Adobe Premiere

アメリカ合衆国の動画編集ソフトウェア From Wikipedia, the free encyclopedia

Adobe Premiere(アドビ プレミア)はアドビが販売している映像編集を目的としたノンリニア編集ソフトウェアシリーズ。

最新版
25.6.0[1] / 2025年11月1日 (4か月前) (2025-11-01)
概要 開発元, 最新版 ...
Adobe Premiere iPhone版
開発元 アドビ
最新版
25.6.0[1] / 2025年11月1日 (4か月前) (2025-11-01)
対応OS iOS
種別 ビデオ編集ソフトウェア
ライセンス 無料
公式サイト Adobe Premiere iPhone版
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歴史

1991年8月、SuperMac社で「RealTime」というソフトウェアを開発していたRandy Ubillosは、事業部ごとAdobe社に買収され[2]、12月の「QuickTime」登場時に最初の対応ソフトとしてSuperMac社の「VideoSpigot」というハードウェアに無料バンドルという形態でMacintosh専用の「Adobe Premiere」が販売された[3]。以降もバージョンを重ね、途中Windows版も開発し(2002年9月リリースの6.5まで)、並行して機能を限定した簡易版のAdobe Premiere LEが発売されていた。

2003年10月、本流の高機能版はAdobe Premiere Proというシリーズ名でWindows専用ソフトに、簡易版のシリーズはAdobe Premiere Elementsにそれぞれ変更された。2007年からはMac OS X版も発売している[4][5]

なお、Adobe Premiereの開発者のRandy UbillosはMacromedia→Appleと転職してFinal Cut Proを開発した[6]

2006年に発表されたPremiere Pro 2.0からは、各種HDTVファイルの編集にも対応し始めた。[7]Premiere Elements 3.0からも対応している。[8]

また、Premiere ProはCS3(v3.0)よりAdobe Creative Suiteに属していた。Premiere Elementsは属していないものの、同社の画像編集ソフトであるPhotoshop Elementsとセットになったパッケージが販売されている。

2025年に公開されたPC版の v26.0(ベータ) より、ソフトウェアの名称から Pro を除いて Premiere のみに変更された。

バージョン

Premiere (2025年10月までの名称は Premiere Pro)

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リリース(年)バージョン主な機能など対応OS
2003CS(1.0)Windows XP SP2
2006CS2(2.0)ハイビジョン映像に対応。Windows XP SP2
2007CS3(3.0)Intel Mac版参入。複数の影像を同時に編集するマルチカム編集に対応。Windows Vista、Windows XP SP2、Mac OS X 10.4.9
2009CS4(4.0)AVCHDに対応。v4.2.0のアップデータではAVC-Intraにも対応。Windows Vista SP1、Windows XP SP3、Mac OS X 10.4.11〜10.5.4
2010CS5(5.0)64bitOS、64bitCPUのみのサポート。映像再生処理エンジンを全面的に再設計。キーイングプラグイン「Ultraキーヤー」搭載Windows 7 x64、Windows Vista SP1 x64、Mac OS X 10.5.7以降
2011CS5.5(5.5)Windows 7 x64、Windows Vista SP1 x64、Mac OS X 10.5.8以降
2012CS6(6.0)UI改良。マルチカム編集の台数制限がなくなる。手振れ補正エフェクト「ワープスタビライザー」搭載。Windows 7 SP1 x64、Mac OS X 10.6.8〜10.9.x
2015CC2015(9.0)タッチUI改良。4KおよびHDRメディアの編集に対応。Windows 10 x64、Mac OS X 10.10〜10.12
2017 CC2017(11.1.4) Windows 10 x64、Mac OS X 10.10〜10.12
2018 12.1.2 Windows 10 x64、Mac OS X 10.11〜10.13
2019CC2019(13.1)プロジェクトパネルのフリーフォーム表示。定規とガイド。 Sony Venice V3対応などWindows 10 x64、macOS Sierra以降
2019 14.0 Microsoft Windows 10(64 ビット)日本語版バージョン 1803 以降、macOS v10.13 以降
2020 15.0
2021 15.4 Appleシリコン対応[9]。クラウドベースによる音声テキスト変換機能搭載(2023年2月サポート終了) Microsoft Windows 10(64 ビット)日本語版 v1903 以降、macOS v10.14(Mojave)以降
2021 22.0 Windows 11対応[10] Microsoft Windows 10(64 ビット)日本語版バージョン 1909 以降、macOS v10.15(Catalina)以降
2022 22.2 ローカルの言語パックを使用した音声テキスト変換機能搭載 Microsoft Windows 10(64 ビット)日本語版バージョン 1909 以降、macOS v10.15(Catalina)以降
23.0 Premiere Pro(2022年10月リリース)[11]。レガシータイトルの廃止。エッセンシャルグラフィックスパネルの搭載 Windows 10(64 ビット)日本語版 V20H2 以降、macOS 11.0(Big Sur)以降
2023 23.5 Premiere Pro の機能の概要 2023年6月リリース[12] Windows 10 (20H2)、macOS Big Sur以降
24.0 タイムライン描画の高速化。オーディオの自動タグ付け Windows 10(64 ビット)日本語版 V22H2 以降、macOS Monterey(バージョン 12)以降
24.1 文字起こしでフィラーワードの自動検出。HD,UHD,HDR の新規シーケンスプリセット搭載 Windows 10(64 ビット)日本語版 V22H2 以降、macOS Monterey(バージョン 12)以降
2024 24.2 スピーチを強調機能

