エネルギー・金属鉱物資源機構
日本の独立行政法人
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独立行政法人エネルギー・金属鉱物資源機構(エネルギー・きんぞくこうぶつしげんきこう、Japan Organization for Metals and Energy Security、略称:JOGMEC)は、経済産業大臣を主務大臣とする中期目標管理法人たる独立行政法人である。所管部局は、資源エネルギー庁資源・燃料部政策課。石油公団と金属鉱業事業団を前身とする。
| 独立行政法人エネルギー・金属鉱物資源機構 | |
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本部が入居する虎ノ門ツインビルディング (2010年12月) | |
| 正式名称 | 独立行政法人エネルギー・金属鉱物資源機構 |
| 英語名称 | Japan Organization for Metals and Energy Security |
| 略称 | JOGMEC |
| 組織形態 | 独立行政法人 |
| 本部所在地 |
〒105-0001 東京都港区虎ノ門2丁目10番1号 虎ノ門ツインビルディング 西棟2階、13階~20階 |
| 法人番号 | 4010405009573 |
| 予算 |
2兆357億3,311万円 (2024年度支出実績)[1] |
| 資本金 |
1兆6,813億円 (2025年7月1日時点)[2] |
| 資金 |
5,594億2,661万650円 (2025年3月31日時点)[3] |
| 負債 |
1兆3,162億1,898万7,413円 (2025年3月31日時点)[4] |
| 人数 | 1,059人(2025年7月1日時点)[2] |
| 理事長 | 髙原一郎[2] |
| 目的 | 石油及び可燃性天然ガスの探鉱等、石炭の探鉱、水素の製造等、地熱の探査並びに金属鉱物の探鉱等に必要な資金の供給並びに風力の利用に必要な風の状況の調査その他石油及び可燃性天然ガス資源、石炭資源、水素資源、地熱資源、風力資源並びに金属鉱物資源の開発を促進するために必要な業務並びに石油及び金属鉱産物の備蓄に必要な業務を行い、もって石油等、石炭、水素、地熱、風力及び金属鉱産物の安定的かつ低廉な供給に資するとともに、金属鉱業等による鉱害の防止に必要な資金の貸付けその他の業務を行い、もって国民の健康の保護及び生活環境の保全並びに金属鉱業等の健全な発展に寄与すること[2] |
| 設立年月日 | 2004年2月29日[2] |
| 前身 |
石油公団・金属鉱業事業団 独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構 |
| 所管 | 資源エネルギー庁 |
| 拠点 | 海外事務所(13拠点)[5] |
| ウェブサイト |
www |

概要
- 目的(独立行政法人エネルギー・金属鉱物資源機構法3条)
- 石油及び可燃性天然ガスの探鉱等並びに金属鉱物の探鉱に必要な資金の供給、石油及び可燃性天然ガス資源並びに金属鉱物資源の開発を促進するために必要な業務、石油及び金属鉱産物の備蓄に必要な業務を行い、石油及び可燃性天然ガス及び金属鉱産物の安定的かつ低廉な供給を資するとともに、金属鉱業等による鉱害の防止に必要な資金の貸し付けその他業務を行い、国民の健康の保護及び生活環境の保全並びに金属鉱業等の健全な発展に寄与すること。
- 2012年9月には、災害時の石油・石油ガス(LPガス)供給計画の実施支援、石炭・地熱資源開発に係る支援、産投出資の資源開発への活用、海洋での金属鉱物調査の深度制限の見直しの業務が変更追加された。
- さらに2022年11月には、水素・アンモニア等の製造・液化・貯蔵等、CCS事業、国内におけるレアメタル等の選鉱・製錬に対する出資・債務保証等、洋上風力発電のための地質構造調査等が追加されている。
- 活動分野
- 石油・天然ガス資源、金属資源、水素・アンモニア等の製造・貯蔵及び二酸化炭素回収・貯留並びに洋上風力発電の各分野において、ⅰ出資・債務保証事業、ⅱ技術・開発支援、ⅲ情報収集・提供、ⅳ地質構造調査、ⅴ資源備蓄などを主要な活動分野としている。また、金属資源分野においては鉱害防止事業も行っている。
組織・人事
出資・債務保証事業
JOGMECは石油・天然ガスの探鉱・開発プロジェクト並びに金属資源の探鉱・開発プロジェクト、水素・アンモニア等の製造・貯蔵及び二酸化炭素回収・貯留並びに洋上風力発電に対する融資事業・出資事業・債務保証事業を行っている。
石油・天然ガスの探鉱・開発プロジェクトに関する出資事業に関しては、JOGMECが新株発行の引受けという形で資金を供給する。資源開発事業が成功し、商業化が行われた後は順次株式を売却していく方式をとっている。
債務保証事業に関しては、石油・天然ガスの開発事業資金や資産買収に関連する資金の借入に際して75%を上限として債務保証事業を行っている。金属資源の開発事業資金や資産買収に関連する資金の借入に際しては上限を50%として債務保証事業を行っている。
日本版GTLの開発支援
沿革
オイルシェールの開発支援
海洋資源の開発
- 2011年より資源エネルギー庁の委託により、企業2社も参加し、沖縄トラフと伊豆・小笠原諸島沖の海底の金銀やレアメタルなど深海資源を採掘する技術の実用化に乗り出す。世界初の深海採鉱ロボットで鉱石を掘り出し、パイプで母船へ送る採鉱システムを開発、約10年後の商業化を目指す[14]。2017年9月には、沖縄県近海の水深1,600mの海底から、銅や亜鉛などを含む鉱石16.4トンを破砕した上で、ポンプで吸い上げる試験に成功した[15]。
- 2012年2月15日より、資源エネルギー庁の委託により、愛知県渥美半島沖にてメタンハイドレートの試掘が海洋研究開発機構の地球深部探査船「ちきゅう」を使用し、開始された[16]。
- 2013年3月12日、産業技術総合研究所と共同で愛知県と三重県の沖合で、世界で初めて海底からのメタンガスの採取に成功したと発表した[17][18]。
刊行物
情報提供事業の一環として「石油・天然ガスレビュー」及び「金属資源レポート」を隔月で刊行している。