カノン進行

コード進行の一形式 From Wikipedia, the free encyclopedia

カノン進行(カノンしんこう、: Canon chord progression)は、ヨハン・パッヘルベルの「カノン」の旋律に用いられたコード進行。下降を繰り返す逆循環コードの一形式。なめらかで美しく流れ、親しみやすく聴きやすいことを特徴とする。

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override Score.MetronomeMark.direction = #DOWN
{
    s2^markup { I  } | s^markup  { V } | s^markup  { vi } | s^markup  { iii } |
    s^markup  { IV } | s^markup  { I } | s^markup  { IV } | s^markup  { V   } |
}
{
    clef bass 	empo 2=50 key d major d2 a, b, fis, g, d, g, a,
}

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パッヘルベル「カノン」のベースライン。

コード進行のディグリーネームは「Ⅰ - Ⅴ - Ⅵm - Ⅲm - Ⅳ - Ⅰ - Ⅳ - Ⅴ」と表わされる[注 1]。これは全てダイアトニックコードからなり、トニック(Ⅰ[注 2])の安定したコードが不安定のドミナント(Ⅴ)とサブドミナント( Ⅳ)に展開して再び安定のトニックから始まり循環する。この循環コード進行は「大逆循環」と呼ばれている[1]

概要

ドイツの作曲家ヨハン・パッヘルベルの「カノン」は、17世紀後半から18世紀前半頃に作曲されたバロック音楽である。20世紀に入るとバロック音楽は再発見された[2]。そうしたなかで1919年に音楽学者で作曲家のグスタフ・ベックマン(Gustav Beckmann)は論文にパッヘルベルの「カノン」の楽譜を掲載した。1929年には音楽学者でバロック音楽エディターのマックス・ザイフェルト(Max Seiffert)が「カノンとジーグ」の編曲版を出版した。

1938年9月15日にはベルリンで指揮者・ヴァイオリニストのヘルマン・ディーナー(Hermann Diener)&コレギウム・ムジクムによるレコード盤が録音された[注 3]。このヘルマン・ディーナー盤はドイツでは1939年頃に発行され、イギリスでは第二次世界大戦後の1949年初頭に再発行された[3]。その後、1960年代にフランスの指揮者ジャン=フランソワ・パイヤールの録音盤(1968年)によりパッヘルベルのカノンは一躍人気楽曲になった[2]

1980年にアメリカ合衆国の映画『普通の人々』のテーマとしてジャン=フランソワ・パイヤールによる編曲、ノエル・ゴエマンヌ(Noël Goemanne)による混声編曲がなされたヴァージョンが使用された。ヴァージンロードのBGMとしてよく使用される契機となったのは、1981年にチャールズ皇太子ダイアナ妃の結婚式であった。このイギリス王室結婚式で17世紀のバロック音楽「デンマーク王子の行進曲」(ジェレマイア・クラーク)が使用されたことによりパッヘルベルのカノンは結婚式の楽曲として確固たる地位を獲得した[2]

パッヘルベルのカノンはポップミュージックに影響を与え、1960年代頃からカノン進行を用いた楽曲が散見されるようになる。カノン進行は1990年代から2010年代日本におけるポップミュージックロックミュージックに好んで用いられた[4]。また日本全国の学校でよく合唱されている人気楽曲のいくつかはカノン進行が使用されている。

カノン進行を使用するにあたり各々のアレンジがあり、リズムの変更や音の長さの変更、オンコードによるベース音の変更、テンションによるデコレーション、代理コードによる置き換え、Ⅴ7やⅡmの追加などがある[4]

