アル・ハヤト
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概要
全世界のアラビア語読者を対象とする汎アラブ紙のひとつ。国際的な紙面作りを特徴とし、政治(al-Siyasa)・経済(al-Iqtisadiya)などのほか、「世界の新聞」・「健康」・「教育」といった毎週日替わりの特集がある。
政治面は地域ごとに分割されておらず、主にアラブ地域・アラブ以外の西アジア地域・北米・西欧の政治ニュースが掲載される。イラク・レバノン・パレスチナ/イスラエル、イラン・アフガニスタン・パキスタン、アメリカ合衆国、イギリス・フランスなど、注目度の高い地域の記事が多く掲載されるほか、タイ王国や中国など、東アジアの時事を伝えることも少なくない。
1946年にレバノンで創刊され、レバノン内戦を契機に、1987年に本部をロンドンに移して再出発した。1990年にはハーリド・ビン・スルターン・サウジアラビア王子が同紙に出資、事実上所有し、今に至る。 そのため、同紙はサウジアラビア系の新聞とみなされており、カイロ(エジプト)・ベイルート(レバノン)版のほかに、サウジ国内版も発行している。 ニューヨーク、フランクフルト、バハレーン、ドバイでも印刷されている。
オピニオン面にはアラブ世界各地の作家・専門家が寄稿し、後述の『アッシャルクル・アウサト』紙に比べリベラル・左派的な論調が目立つといわれる。読者は主にインテリ層。
本紙のほかにも、雑誌『アル=ワサト』、女性週刊誌『ラハ』を発行。ウェブサイトには英語ページもある。
『アル=ハヤート』以外の有力汎アラブ紙には、ともにロンドンに本部を置く『アッシャルクル・アウサト(al-Sharq al-Awsat)』と『アル・クドゥス・ル・アラビー(al-Quds al-Arabi)』がある。
参考
- William A. Rugh, "Arab Mass Media - Newspapers, Radio, And Television In Arab Politics", Praeger, 2004