NBAカップ

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NBAカップNBA Cupスポンサー名義でエミレーツNBAカップ)は、北米プロバスケットボールリーグNBAにおいて2023-24シーズンから導入された、レギュラーシーズン中に開催されるトーナメントである。 当初は、NBAインシーズン・トーナメントNBA in-season tournament)と呼ばれていた[1]

概要 創立, チーム数 ...
NBAカップ
創立 2023年
チーム数 30チーム
前回優勝 ニューヨーク・ニックス (1回目)
(2025年)
最多優勝

1回:

TVパートナー
ウェブサイト nba.com/nba-cup/
2025年のNBAカップ
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歴史

NBAは11月から12月にかけてNFLに視聴者と関心を奪われていることへの対策を長期間にわたって練り、シーズン中のトーナメント大会を企画していた[2][3]

2023年7月6日にESPNによって、同月11月3日から12月9日にかけてインシーズン・トーナメントが開催されることが発表された[4]

7月8日にはフォーマットやグループに加え、セミファイナルとチャンピオンシップはラスベガスT-モバイル・アリーナで開催されることが発表された[5]

12月12日にリーグは大会後に、MVPNBAオールトーナメントチームを選出すると発表した。オールトーナメントは大会で「最も目立った5選手」が選ばれる。

2024年2月8日、NBAがエミレーツ航空とパートナーシップを締結したのを機に、大会の名称をNBAカップに変更することが発表された[1]

フォーマット

トーナメントのフォーマットはヨーロッパのサッカーリーグをモデルとしている。

全チームの参加するグループステージと、勝ち抜いた8チームの参加するトーナメントで構成される。チャンピオンシップ以外の全ての試合はレギュラーシーズンの試合としてカウントされる。

グループステージ

  • グループステージは6グループ(イースタン・カンファレンスウェスタン・カンファレンスでそれぞれ3グループ)で構成され、各グループは5チームが所属。
  • 各カンファレンスでは、前レギュラーシーズンの成績のトップ3チームがランダムに3グループに所属させられ、次のトップ3チームがやはりランダムに所属させられ、同様にして全チームの所属が決まる。
  • 11月の火曜日と金曜日には、各グループ内で試合が行われる(ホーム2試合、アウェー2試合)。

トーナメント

  • トーナメントは1試合制で行われる。1回戦とセミファイナルは、各カンファレンス内で行われる。グループステージの成績に従い、グループ1位の3チームと、各グループ2位チームの中で最も成績の良かったワイルドカード1チームの合計4チーム(両カンファレンスでは8チーム)がトーナメントに進む。
  • トーナメント1回戦では、グループ1位の中で最も成績の良いチームがワイルドカードチームと対戦する。各試合は成績上位のチームのホームで開催される。1回戦の勝者2チームがセミファイナルに進む。
  • セミファイナルの勝者はカンファレンス代表としてチャンピオンシップに進む。
  • セミファイナルとチャンピオンシップの試合はラスベガスで開催される。

タイブレーカー

4試合のグループステージで勝敗数が同一となったチームの成績順は、以下のタイブレーカーで決定される。

  1. グループステージでの直接対決の結果
  2. グループステージでの得失点差
  3. グループステージでの総得点
  4. 前シーズンのレギュラーシーズンの成績
  5. くじ

賞金

グループステージを勝ち抜きトーナメントに参加したチームの選手全員にそれぞれ以下の賞金が与えられる[6]

  • トーナメントで優勝したチームには50万ドル
  • 準優勝したチームには20万ドル
  • セミファイナルで敗れた2チームには10万ドル
  • 1回戦で敗れた4チームには5万ドル

ユニフォームとコート

トーナメントの期間中、ホームチームは「シティ・エディション・ユニフォーム」と呼ばれる特別なデザインのユニフォームを着用する[7]。また、コートのデザインは、中心部にトロフィーのイラストが描かれた特別なものが使用される[8]

レギュラーシーズンへの影響

チャンピオンシップ以外の全試合がレギュラーシーズン試合としてカウントされるため、シーズン開始時には、各チーム80試合の予定のみが発表される。合計で82試合となるように、レギュラーシーズンの試合を増やして調整される。

  • グループステージで敗退した22チームは、敗退チーム間でホーム1試合、アウェイ1試合を行う。これはトーナメント中の試合のない日に行われる。
  • トーナメント1回戦で敗退した4チームは、各カンファレンス内で互いを相手として1試合を行う。これはチャンピオンシップの前日に行われる。


🛑 「なかったこと」にされる公式記録

  • 決勝戦に進んだ2チームの選手は、他の選手より1試合多く体力を消耗するが、その試合のスタッツ(得点やリバウンドなどの記録)は公式の通算成績には一切残りません。

• 記録の公平性: もし決勝戦の得点がカウントされると、決勝に出た選手だけがシーズン総得点で有利になってしまう。これを防ぐため、記録上は「存在しない試合」として扱われる事になっている。

• 幻の大記録: 過去にはアンソニー・デイビス選手が決勝で「41得点20リバウンド5アシスト4ブロック」という凄まじい記録を出しましたが、これらも公式記録(平均得点など)には加算されていなかった。

⚠️ 選手への肉体的な負担(デメリット)

  • 普段の試合映像を見ると、トップアスリートのコンディション調整がいかに繊細かご存知でだろう。

• 疲労と怪我のリスク: 激しいトーナメントを勝ち抜いた直後に、さらに「レギュラーシーズンに関係ない真剣勝負」を1試合追加でこなすのは、選手にとって相当な負担たろう。

• 移動の負担: 決勝はラスベガスという中立地で行われるため、移動による疲労も確実に蓄積するだろう。そしてその直後のレギュラーシーズン再開。この過酷な移動スケジュールが、選手の筋肉の回復を遅らせ、「足が重い」状態を作り出している。

• NBAカップ優勝後のチームには**「冬のハングオーバー(二日酔い)」**とも呼ばれる、深刻な失速や負のサイクルが見られる。これを専門家やファンの間では「NBAカップの呪い」と呼ぶ声も出始めている。

💡 実は「アワード選考」では有利に?

  • この新しいルールは、2023年4月にNBAと選手会(NBPA)の間で結ばれた**「新しい労使協定(CBA)」**によって決定されました。

• 「65試合ルール」の救済: NBAでは現在、MVPなどの個人賞をもらうには「年間65試合以上」に出場しなければならないという厳しいルールが存在している。

• 決勝戦はカウントされる: 驚くべきことに、決勝戦のスタッツは記録されないが、「試合に出場したという事実」だけは、この65試合のカウントに含まれる事になった。

• 怪我などで欠場が多いスター選手にとっては、この「おまけの1試合」が個人賞獲得のための貴重な「1試合」になる可能性もあるだろう。

結果

統計

チーム別成績

脚注

外部リンク

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