて」を意味する。バイオインフォマティクスなどの研究で頻繁に見られる表現であり、コンピュータの半導体にシリコンが使われていることからこのような表現になった。

概要

分子生物学などの実験や測定は通常、「ウェット (wet)」と呼ばれるように、細胞や各種の生体分子を実際に取り扱いながら行われる。それに対して、実験や測定に関連するシミュレーション計算など、実際の対象物は取り扱わず、計算で結果を予測する手法を指して in silico と呼ぶ。なお、生物学関係の研究の場合、ウェットとの対比で「ドライ (dry)」と呼ばれることもある。

関連資料

発行年順。

  • 杉山雄一、楠原洋之 編『分子薬物動態学』南山堂、2008年4月。ISBN 978-4-525-72371-2国立国会図書館書誌ID:000009316953
  • 山下富義。橋田充「13 薬物動態特性のインシリコ予測」p.48
  • 「1. 動態特性のインシリコ予測に関する背景」p.48
  • 「コラム7 インシリコによるドラッグデザイン」p.153
  • 「コラム11 “インシリコ”の終焉は…?」p.68
  • 岡田 正人、大和田 勇人「SVM を用いたインシリコ創薬における新薬の有効性判別」『人工知能学会全国大会論文集』(CD-ROM)26回(2012年度)、人工知能学会、2001年、1-4頁。ISSN 1347-9881国立国会図書館書誌ID:025947956 12cm CD-ROM1枚。掲載誌別題『Proceedings of the Annual Conference of JSAI』。
  • 『学術の動向』編集委員会(編)「特集 ITと創薬の融合 : ビッグデータとスーパーコンピューティングで生命現象を解く」『学術の動向』第22巻第7号(通号256号)、日本学術協力財団、2017年7月、ISSN 1342-3363国立国会図書館書誌ID:000000099449別題『Trends in the sciences』、並列タイトル『SCJ Forum』(22巻3号まで)。
  • 本間 光貴「インフォマティクスとシミュレーションを融合したインシリコスクリーニング」p.66-72
  • 白井 宏樹「抗体創薬におけるインシリコ技術活用」p.73-77
  • 「第1章 in silicoによる生体分子の相互作用解析とスクリーニングの実施」pp.3, 13, 25-107, 108, 110
  • 「第3章 in silico解析に基づいた薬剤の毒性評価」pp.237, 249-, 261-, 268, 271, 289, 290, 291, 293, 296
  • 「第4章 in silico創薬におけるソフトウェア活用の具体例」p.344-
  • 「第5章 in silico創案におけるシステム・データベース構築とビッグデータ活用の実際」
  • 「第7章 オープンイノベーションによるin silico技術開発の取り組みと今後の活用」pp.503, 510-, 512-, 520-, 521-
  • 東北大学における in silico 技術の開発「第7章 §第2節」pp.512-519
  • 北海道大学における in silico 創薬と研究「第7章 §第3節 北海道大学におけるin silico創薬とオープン・イノベーションへの取り組み」pp.520-, 523-, 527
  • 「第9章 医療・ヘルスケアDX §第6節 化学データサイエンスおよび人工知能によるインシリコ創薬から自立型創薬へ」『DXデジタルトランスフォーメーション事例100選』鈴木淳一 監修、エヌ・ティー・エス、2023年11月。ISBN 978-4-86043-852-4国立国会図書館書誌ID:033151277

脚注

  1. 『人工知能学大事典』(共立出版、2017年)より、オントロジーの解説。
    • 「第2章 哲学 §2-21 哲学におけるオントロジー」p.98-
    • 「第12章 バイオロジー §12-11 ゲノムオントロジー」pp.982-
    • 「第15章 教育支援 §15-28 教育支援におけるオントロジーの意義と役割」p.1161-
    • 「第18章 知識工学とセマンティックテクノロジー」pp.1259, 1277, 1280, 1285, 1288, 1290, 1292, 1294, 1298, 1301, 1303, 1304, 1307, 1308, 1281
    • 「第19章 ナレッジマネジメント §19-4 ナレッジマネジメントにおけるオントロジー利用」p.1342
    • 「第20章 産業応用 §20-20 メディカルオントロジー」p.1407

関連項目

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