TOHOKU EMOTION
東日本旅客鉄道(JR東日本)の観光列車
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概要
運行概況
主に土休日や多客期を中心に1往復の運行が設定されている。
乗車には大人1名を含む2名以上[4]での事前の予約が必要で、旅行商品として発売するため、団体専用列車扱いの運行となる。従って、車両正面の種別幕も「団体」となる。
2013年10月19日に運行を開始し、最初は2014年3月30日までの土休日の33日間で運行された。
最初のシーズンの運行が好評だったことから、2014年4 - 9月にも50日間の運行が追加された[5]。その後も半年ごとに日時を決定している。
下り(往路)は八戸駅発で、ランチコースが提供される。担当シェフは半年交代、メニューは3か月ごとに変更を行い[3]、再び利用したくなるように工夫している。 上り(復路)は久慈駅発で、鮫駅到着までの間デザートブッフェが提供される[3]。準備の都合上、往復利用の場合でも久慈駅で一度車外へ出る必要がある。
日時によっては、大漁旗などによる沿線住民からの見送りが見られることもある。
停車駅
- 本八戸駅、鮫駅、種差海岸駅は復路(上り)のみ、下車できる。ただし、乗車はできない。
- このほか、景観のよい場所では減速運転や停車を行う。
特別企画での運用
- TOHOKU EMOTION SPECIAL(八戸駅 - 釜石駅)
- 2019年(令和元年)6月8日 - 9日運行[9]。『いわて春の観光キャンペーン いわて幸せ大作戦!!〜美食・絶景・イベント『黄金の國いわて』〜』の一環で、団体専用列車として運転された。また、6月8日は往路、6月9日は復路のみの運行となった。三陸鉄道リアス線へは初入線。
- TOHOKU EMOTION AOMORI(八戸駅 - 青森駅)
- TOHOKU EMOTION TSUGARU(八戸駅 - 弘前駅)
- 2021年(令和3年)5月15日運行[12]。「東北デスティネーションキャンペーン」の一環で、団体専用列車として運転された。復路は初の「バータイム」として運用された。奥羽本線へは初入線。
- TOHOKU EMOTION CAFÉ(八戸駅)
使用車両
キハ110系気動車3両(盛岡車両センター八戸派出所)が使用されている。車両のデザインはインテリア・キッチン・エクステリアの各々のデザイナーが東北地域の特徴を生かした志向でまとめられ、移動手段としてだけではなく列車に乗ること自体を楽しむことを目的として企画された。TOHOKU EMOTIONの外観デザインは、奥山清行が代表のKEN OKUYAMA DESIGNが担当した。
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| 号車 | 1 | 2 | 3 |
|---|---|---|---|
| 車番 | キハ111-701 | キクシ112-701 | キハ110-701 |
| 種車 | キハ111-2 (元釜石線急行「陸中」用) |
キハ112-2 (元釜石線急行「陸中」用) |
キハ110-105 (元小海線普通列車用) |
| 車内設備 | 4人1部屋のコンパートメント7室 | ライブキッチンスペース | オープンダイニングスペース |
| 内装 | 人工大理石と木で構成されたテーブルやクローゼットを備え、4人掛けの革張りクロスシートを持つコンパートメント車両。 7室すべてが海側となる。利用には追加料金が必要で、その額は人数によって異なる。 |
オープンキッチン、バックキッチン、オープンバーの構成。オープンキッチンでは、提供される料理を目の前で作るライブ感覚の演出が楽しめるように通路との仕切をガラス張りに変更。 乗客の乗降はこの車両からしか出来ない。 |
通路をはさんで海側に2人用の四角いテーブル2卓を3組、山側に2人用の三角形のテーブル7卓を配置。2人連れから4人連れまで対応。 |
| 定員 | 28人 | 0人(座席無し) | 20人 |
なお、「キクシ」の形式記号は日本国有鉄道(国鉄)時代を通じても初となった。「キクシ」はディーゼル車両に属するがエンジン無しの運転台つき食堂車という意味である[14][* 2][* 3]。
全車とも、各所に津軽地方の伝統工芸や名産・特産に見立てたものをちりばめている。
床敷物やキッチン窓には伝統工芸の技法「こぎん刺し」、オープンダイニングには久慈の名産である「琥珀」をイメージしたウォールライトなどが取付けられ、東北各県の特産を素材とした料理を味わいながら、車両の室内空間も楽しめるように配慮された内装となった[3][15]。
また、備え付けのトイレを和式トイレから車イスでも利用可能なバリアフリー対応の大型トイレに改造している。
