UPL

かつて存在した日本のビデオゲーム開発会社 From Wikipedia, the free encyclopedia

株式会社UPL(ユーピーエル、UPL Co., Ltd)はかつて栃木県小山市に所在していた、ビデオゲームの開発、およびエレメカの製造販売を行っていた企業である[1]。本社は栃木県小山市駅南町6-13-30、ビデオゲーム開発を行っていた東京営業所は東京都台東区上野3-16-3田口ビル3Fにあった(1992年時点)[2]

元々はユニバーサル(後のユニバーサルエンターテインメント)の販売子会社[3]兼エレメカ開発部門として、1972年ユニバーサルプレイランドとして創業[1]1983年11月に社名を「ユーピーエル」に変更した[1][4]1992年3月に倒産[1][5]

2016年5月20日に、ハムスターがUPLのゲーム等に関する権利を取得したことを発表した[6][7]

ビデオゲーム

凡例

  • 『ゲーム批評』1999年5月号に掲載された連載「失われた伝説を求めて」に掲載された作品リストをベースとして表を構成している[3]
  • 発表/発売時期および機種に関しては、原則としてUPLが販売および開発に関与したもののみを記載している。
  • 発表/発売時期は特記のない限り、日本国内における発表および発売時期を記載している。

タイトルリスト

さらに見る 発表/発売時期, タイトル名 ...
発表/発売時期 タイトル名 ジャンル 機種 備考
1982年 スネーQ アクション アーケード
  • 旧社名「ユニバーサルプレイランド」時代の作品[3]
  • 1982年9月末に開催された「第20回AMショー」で展示された[8][9]
  • ヘビを操作して果物などを食べるゲーム内容[9]
1982年 デストロイヤー シューティング アーケード
  • 旧社名「ユニバーサルプレイランド」時代の作品[3]
  • 1982年9月末に開催された「第20回AMショー」で展示された[8][9]
  • 海戦を題材にしたゲーム内容[9]
1982年頃[8] バウンドボーイ 不明 アーケード
  • 旧社名「ユニバーサルプレイランド」時代の作品[8]
  • 1982年9月末に開催された「第20回AMショー」に展示される予定だった[8][9]
1983年 フライデー アクション アーケード
  • 旧社名「ユニバーサルプレイランド」時代の作品[3]
  • 1982年9月末に開催された「第20回AMショー」で展示された[8][9]
  • 海中に沈んだ沈没船から、宝物を探して鳥に渡すゲーム内容[9][10]
  • 1983年2月[AC][11]
  • 1984年1月[MSX][12]
マウサー アクション
  • 旧社名「ユニバーサルプレイランド」時代の作品[11]
  • 1982年9月末に開催された「第20回AMショー」に展示される予定だった[8][9]
  • MSX版の販売はソニー[12]、開発はUPLによるもので、ソニーと業務提携の上でMSX版が供給された[13][注 2]
1983年12月[14] NOVA2001 シューティング アーケード
1984年頃[15] ドロドン アクション MSX
  • 販売はソニーだが、タイトル画面の権利表示には「1984 UPL」の文字が存在する[15]
  • 原作は1983年のファルコンの業務用ゲーム[16][17]
1984年10月[18] 忍者くん 魔城の冒険 アクション アーケード
1985年頃[19] スーパーウイング ピンボール[19] アーケード
  • 1985年2月に開催された「NAOアミューズメントエクスポ85」で展示された[19]
1985年4月[20] レイダース5 シューティング アーケード
  • AC版はタイトーが販売[20]
  • 1985年2月に開催された「NAOアミューズメントエクスポ85」で展示された[19]
1985年6月[21] ぺんぎんくんWARS アクション アーケード
1986年頃[22] PIPI: オウムのピピの大冒険 アクション MSX
  • 販売は日本デクスタだが、タイトル画面には「UPL soft Co., Ltd 1984」の権利表示が存在する[22]
  • 1984年7月にはUPLが本作を発売することが報じられており、自社ブランドあるいは大手家電メーカーからの販売が検討されていた[23][注 3]
  • MSX向けのオリジナルタイトルであり、迷路ゲームと陣取りゲームを融合させた内容[23]
1986年9月[24] XXミッション[注 4] シューティング アーケード
忍者くん 阿修羅ノ章 アクション
  • 『忍者くん 魔城の冒険』の続編[25][27]
  • ファミリーコンピュータ版の開発はマイクロニクス[28]
1987年12月[29] ミュータントナイト英語版 アクション アーケード
1988年6月頃[30] アークエリア英語版 シューティング アーケード
  • 1988年12月[AC][31]
  • 1990年1月[PCE][26]
アトミックロボキッド アクション
1989年 浦島まあじゃん 麻雀 アーケード
1989年7月[35] オメガファイター シューティング アーケード
1989年10月[36] タスクフォースハリアー シューティング アーケード
1990年6月[39] USAAF ムスタング シューティング アーケード
  • AC版はタイトーによる販売で『ゲームマシン』1990年7月15日号の記事にはUPL開発と記載されているが[39]、実開発はNMKによるもの[3][38]
1990年9月[40] ゴモラスピード アクション PCエンジン
  • 1990年11月[AC][41]
  • 1991年9月[MD][42]
宇宙戦艦ゴモラ シューティング
  • AC版はタイトーが販売[41]
  • メガドライブ版の開発はアイシステム東京[43]
1991年2月[44] バンダイク アクション アーケード
1991年3月[45] 戦国忍者くん英語版 アクション ゲームボーイ
1991年5月[47] ブラックハート シューティング アーケード
1991年7月[48] アクロバットミッション シューティング アーケード
  • AC版はタイトーが販売[48]
1992年1月[49] 鋼鉄要塞シュトラール英語版 シューティング アーケード
  • AC版はタイトーが販売[49]
1992年2月[50] 麻雀覇王伝カイザーズクエスト 麻雀 PCエンジン
閉じる

