オコジョ
イタチ科の哺乳類
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オコジョ(白鼬、学名: Mustela erminea Linnaeus, 1758)は、ネコ目(食肉目)イタチ科イタチ属に分類される動物の1種。別名ヤマイタチ(山鼬)、エゾイタチ(蝦夷鼬)、クダギツネ(管狐)。
| オコジョ | ||||||||||||||||||||||||||||||
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オコジョ(夏毛) Mustela erminea | ||||||||||||||||||||||||||||||
| 保全状況評価[1] | ||||||||||||||||||||||||||||||
| LEAST CONCERN (IUCN Red List Ver.3.1 (2001)) | ||||||||||||||||||||||||||||||
| 分類 | ||||||||||||||||||||||||||||||
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| 学名 | ||||||||||||||||||||||||||||||
| Mustela erminea Linnaeus, 1758 | ||||||||||||||||||||||||||||||
| 和名 | ||||||||||||||||||||||||||||||
| オコジョ ヤマイタチ | ||||||||||||||||||||||||||||||
| 英名 | ||||||||||||||||||||||||||||||
| Ermine Stoat | ||||||||||||||||||||||||||||||
| 亜種 | ||||||||||||||||||||||||||||||
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→詳細は「§ 分類」を参照 | ||||||||||||||||||||||||||||||
イギリスを含むヨーロッパ中北部、北アメリカ、およびアジア中北部に自然分布している。また、日本では北海道や本州の東北地方、中部地方などに分布している。一方、ニュージーランドにはウサギ駆除を目的として導入されたが、外来種として在来種の生態系に深刻な影響を与える害獣と化している。
形態
生態
分類
保全状態評価
- オコジョ Mustela erminea
- LEAST CONCERN (IUCN Red List Ver. 3.1 (2001))[1]
- 亜種 ホンドオコジョ Mustela erminea nippon
- 準絶滅危惧(NT)(環境省レッドリスト)
- 亜種 エゾオコジョMustela erminea orientalis
- 準絶滅危惧(NT)(環境省レッドリスト)
- 亜種 Mustela erminea ferghanae (インド産亜種)
- ワシントン条約附属書III
人間との関わり
毛皮

オコジョの毛皮は外套やストールの縁取り用に珍重され、特に純白の冬毛が好まれた。イギリス英語では冬毛のオコジョのみを「アーミン」("ermine")と呼んで区別する(北アメリカでは夏毛のオコジョもアーミンと呼ばれる)。
ヨーロッパでは、アーミンは王族の象徴とされた。中世の王侯貴族はこの冬毛のオコジョの毛皮をいくつも並べて1枚に縫わせ、それをガウンの裏地などに好んで用いた。王族や貴族の肖像画やトランプのクィーンやキングの絵札で黒い点のある白い縁のある服を見かけるが、その部分がアーミンである。イギリス貴族院議員の正装の上着にもアーミンがあしらわれているが、現在は人工毛皮が使用される。アーミンは西洋の紋章学で毛皮模様を表すティンクチャーのひとつともなっている。
14世紀前半に熊夢祥によって書かれたと思われる大都(北京)の地誌『析津志』において、銀鼠(オコジョ)に関する記事中にアイヌと野人女真との間で沈黙交易でオコジョの毛皮が取引されていたことが記述されている[3]。
伝説
ルネサンス期には、冬毛のオコジョは純白の毛皮を汚されるよりも死を選ぶと信じられたため、純潔の象徴ともされた。
群馬県・長野県・山梨県の一部では、オコジョは山の神十二様の使いであり、人に祟ったり憑いたりすると伝えられる[4]。地域によってはオサキやクダの正体とされる[4](オサキやクダは全国的には狐の変種とされる)。
