パエリア
スペインのバレンシア地方発祥の米料理
From Wikipedia, the free encyclopedia
名称
歴史
製法

パエジェーラと呼ばれる専用のパエリア鍋(両側に取っ手のある平底の浅くて丸いフライパン)で調理する米料理で、野菜、魚介類、肉などの具材をたっぷりと入れて炒め、それにジャバニカ米、水、黄色の着色料としてサフランを加えて炊き上げる。その際に蓋をし、いわば具材を蓋の代わりにして炊きあげるのが一般的である。サフランは高価なため、安価な着色料が使われることもある。
本場バレンシア地方では芯の残ったものは炊き方が悪いものとして嫌われる。またバレンシアでは汁気が残ったり、米が柔らかくなりすぎたものもうまく炊けていないものとされる[要出典]。一方、バルセロナを中心とするカタルーニャ地方などでは、汁気を飛ばし過ぎないパエリアが一般的である。
鍋の底には、ソカラ (socarrat) と呼ばれるお焦げが出来るようにする。伝統的な調理法では、ある程度炊き上げてからパエリア鍋をオーブンに入れ、加熱して水分を飛ばすが、屋外で薪を使って炊いたパエリアだけが真のパエリアだとする意見もある[誰によって?]。いずれにしても「調理中は混ぜない」ことが重要である。
食材の種類
タコ、エビ、ムール貝(ムラサキイガイ)、ヨーロッパアカザエビ、イカ、白身魚を用いた魚介系のパエリアが有名だが、バレンシア風パエリア (paella valenciana) は、ウサギ肉、鶏肉、カタツムリ、インゲンマメ、ピメント(パプリカ)などの山の幸を中心にして作る。基本的に塩とサフラン以外の調味料・香辛料は入れないため、材料の風味を生かした素朴な味わいになる。魚介類も肉も入れたパエリアをパエージャ・ミスタ(paella mixta, ミックスパエリア)と呼ぶが、比較的新しい種類のパエリアである。
バレンシアでパエリアに使われる米は、長粒種ではなく、短粒種で一般的な日本米よりやや粒が大きいジャバニカ米が多い。またカタルーニャ地方には、米の代わりにパスタを用いたフィデウアという料理もある。
パエリアの色々
- パエージャ・デ・マリスコス (Paella de mariscos): シーフードのパエリア。
- パエージャ・バレンシアーナ (Paella valenciana): バレンシア風の一例。
- バレンシア風の一例・ムール貝入り。
- アロス・コン・コストラ (Arroz con costra): ソーセージ数種を炊き込んだパエリア。
- パエージャ・マリネーラ (Paella marinera): 漁師風パエリア。
- パエージャ・ミスタ (Paella mixta): 鶏肉、魚介類とピメントのパエリア。
- パエリア用の米(ジャバニカ米)。ジャポニカ米系統の短粒品種ではあるが、食感などはインディカ米に近い。
関連項目
外部リンク
- El secreto de la paella - Qué - Balconmicrobio.com. - ウェイバックマシン(2009年3月23日アーカイブ分)
- スペイン人直伝!本格的で簡単なパエリアの作り方

