アーンドラ・プラデーシュ州
インドの州
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アーンドラ・プラデーシュ州(アーンドラ・プラデーシュしゅう、テルグ語: ఆంధ్ర ప్రదేశ్、ウルドゥー語: آندھرا پردیش)は、南インドに位置するインドの州の一つ。
| アンドーラ・プラデーシュ州 ఆంధ్ర ప్రదేశ్ آندھرا پردیش | |
| 座標: 北緯16.52度 東経80.52度 | |
| 国 | |
| 地方 | 南インド |
| 行政区 | 26県 |
| 創立 | 1956年11月1日 |
| 州都 | ハイデラバード(1960 - 2024) アマラーヴァティー(2024 - ) |
| 最大都市 | ヴィシャーパカトナム |
| 州知事 | S・アブドゥル・ナジール (S. Abdul Nazeer) |
| 州首相 | ナラ・チャンドラバブ・ナイドゥ (Nara Chandrababu Naidu) |
| 議会(議員数) | 二院制 (175+58) |
| 人口 • 密度 |
49,386,799人(2,011年現在) • 303人/km2 |
| 公用語 | テルグ語 ウルドゥー語 |
| 標準時 | IST (UTC+5:30) |
| 面積 | 162,970 km2 |
| ISO国名コード | IN-AP |
| 公式サイト | www.ap.gov.in |
2014年6月に、従来の州都であったハイデラバードを含むテランガーナ地域が分割され、テランガーナ州が新設された[1]。移行措置として、テランガーナ州の州都となったハイデラバードに2024年までは引き続きアーンドラ・プラデーシュ州庁舎を据え置き、以降は州内のアマラーヴァティーへ州都を移転することが予定されている。
歴史
地理
気候
隣接州
- タミル・ナードゥ州
- カルナータカ州
- テランガーナ州
- オリッサ州
- ポンディシェリ連邦直轄領 ヤーナム県
地方行政区分
アーンドラ・プラデーシュ州は、13の県(ジッラール జిల్లాలు)に区分されている。
ラーヤラシーマ
沿岸アーンドラ
- トゥールプ・ゴーダーヴァリ県 (తూర్పు గోదావరి ; East Godavari)
- グントゥール県 (గుంటూరు ; Guntur)
- クリシュナ県 (కృష్ణ ; Krishna)
- ネッルール県 (శ్రీ పొట్టి శ్రీరాములు నెల్లూరు జిల్లా ; Sri Potti Sri Ramulu Nellore)
- プラカーシャム県 (ప్రకాశం ; Prakasam)
- シュリーカークラム県 (శ్రీకాకుళం ; Srikakulam)
- ヴィシャーカパトナム県 (విశాఖపట్నం ; Visakhapatnam)
- ヴィジャヤナガラム県 (విజయనగరం ; Vizianagaram)
- パシュチマ・ゴーダーヴァリ県 (పశ్చిమ గోదావరి ; West Godavari)
主要都市

- ハイデラバード
- ヴィシャーカパトナム (最大の都市)
- アマラーヴァティー (将来の州都)
- ヴィジャヤワーダ
- グントゥール
政治
アーンドラ・プラデーシュ州の州議会では、二院制が採用されている。上院は58議席(任期6年)で、下院は175議席(任期5年)である。州内閣は下院に対して連帯責任を負い、下院の信任を得て州政府を形成する。
1956年の州成立以来、一貫してインド国民会議が下院の過半数の議席を占めており、州首相も独占してきていた。しかし、1983年の州議会選挙でテルグ・デサム党(TDP)が過半数の議席を獲得し、党首であるN・T・ラーマ・ラオがはじめて非国民会議派の州首相に就任した。それ以後、国民会議派とTDPが交互で州政権を担うこととなった(1983年から1989年までTDP政権、1989年から1994年まで国民会議派政権、1994年から2004年までTDP政権)。2004年の州議会選挙では10年ぶりに国民会議派が政権を奪還し、Y・S・ラジャセカラ・レッディが州首相に就いた。強力なリーダーシップのもと、2009年の州議会選挙でも勝利し2期目の政権を樹立したが、同年のヘリコプター墜落事故により急死した。国民会議派の州支部内では内紛が起き、息子のY・S・ジャガン・モハン・レッディを中心とするグループは国民会議派から離脱して、YSR会議派を結成した[3]。
