オモダカ
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オモダカ(沢瀉・澤瀉・面高、学名: Sagittaria trifolia L.)は、オモダカ科オモダカ属の水生植物である。ハナグワイ、サンカクグサ、イモグサ、オトゲナシなど多くの別名がある[2]。オモダカの語源ははっきりとはしておらず、人の顔に似た葉を高く伸ばしている様子を指して「面高」とされたとも、中国語で湿地を意味する涵澤(オムダク)からとられたとも言われる[2]。
| オモダカ | |||||||||||||||||||||
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オモダカ | |||||||||||||||||||||
| 保全状況評価[1] | |||||||||||||||||||||
| LEAST CONCERN (IUCN Red List Ver.3.1 (2001)) | |||||||||||||||||||||
| 分類(APG IV) | |||||||||||||||||||||
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| 学名 | |||||||||||||||||||||
| Sagittaria trifolia L. | |||||||||||||||||||||
| 和名 | |||||||||||||||||||||
| オモダカ(面高) | |||||||||||||||||||||
| 英名 | |||||||||||||||||||||
| Arrowhead |

分布
生態
類似種
人間との関係
日本では昔から愛されている花で、平安時代には蒔絵の紋様にも描かれた。源平の武士たちの武具や衣服にもよく登場する[5]。
オモダカは観賞用に栽培されることもあるが、通常利用されることは少ない。前述のように種子のほかに塊茎でも繁殖するため、難防除性の水田雑草として扱われることもある[6]。ただし、オモダカの栽培変種であるクワイは、塊茎が肥大化して食用となるため栽培され、おせち料理などに利用される。クワイはその外形から「芽が出る」ことを連想させるため、縁起物として扱われる。
日本では、オモダカの葉や花を図案化した沢瀉紋(おもだかもん)という種類の家紋がある。沢潟の葉の形は矢尻に似ており「勝ち草」や「勝軍草」と呼ばれたことから、武将達に好まれた。とくに毛利元就が戦の際に沢潟にトンボ(勝ち虫)が止まっているのを見て勝利し、家紋に採用したというエピソードが良く知られている。また、享保の改革を行った水野忠邦を輩出した水野家の家紋も沢瀉紋で、「水野沢瀉」と呼ばれている。
なお、1999年8月16日から2014年3月31日まで販売された慶事用90円普通切手にも、「鶴にオモダカ文様」が描かれていた[7]。