エード
果汁を薄め甘味料を加えた飲料水
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-ade(発音:エード)は、主に、果実風味の飲料を表すための接尾辞[1]。通常は単体の単語としては使わない。
語源的にはラテン語の過去分詞の語尾 -ataに由来し、-ataは材料や結果などを表した。
果実風味の飲料を表す接尾辞として使われ始めたのは17世紀のフランスであり、レモン風味の飲料をlimonade(リモナード)と呼ぶことが一般化してからである。フランスでは17世紀にリモナードの製造・販売業者の組合まで設立された。
1660年に出版された『フランスの菓子職人』という本にはリモナードのレシピが掲載されている[2]。匿名で出版された本だが、『フランス料理人』を著したフランソワ・ピエール・ド・ラ・ヴァレンヌが書いたのではとする説もある[2]。
17世紀のレシピ情報は、もともとどのような作り方で作る飲料を-adeという接尾辞をつけて呼んでいたか理解するのに役立つので下に書く。
フランスで広まったlimonadeという単語を英語がとりこんでlemonadeレモネードとなり、英語で -adeは果実風味の飲料を広く指すための接尾辞として使われるようになった。それが他の諸言語に伝播し、果物名 + -adeという形で、「(果物名)風味の飲料」という意味で使われるようになった。
ただし、接尾辞 -adeは飲料に限らない。たとえばblockadeブロッケードは、block(障壁)+ -adeという構造の単語で、封鎖を意味する。
- 果実風味の飲料
ともあれ、主な用法は飲料であり、飲料としては、水に果汁を加え甘味料で甘みを調整した飲料を表す接尾辞である。

具体例としては次のような飲料がある。
- レモネード(←要素はlemon + -adeだが、発音は音韻学でいうresyllabification(再音節化)が起き、nの音は-adeと結合し、lemo / nadeと発音する)
- オレンジエード
- グレープエード
- チェリーエード
- ライムエード
国やメーカーにより、水を使うか、炭酸水を使うかの違いがある。例えばアメリカ産のオレンジエードは炭酸を含まない。フランス産のオレンジエードは炭酸を含む。 甘味料も何を使うか、国、メーカーにより異なる。使われるのは一般に砂糖、はちみつなどである。 メーカーによっては、新鮮な果汁ではなく果実シロップで作る飲料も「〜ade エード」という名称で呼んでいる。
日本では、伝統的な表現では、果実名の後ろに「水」を加えて呼ぶ。たとえば「レモン水」である。近年の一部の飲料業者は、自社用語として、炭酸を含まないものを「〜エード」として、炭酸を含むものを「〜スカッシュ」と呼び分ける。(だが-adeには炭酸入りのものもあるので、これがどこでも通用する呼び分け法というわけでもない)
なお、果汁100パーセントの飲料はジュースと呼ばれ区別される(たとえばオレンジジュースは果汁100パーセントのものである)