三文堂筆業
From Wikipedia, the free encyclopedia
概要
ブランド名
ブランド名の由来となったのは社名の「三文堂」である。三文堂を英語に音譯した「San Wen Tong」の頭文字を逆にした「TWS」に、中国語で万年筆(鋼筆)の「筆」を表す音譯である「Bi」を加え「TWSBI」とした。TWSBIにはまた「台湾の筆(Taiwan(TW)'s Bi)」という意味も含まれている。なお「三文堂」の意味は「三つの文化の殿堂」であり、かつて清朝第6代皇帝の乾隆帝が秘蔵した三つの偉大な书法(カリグラフィー)「快雪時晴帖」、「中秋帖」、「伯遠帖」と、それらを収蔵するため建立された三希堂をイメージしている[2]。現在「快雪時晴帖」は台北の国立故宮博物院が、「中秋帖」と「伯遠帖」は北京の故宮博物院が所蔵している[3]。
主な製品
TWSBI万年筆の特長として、豊富なカラーバリエーション、内蔵ピストン式のメカニカルなインク吸入構造、ポリカーボネートのデモンストレーター(透明ボディ)、分解・メンテナンスが容易で専用ツールも付属することなどが挙げられる。ニブはEF=極細、F=細、M=中、B=太、Stub=スタブ1.1から選択できる。スタブは縦横太さの異なる文字が書ける特殊なペン先である[4]。
- Classic - 他のシリーズとは異なるクラシカルな雰囲気のデザインと不透明ボディ。ボディ継ぎ目にインク残量確認用の透明部分がある。
- Diamond - 初代530以降、540、580と続く主力シリーズ。580のショートモデルMiniもある。過去のモデルではグリップ部の破損が問題となったため、580/Mini以降はグリップ部にメタルパーツが追加された[5]。ピストン式のインク吸入、デモンストレーター、分解・メンテナンスが容易な構造と専用工具など、TWSBI万年筆の代表的なフィーチャーをすべて備えている。530が2010年レッド・ドット・デザイン賞(プロダクトデザイン部門)を獲得した[1]。
- ECO - ECO(エコノミー)の名が示すとおり、Diamondシリーズと同じ特徴を持ちながら価格を抑えたエントリーシリーズ。
- GO - スプリング式のピストンをプッシュするだけの簡単インク補充。「レディ・トゥ・ゴー(すぐ使える)」が名称の由来。最も廉価なシリーズ。
- Micarta - 絶版。インク補充はコンバーター式。クリップ有無で2種類のバージョンがあった。キャップのシーリング不足や、ベークライト製のボディがインクで汚れやすいなどの問題があった[6]。
- VAC - レギュラーサイズの700RとショートモデルのMiniがある。デモンストレーター。インク補充はプランジャー式で、専用インクボトルも用意されている。