ウリエル
ユダヤの神秘主義的文学において重要な天使、大天使
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ウリエル(ヘブライ語: אוּרִיאֵל [3]、ティベリア式ヘブライ語:
芸術作品においてウリエルは、作家と教師にインスピレーションを与え、裁きと預言の解説者という役割を示す本と巻物を持つ姿、または開いた手の中に炎を灯した姿で描かれる。
ヘブライの伝承・ユダヤ神秘主義的文学におけるウリエル

旧約聖書外典『エチオピア語エノク書』で、ウリエルはエノクを天国へ引き上げ、天国の案内役を勤めた。エノク書では、主の天使たちが地上に降り多くの邪悪を働いたため、神はミカエル、ガブリエル、ラファエル、ウリエルをそれぞれ役目を与え遣わした。そのときウリエルは、ノアに洪水が迫っていることを報せた。エノクはウリエルを七人の大天使の一人とし、タルタロスと世界を見守ると語っている。また、天におけるすべての発光体と地上の運行、気象、自然現象を司る天使としている[6]。
旧約聖書外典『第四エズラ書』において、ウリエルはエズラが見た七つの幻視を説明する。エズラは、神に様々な質問をする。とくにユダヤ人の苦悩、神の正義、イスラエルの運命について尋ねる。その答えとしてエズラは七つの幻視を見る。その時にウリエルは現れ、神が人間に対して行う正義について、答えることの不可能な三つの質問をする[7]。
ユダヤの伝承『ヨセフの祈り』の中で、ウリエルは『わたしは人間たちの中で暮らすために地上におり、ヤコブという名で呼ばれる』と述べる。この言葉の正確な意味は明らかにされていないが、そうなるとウリエルは天使から人間になった初めての者となる。