XM7

アメリカ陸軍が採用したアサルトライフル From Wikipedia, the free encyclopedia

M7ライフル[6]は、M4カービンの後継としてアメリカ陸軍に採用されたSIG SAUER製のアサルトライフルである。次世代分隊火器プログラムにおける選考を経て、2022年に制式採用が決定された。SIG MCX Spearをベースとしており、採用弾薬は6.8×51mm .277 FURY弾、作動方式はガス圧式である。

種類 軍用小銃
設計・製造 SIG SAUER
概要 M7, 種類 ...
M7

M7とXM7小銃
M7
種類 軍用小銃
製造国 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
設計・製造 SIG SAUER
仕様
種別 アサルトライフル
口径 6.8 mm
銃身長 13 in (330 mm)
15.3 in (389 mm)[1]
ライフリング 6条右転
使用弾薬 .277 FURY弾
装弾数 20連発着脱式 箱型弾倉
作動方式 ショートストロークピストン式ガス圧作動方式, ロータリーボルト[2]
全長 34.1 in (866 mm)
36 in (914 mm)(サプレッサー装着時)[3]
重量 8.38 lb (3.80 kg)
9.84 lb (4.46 kg)(サプレッサー装着時)
1.4 lb (0.64 kg)(20連発マガジン装填時)[4]
発射速度 700 - 900発/分
銃口初速 915 m/s (3,002 ft/s)[2]
854 m/s (2,802 ft/s) (10.5in barrel)[5]
有効射程
  • 点目標: 500 m
  • 面目標: 600 m
歴史
設計年 2019年
配備期間 2022年 - 現在
配備先 アメリカ軍
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歴史

2019年1月、M4カービンM249軽機関銃を更新するため、米軍は次世代分隊火器プログラムを開始した。SIG SAUERはこれに対し2019年9月に本銃を提案した[7]。当時、ボディアーマーの性能向上により従来の5.56×45mm NATO弾(M4およびM249で使用)や7.62×51mm NATO弾では有効性が不足することが懸念されていたことから、XM7はより強力な6.8(.277インチ)×51mmの.277 FURY弾を使用するように設計された[8][9][10].277 FURY弾は、7.62×51mm NATO弾と比較して薬室圧力および初速がより高く、弾着点におけるエネルギーもより大きいことから[11]、より大口径の弾薬と同等の弾道特性を有すると考えられている[12]

2022年4月19日、アメリカ陸軍はSIG SAUERとの間でXM7ライフルとXM250分隊支援火器の供給に関する10年間の契約を締結し、M4とM249をそれぞれ置き換えることとした[13][14]。すなわち、M4の後継がM5、M249の後継がM250と、それぞれ連番の型番を後継銃に用いることとなった。最初の納入数はXM7が25丁、XM250が15丁で、2023年後半に納入される予定である。陸軍は、歩兵、戦闘工兵、前進観測員、衛生兵等の近接戦闘職種向けに合計107,000丁のXM5と13,000丁のXM250を調達する予定である。本銃を非戦闘員に支給する計画は当面はない。なお、契約上は、海兵隊特殊作戦軍にも採用されることに備えた追加発注枠がある[15]

2025年5月20日、ニュージャージー州ピカティニー兵器廠は次世代小隊用兵器(NGSW)の型式分類承認を発表し、公式分類をXM7からM7に改めた[16]

設計

XM7の重量は8.38 lb (3.80 kg)(サプレッサー込みでは9.84 lb (4.46 kg))である。標準的な武装では、兵士1人あたり20発装填のマガジン7個の計140発を装填して携行することになるため、弾薬分の9.8 lb (4.4 kg)が追加される。これに対し、M4A1では本体重量6.34 lb (2.88 kg)に30発装填マガジン7個で計210発の重量7.4 lb (3.4 kg)が加わる形であったから、XM7では本体重量が約2 lb (0.91 kg)多くなり、兵士が運ぶ重量は合計およそ4 lb (1.8 kg)増加するにもかかわらず、携行弾数は70発減少することになる。

XM7を含めた次世代分隊火器の運用テストは2024年に開始される予定であった[17]

登場作品

コール オブ デューティ モダン・ウォーフェアIII
「BAS-B」の名称で登場。
デルタフォース(2025年のゲーム)
「M7」の名称で登場。
Escape from Tarkov
「SIG MCX SPEAR 6.8x51 assault rifle」の名称で登場

脚注

関連項目

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