2014年の州議会選挙では、TDPが政権を奪還してナラ・チャンドラバブ・ナイドゥが州首相に就いた。2019年の州議会選挙では、YSR会議派がはじめて州議会の過半数を獲得して、Y・S・ジャガン・モハン・レッディが州首相に就いた[4]。2024年の州議会選挙で再度、TDPが政権を奪還し、ナラ・チャンドラバブ・ナイドゥが州首相に返り咲いた[5]。
州議会


州首相
| 氏名 | 在任期間 | 党派 | |
|---|---|---|---|
| ニーラム・サンジーヴァ・レッディ | 1956年11月1日 - 1960年1月11日 | インド国民会議 | |
| ダモダラム・サンジヴァーヤ | 1960年1月11日 - 1962年3月12日 | ||
| ニーラム・サンジーヴァ・レッディ | 1962年3月12日 - 1964年2月21日 | ||
| コシュ・ブラフマーナンダ・レッディ | 1964年2月21日 - 1971年9月30日 | ||
| ナラシンハ・ラーオ | 1971年9月30日 - 1973年1月10日 | ||
| ジャラガム・ベンガラ・ラオ | 1973年12月10日 - 1978年3月6日 | ||
| マリ・チェナ・レディ | 1978年3月6日 - 1980年10月11日 | ||
| タングトゥーリ・アンジャイア | 1980年10月11日 - 1982年2月24日 | ||
| Bhavanam Venkatarami Reddy | 1982年2月24日 - 1982年9月20日 | ||
| コトラ・ヴィジャヤ・バーシュカラ・レッディ | 1982年9月20日 - 1983年1月9日 | ||
| N・T・ラーマ・ラオ | 1983年1月9日 - 1984年8月16日 | テルグ・デサム党 | |
| N・バーシュカラ・ラオ | 1984年8月16日 - 1984年9月16日 | ||
| N・T・ラーマ・ラオ | 1984年9月16日 - 1989年12月3日 | ||
| マリ・チェナ・レディ | 1989年12月3日 - 1990年12月17日 | インド国民会議 | |
| N. Janardhana Reddy | 1990年12月17日 - 1992年10月9日 | ||
| コトラ・ヴィジャヤ・バーシュカラ・レッディ | 1992年10月9日 - 1994年12月12日 | ||
| N・T・ラーマ・ラオ | 1994年12月12日 - 1995年9月1日 | テルグ・デサム党 | |
| ナラ・チャンドラバブ・ナイドゥ | 1995年9月1日 - 2004年5月14日 | ||
| Y・S・ラジャセカラ・レッディ | 2004年5月14日 - 2009年9月2日 | インド国民会議 | |
| コニジェティ・ロサイア | 2009年9月3日 - 2010年11月25日 | ||
| キラン・クマール・レッディ | 2010年11月25日 - 2014年3月1日 | ||
| ナラ・チャンドラバブ・ナイドゥ | 2014年6月8日 - 2019年5月30日 | テルグ・デサム党 | |
| Y・S・ジャガン・モハン・レッディ | 2019年5月30日 - 2024年6月12日 | YSR会議派 | |
| ナラ・チャンドラバブ・ナイドゥ | 2024年6月12日 - (現職) | テルグ・デサム党 | |
経済
農業
アーンドラ・プラデーシュ州は、農業が盛んな地域である。米、煙草、綿花、唐辛子、サトウキビが主に栽培されている。最近では植物油生産用にヒマワリやピーナッツが好まれる。しかしながら、灌漑設備をもたない零細農家、小作農家人口も多いため、州をまたいだ灌漑計画が多数ある。
生物工学・製薬
近年では、生物工学産業の育成に力を入れている。また、製薬の中心地でもあり、インド10大企業の半数がこの州にある。
IT産業
近年では、情報技術産業の育成にも力を入れている。このためソフトウェアの販売総額は、2004年度が37%、2005年度が62%の成長率で、2006年度にはインドのIT輸出総額の14%、年間45億ドルに達した。州都のハイデラバードはインド内第五の規模の都市である。インドにおける情報技術産業の成長、いわゆる「ブルーチップ革命 Blue Chip Revolution」の波に乗り、ハイデラバードでも情報技術産業が育成され、市内に展開する関連企業の数はインド全土で一、二を争うほどになり、「サイデラーバードゥ」(Cyber + Hyderabad) と呼ばれることもある。この他、ヴィシャーカパトナムやヴィジャヤワーダにおいても情報技術産業の育成が図られている。
鉱業
鉱物資源はインド第2を誇り、石灰岩は300億トンを産出する。
石油・エネルギー産業
クリシュナ・ゴーダーヴァリ堆積盆には膨大な天然ガスと石油があり、沖合で開発中である。石炭も豊富にある。水力発電はインド第一位で、全体の11%を賄う。