The Uncensored Library

『Minecraft』サーバーとマップ From Wikipedia, the free encyclopedia

The Uncensored Library(検閲のない図書館)は、国境なき記者団(RSF)が公開し、BlockWorks、DDBベルリン.monksが制作した『Minecraft』のサーバーおよびマップである[1][2]報道の自由がない国や検閲の存在する国々で情報封鎖を回避する試みとして制作された。館内には、メキシコロシアベトナムサウジアラビアエジプトブラジルベラルーシイランエリトリアで禁じられた報道記事が収蔵されている[3][4][5]。図書館は国ごとに独立した棟で構成され、それぞれの棟には複数の禁止記事が仮想の本として展示されている。公開日は2020年3月12日であり、これはサイバー検閲への抵抗の国際デーにあたる。この図書館にアクセスする方法は2つあり、公式サイトからマップをダウンロードするか、もしくは同プロジェクトの『Minecraft』サーバーに接続することである[6][2][7]

開発元 DDBベルリン、BlockWorks、.monks国境なき記者団[注釈 1]
初版 2020年3月12日 (6年前) (2020-03-12)
種別 『Minecraft』サーバーとマップ
公式サイト uncensoredlibrary.com
概要 開発元, 初版 ...
The Uncensored Library
The Uncensored Library
白い新古典主義様式の図書館と、その正面に木が並ぶ道が描かれたブロック状グラフィックのゲーム内スクリーンショット
開発元 DDBベルリン、BlockWorks、.monks国境なき記者団[注釈 1]
初版 2020年3月12日 (6年前) (2020-03-12)
種別 『Minecraft』サーバーとマップ
公式サイト uncensoredlibrary.com
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デザイン

ライブラリは新古典主義建築様式を用いて建設された大規模プロジェクトである。この建物はニューヨーク公共図書館のような確立された文化施設を想起させることを意図しており、同時にプロジェクトが問題提起する権威主義的構造をも象徴的に示唆している[7]。ライブラリの建設には1,250万個以上の『Minecraft』ブロックが使用されている[8]

形式

ライブラリには、対象となる9か国と「国境なき記者団」それぞれに専用のウイングが設けられており、そこには複数の記事が収められている[1]。記事は英語と執筆時の原文の両方で閲覧可能である[2]。ライブラリ内のテキストはゲーム内の本アイテムとして格納されており、スタンドに設置して複数のプレイヤーが同時に読むことができる[1]。これらの記事は一般的に検閲、不当な処罰、そして執筆者の政府に対する批判などを扱っている。各国の部屋の内装は、それぞれの国固有の状況および報道上の課題を象徴するデザインとなっている[2]。また、ライブラリの中央ホールには、報道の自由度指数と、同指標に掲載されている各国の報道の自由の状況を示す一覧が展示されており、メキシコのセクションには、報道活動によって命を落とした記者たちの記念碑も含まれている[7]。2020年3月の時点で、ライブラリには200冊を超える書籍が収められていた[7]

ライブラリ内には、新型コロナウィルスが報道に与えた影響を扱う部屋もあり、10か国(ブラジル中国エジプトハンガリーイランミャンマー北朝鮮ロシアタイトルクメニスタン)の本が配置され、それぞれの国でウイルスの報道がどのような影響を受けたかを示している[9]

評価

公開後、このプロジェクトはソーシャルメディア上で瞬く間に拡散し、AFP通信[10]BBC[11]、『DWニュース[12]CNBC[13]CNN[2]TechCrunch[6]、『The Verge[7]、『Gizmodo[1]Engadget[14]Mashable[15]、『PC Gamer[16]、および『Scene World Magazine[17]など、数多くのメディアで取り上げられた。プロジェクトはまた、インタラクティブ部門で2022年のピーボディ賞を受賞した[18]

ピーボディ賞の授与にあたって、同賞の公式サイトはこのライブラリを「報道の自由の記念碑であり、検閲されたコンテンツへのアクセスを可能にする革新的な裏口」と評した[19]

脚注

外部リンク

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