マニラエレミ

From Wikipedia, the free encyclopedia

マニラエレミ[3][4]は、フィリピンに自生する樹木であり、またその樹木から採れる樹脂のことでもある。単にエレミ (elemi) とも呼ぶが、この呼称ではカナリアノキCanarium indicum; シノニム: C. commune)などの別種を指す場合もある[5]

概要 マニラエレミ, 保全状況評価 ...
マニラエレミ
保全状況評価[1]
NEAR THREATENED
(IUCN Red List Ver.3.1 (2001))
Status iucn3.1 NT.svg
Status iucn3.1 NT.svg
分類APG IV
: 植物界 Plantae
階級なし : 被子植物 Angiosperms
階級なし : 真正双子葉類 core eudicots
階級なし : 真正双子葉類 eudicots
階級なし : バラ上群 superrosids
階級なし : バラ類 rosids
階級なし : rosid II / Malvidae
: ムクロジ目 Sapindales
: カンラン科 Burseraceae
: カンラン属 Canarium
: マニラエレミ C. luzonicum
学名
Canarium luzonicum
(Blume) A.Gray[2]
シノニム
  • Canarium carapifolium G.Perkins[2]
  • Canarium oliganthum Merr.[2]
  • Canarium polyanthum G.Perkins[2]
  • Canarium triandrum Engl.[2]
  • バシオニム英語版Pimela luzonica Blume[2]
閉じる

分布

フィリピン固有種である[1][2]

形態的特徴

高木である[4]

複葉を持ち、小葉は3-5対、長楕円形、対生である[4]托葉葉柄に挿入され、早落性である[3]

花は単性花である[4]

果実は核果であり長さ2-4センチメートル、幅1.5-2センチメートルである[3][4]

利用

エレミシンはエレミから名付けられた。

幹から滲出する樹液もマニラエレミと呼ばれる[3]。マニラエレミは、淡黄色の物質で、はちみつのような濃度を持つ。芳香を持つエレミ油は、樹脂から水蒸気蒸留して生成される。香りは、パイナップルレモンに似ている。樹脂の構成成分の1つはα-アミリンである[4]

マニラエレミ樹脂はニスや印刷用のインク等に用いられる[4]。また、本草薬として気管支炎カタル、酷い咳、ストレス、傷の治療等に用いられる。成分には、フェランドレンリモネンエレモールエレミシンテルピネオールカルボンテルピノレン等を含む。

2006年に向精神薬作用が報告されたが、現在は否定されている[6]

脚注

出典

Related Articles

Wikiwand AI