エレメカ

  • フェニックス (1983) - ボーナスゲーム機能付きのルーレット。ボーナスの時にフェニックスが光るフィーチャーがある。システム基板自体は同時期を代表するルーレットであるカプコンの「フィーバーチャンス」(1983)と同じで、同じ音が鳴る[52]
  • 忍者くん - 同社のビデオゲーム『忍者くん 魔城の冒険』(1984)をテーマにしたルーレット。「フェニックス」とゲーム内容自体は同じ。
  • ラッキークレーン - 見下ろし型のクレーンゲーム。基板にPSG音源を搭載しており、同社のビデオゲーム『忍者くん 魔城の冒険』のBGMが鳴る。クレーンゲームが登場した昭和中期より主流だったものの、昭和末期には『UFOキャッチャー』(1985、セガ)をはじめとする「正面型」の隆盛によって影が薄くなってしまった「見下ろし型」クレーンゲームの中にあって、昭和末期から平成初期にかけて広く展開され、「見下ろし型」を代表するシリーズとなった。UPL時代の製品としては「ラッキークレーンIV」が最終作。UPL倒産後、版権を継承したユウビスから「ラッキークレーンDX」シリーズ(DX、DX II、DX-III)が発売された。「ラッキークレーン」の版権を継承したアトラスから2003年に発売された「ラッキークレーン DX IV」が最新作。

関連項目

  • 藤沢勉 - UPLのゲームデザイナー。
  • 西澤龍一 - ゲームデザイナーとしてUPLに所属『NOVA2001』『忍者くん』『レイダース5』などを制作する。後に独立しエスケープを設立。
  • NMK - 一部のUPL作品においてNMK開発の基板を採用するなど[3]、UPLと関係の深い会社であった。
  • ジャレコ - 1985年に『忍者くん 魔城の冒険』のファミリーコンピュータ版を発売したほか[53]、UPL倒産後の1994年に『忍者くん』のシリーズ作を発売している[54]
  • ハムスター - UPLのゲーム等に関する権利を所有。
  • ユウビス - UPLのプライスゲームの権利を所有。

脚注

外部リンク

Related Articles

Wikiwand AI