カノン進行が用いられている主な楽曲

1960年代以前

  • Play ヨハン・パッヘルベルカノン ニ長調 P. 37/1」(17世紀後半-18世紀前半頃) - 「3つのヴァイオリンと通奏低音のためのカノンとジーグ ニ長調 P. 37」の前半部分。オリジナルのカノン進行いわゆる「パッヘルベルのカノン」。「涙のカノン」とも呼ばれている。
  • Play ヘンデルオルガン協奏曲集作品7 第5番(第11番)ト短調 HWV 310 第2楽章」(1761年)[注 4]
  • Play モーリッツ・モシュコフスキ「20の小練習曲作品91 第4番 ヘ長調」(1913年) - ソビエト連邦国歌(1944年)とロシア連邦国歌(2001年)のメロディーに似ている9小節目からのメロディー[5]のコードがカノン進行。
  • Play アレクサンドル・アレクサンドロフボリシェヴィキ党歌」(1938年) - ほぼ全編に渡ってカノン進行。ソビエト連邦の最高指導者ヨシフ・スターリンがこの楽曲を気に入って選曲し翌1939年3月開催の全連邦共産党(ボリシェヴィキ)第18回党大会で演奏された。当初は行進曲のテンポであったこの楽曲をスターリンは賛美歌のようなスローなテンポにしてくれるよう要求した。この楽曲は全連邦共産党(ボリシェヴィキ)の公式党歌「インターナショナル」(ソビエト連邦国歌)に対して非公式党歌となった。ソビエト連邦国歌は独ソ戦開戦3年目の1943年にアレクサンドロフの「ボリシェヴィキ党歌」に新たな歌詞を付けた国歌が採択され、翌1944年に改訂国歌が施行された[注 5]。ソ連およびロシアの国歌はそれ以前から「カノン」というワードが関係する例がある。それはチャイコフスキー祝典序曲『1812年』変ホ長調 作品49(1880年)である。この序曲第5部においてロシア帝国の国歌「神よツァーリを護り給え」(1833年)の歌の始めのメロディーが引用され、チャイコフスキーは該当箇所[6]で大砲の「カノン」(cannon)を打ち鳴らすように楽譜で指示している。
  • Play ソビエト連邦ソビエト連邦国歌」(1944年) - ほぼ全編に渡ってカノン進行。原曲はアレクサンドル・アレクサンドロフ作曲「ボリシェヴィキ党歌」(1938年)。第二次世界大戦後間もなく冷戦に突入し、そののちオリンピックにおけるソビエト連邦選手団の活躍等により世界中の人々が新しいソビエト連邦国歌を耳にする機会を得た。他方で西側においてはパッヘルベルの「カノン」が人気楽曲となっている。1960年代にフランス人指揮者の演奏でパッヘルベルの「カノン」が急速に知名度を上げ、1980年のアメリカ映画『普通の人々』のテーマになった[2]。2001年よりソビエト連邦国歌の歌詞を変更したロシア連邦国歌が施行された。
  • Play チャーリー・パーカーConfirmation」(1945年[注 6]) - セカンダリードミナントとⅡ-Ⅴ(ツーファイブ)分解を用いたカノン進行のバリエーションと解される場合がある。AABA形式で構成されるAセクションのコード進行は「F - Em7-5 - A7 - Dm7 - (G7) - Cm7 - F7 - B♭7」(「Ⅰ - Ⅶm7-5 - Ⅲ7 - Ⅵm7 - (Ⅱ7) - Ⅴm7 - Ⅰ7 - Ⅳ7」)という展開をする。カノン進行「Ⅰ - Ⅴ - Ⅵm - Ⅲm - Ⅳ」の部分のⅤとⅢmをセカンダリードミナントに置き換え、それら該当箇所をさらにツーファイブ分解するとこのようなコード進行に変化するため、一聴してカノン進行の派生という印象が与えられる。しかしながら、このコード進行はジャズ定番ツーファイブの使用もあってジャズにふさわしいダイナミックで複雑な構成となり、近いコード進行ではあるがカノン進行そのものではない。ツーファイブの強進行で力強く、マイナーコードの暗さがある。セカンダリードミナントのF7が仮のトニックとなるB♭7へ帰還して安定する。このコード進行はチャーリー・パーカーの楽曲名(キリスト教においては「堅信」の概念を持つ)から「コンファメーション進行」としても知られ、ポップソングにも用いられている。一青窈ハナミズキ」(2004年)や涼宮ハルヒの憂鬱ハレ晴レユカイ」(2006年)はAメロにカノン進行、サビにコンファメーション進行というコンビネーションを用いている。J-POPはカノン進行にツーファイブをアレンジすることがよくあり、これら2曲のサビもカノン進行のコンテクストにおいて解される場合がある。「Confirmation」のコード進行はバック・ラム(Buck Ram)の「Twilight Time」(1944年)におけるコード進行「F - A7 - Dm - F7 - B♭」等の部分との類似性が研究されている[8]
  • Play ジルベール・ベコー「神の思いのままに Je t'appartiens」(1955年)

