ウバガイ
バカガイ科の二枚貝
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形態
殻は三角形に近い卵形である[2]。殻表は稚貝では白色、幼貝では黄色、成貝では黄褐色あるいは黒褐色の殻皮に覆われる[1]。
幼貝のうちは、同科のシオフキに似るが、これは内湾性で生息環境から区別できる。一方、ヒメバカガイ(学名: Mactra crossei)は成貝では全く異なるが、1 cm以下の幼貝は区別が難しい。
殻頂に残る初期稚貝の殻を高倍率で観察すると、全く色彩のないものがウバガイで、褐色から帯紅色が点状に見られるのがヒメバカガイ[注釈 1]。
同科のミルクイにも似るが、殻長や水管、殻の後端の隙間がそれほど大きくなく、殻を閉じると完全に内部に収納され、ほとんど隙間がなくなる点で区別が可能。
生態
生産
漁獲
主に底曳網の一種の桁曳網で漁獲され、水を海底に噴射して掘り起こしながら網で捕獲する[5]。
漁獲量
- 2008年度(苫小牧市産業経済部調べ)
保護・増殖
地域によっては、稚貝の放流による増殖や大きさによる漁獲制限による保護が行われる(例:青森県では7 cm以下のウバガイは漁獲禁止[6])。苫小牧では、ウバガイの生育上競合関係となるハスノハカシパン(ウニの仲間)の駆除も試みられている[7]。
流通
活貝の殻付き流通が多いが[8][9]、鮮度の良い殻付きホッキガイをむく作業は慣れない人には容易でない[8]。そのため殻付きのまま貝重量の10倍量の湯で2分間ボイルし、冷却後殻をむく方法が推奨されている[8]。

