ظ
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ظ(ザー, ظاء)はアラビア文字の17番目に位置する文字。古典的フスハー発音では咽頭化または軟口蓋化された有声歯摩擦音(/ð̴/ または /ðˁ/)とされるが、現代口語で広く有声歯茎摩擦音(/ᵶ/ または /zˁ/)が普及しているためラテン文字転写でdh等ではなくzに下点を付した物が慣習的に使われている。

フェニキア文字にはこの音を表すための文字が存在しないため、ط から新たに作られた。そのためアラビア語のアブジャド配列でも終盤に配置されている。

多くの口語では ض と ظ が同音になり、エジプトではともに /zˁ/ か /dˁ/、イラクではともに /ðˁ/ と発音されるが、フスハーを話すときや、フスハー由来の語では両者は人工的に区別され、ﺽ は /dˁ/、ظ は /ðˁ/ と発音される。
この文字はアラビア語で最も使用頻度の低い文字である。
符号位置
| 文字 | Unicode | JIS X 0213 | 文字参照 | 説明 |
|---|---|---|---|---|
| ظ | U+0638 | ‐ | ظظ | ザー |
| ڟ | U+069F | ‐ | ڟڟ | ハウサ語 ts [(t)sʼ] |