TikTokへ直接書き出し

カラーフォントと絵文字のサポート

Windows 10(64 ビット)日本語版 V22H2 以降、macOS Monterey(バージョン 12)以降
24.3 GPU高速処理を使用した音声テキスト変換の高速化。キャプションとグラフィックのテキストスタイルの改良。ラベルカラープリセットとスウォッチ Windows 10(64 ビット)日本語版 V22H2 以降、macOS Monterey(バージョン 12)以降
24.4 フェードハンドルの追加。AIによるオーディオへの自動タグ付け機能の追加 Windows 10(64 ビット)日本語版 V22H2 以降、macOS Monterey(バージョン 12)以降
24.6 Stockオーディオへアプリ内から直接アクセス。リニアタイムコードのサポート Windows 10(64 ビット)日本語版 V22H2 以降、macOS Monterey(バージョン 12)以降
25.0 プロパティパネルの新設と、それに伴うエッセンシャルグラフィックスパネルの廃止。新しいプロジェクト作成ダイアログ Windows 10(64 ビット)日本語版バージョン 22H2(以降)または Windows 11

macOS Monterey(バージョン 12)以降

25.1 タイムラインのデザイン変更 Windows 10(64 ビット)日本語版バージョン 22H2(以降)または Windows 11

macOS Monterey(バージョン 12)以降

2025 25.2 生成延長。メディアインテリジェンスと検索パネル。キャプションの翻訳。カラーマネジメントの向上。動的なオーディオ波形 Windows 10(64 ビット)日本語版バージョン 22H2(以降)または Windows 11

macOS Monterey(バージョン 12)以降

25.3 検索パネルでの高度なフィルタリング。シーケンスタブのラベルカラー Windows 10(64 ビット)日本語版バージョン 22H2(以降)または Windows 11

macOS Monterey(バージョン 12)以降

25.4 ライブ波形編集。マルチトランジッションによる編集の高速化 Windows 10(64 ビット)日本語版バージョン 22H2(以降)または Windows 11

macOS Ventura(バージョン 13)以降

25.5 Film Impact社の買収に伴う同社所有の90以上のエフェクトやトランジションの追加。Surprise Me、Film Impactダッシュボード機能の追加。 Windows 10(64 ビット)日本語版バージョン 22H2(以降)または Windows 11

macOS Ventura(バージョン 13)以降

202626.0オブジェクトマスクツール。シェイプマスクの機能向上。ビデオトランジションハンドル機能。Windows 11 v24H2。Windows ARM 版:Windows 11 v24H2 (OS ビルド 26100.2033)。macOS Sonoma(バージョン 14)。
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Premiere Rush

Adobe Creative Cloud プランに含まれる、動画編集の簡易版アプリ。PCの他、モバイル環境でも利用できる。2025年9月にPremiere Proのモバイル版(この時点ではiOS版のみ)の公開と同時に、公開が終了されることがアナウンスされた。

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リリース(年)バージョン主な機能など
20242024
20252025公開終了
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Premiere Mobile

Adobe Creative Cloud プランに含まれる、動画編集のモバイル版アプリ。発表時点ではiOS版のみ。

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リリース(年)バージョン主な機能など
20252025新規公開
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Premiere Elements

Adobe Creative Cloud プランには含まれず、単体で有効期限3年(延長不可)のライセンスを購入して使用することができる。クイック、ガイド、詳細設定という3つのモードを持ち、初心者から中級者までに簡便な動画編集機能を提供する。

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リリース(年)バージョン主な機能など
20041.0
20052.0
20063.0
20074.0
20087.0
20098.0バックグラウンドでのレンダリングに対応
20109.0Intel Macへの参入
201110.064bit Windows 7への対応
201211.0
201312.0
201413.0FLV出力を削除
201514.0
2016 15.0
2017 (2018) スマートトリミング等
2018 (2019) アドビが開発したAIと機械学習のフレームワークAdobe Senseiを搭載し、自動で作品を作る機能を搭載。[13]。可変フレームレート(VFR)をサポート。 macOS版ではHEIF形式画像の読み込み・編集対応(macOS 10.13以降はHEVCの動画にも対応)
2019 2020
2020 2021
2021 2022
2022 2022.1
2024 2024
2025 2025
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Adobe Premiere 6.5をもってMac版の開発が終了していたが、2007年7月リリースのAdobe Premiere Pro CS3よりIntel Mac版の開発・販売が開始されている。また、2010年1月リリースのPremiere Elements 9からIntel Mac版の開発・販売が開始されている。

競合ソフトウェア

簡易版であるAdobe Premiere Elementsは、VideoStudioiMovieなどと競合する。

アドビのソフトウェアであるAdobe After Effectsとの違いは、Adobe Premiereはすでに撮影した映像のカット、アレンジ、色の補強等に利用されるのに対して、Adobe After Effectsは高品質のモーショングラフィックやビジュアルエフェクトを動画に加えるツールとして使われる。

関連項目

脚注

外部リンク

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