元 (数学)
集合論において、集合を構成する明確なオブジェクトのうちの1つ
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概要
素朴な説明
定義
形式論理に基づく現代的な集合論は、(相等関係 = 以外に)一つの述語記号(二項述語 ∈)を含む一階述語論理で記述される[8]。
そのような記述法の下で、文「x は M の元である」は x ∈ M という式に翻訳される。
ハウスドルフは、このような記述自身は元からある概念を元にして定義を構成するような手法でないことを注意している
« on pourra objecter qu'on a défini idem per idem voire obscurum per obscurius. Il faut considérer qu'il n'y a pas là une définition mais un procédé d'exposition, une référence à un concept primitif familier à tous (...) »[9]
集合と類
元素
最もよく用いられる ZFC 集合論では全ての元がそれ自身集合として実現されるが、別の集合論では必ずしもそうではない。集合の元であって、かつそれ自身は集合として実現されないような元を原子 (atom) あるいは urelement(根源的元/原要素/原始元/基本元素) と呼ぶ。
そのような場合においては、必ずしも集合でないような対象に対しても、考えている数学的体系に属する対象であることを以って「元」と呼ぶ方が自然である。数、点、函数など(これらは集合として実現できる)と言った従来の数学的体系の殆どに加えて、星、分子、カエルなどもその体系における「元」ということになる[10]。
代数系の特定の元
関連項目
注釈
- 少なくとも、 {1, 2} ≠ 1, {1, 2} ≠ 2, {1, 2} ≠ 3, {3} ≠ 1, {3} ≠ 2, {3} ≠ 3 などが証明できる。