1960年代

1970年代

1980年代

1990年代

  • Play 德永英明ドラゴンクエスト)「夢を信じて」(1990年) - 德永の最大のヒット作。本来は音域が広い楽曲が德永の音楽だが、子供のアニメ向けに音域の狭いこの楽曲を作った。「夢を信じて」が大ヒットしたことにより、音域の狭い楽曲を次々に大ヒットさせていたTM NETWORK小室哲哉[注 8]の卓越性を德永は実感した[37]
  • Play LINDBERG今すぐKiss Me」(1990年)[14]
  • Play KAN愛は勝つ」(1990年) - 「がんばろう」というポジティブメッセージとともに90年代の日本におけるカノン進行ブームを呼んだ代表的楽曲[38]バブル崩壊により経済的に低迷し始める日本社会がこのようなポジティブソングを欲していたともいえる[9]。各パート全てがカノン進行[13]。Aメロ、Bメロのカノン進行にオンコードや代理コードがアレンジされている[39]。カノン進行の楽曲同士で同じ系統のメロディーラインは存在するものであるが、「愛は勝つ」のAメロとサビのメロディーラインと同じ系統であるBOØWYの楽曲「Marionette」(1987年)間奏ギターソロの1フレーズはカノン進行というわけではない[注 10]。KANは「愛は勝つ」の大ヒットから「一発屋」のシンデレラボーイとして語られることがあるが、彼はラブソングの名手であり才能に溢れていた[40]。「もしもし木村です」(1987年)、「丸いお尻が許せない」(1993年)などのユニークな楽曲も作っている[41]。カノン進行の1曲がヒットするとその1曲だけが有名になりそのいわゆる「一発屋」というイメージがついてしまうことがある[42]。しかしそれは、そのアーティストの他の作品に佳曲がないということではなく、カノン進行といういわば「最強の剣」を抜いたからに他ならないのである[42]。しかしまた、伝家の宝刀に力があったとはいえアーティストの魅力や歌声の力がいつまでもリスナーの心に残っているということも事実である[42]。「愛は勝つ」は単に商業的な成功というゴールを決めるためではなく、KANにはこのようなヒットソングを作ることの理由があった。KANはビリー・ジョエルに心酔していた[43]。彼は学生時代に購入したビリージョエルの大ヒットソング「アップタウン・ガール」(1983年)を1度聞いて好きになり、この楽曲は全編サビではないかと思える凄さがあった[44]。そこで彼も全編サビのようなインパクトのある「愛は勝つ」を作ったのであった[44]。彼の高校の後輩にあたるスピッツ草野マサムネが「愛は勝つ」の歌詞を引用して作った「正夢」(2004年)は、Aメロがレットイットビー進行、サビがカノン進行である。「アップタウン・ガール」は「愛は勝つ」と同じく出だしからサビであるかのような御馳走のメロディーで始まるが[注 11]、特にカノン進行ではない。
  • Play 米米CLUB浪漫飛行」(1990年)[11]
  • Play 德永英明壊れかけのRadio」(1990年)[34]
  • Play サザンオールスターズ真夏の果実」(1990年) - Aメロはオンコードやセブンスコードでアレンジしたカノン進行。
  • Play 井上陽水少年時代」(1990年) - カノン進行が取り入れられ、シンプルなコード進行、音数の少ないメロディー、狭い音域の楽曲[45]
  • Play 槇原敬之どんなときも。」(1991年) - 「がんばろう」のポジティブメッセージ楽曲[9]
  • Play 大事MANブラザーズバンドそれが大事」(1991年) - 「がんばろう」のポジティブメッセージ楽曲[9]
  • Play B'zALONE」(1991年)[46]
  • Play 森高千里渡良瀬橋」(1993年) - Aメロ前半にカノン進行。
  • Play ZARD負けないで」(1993年) - 「がんばろう」のポジティブメッセージ楽曲[9]。カノン進行はイントロやサビに用いられ、代替コードやセブンスがアレンジされている[17]
  • Play DEENこのまま君だけを奪い去りたい」(1993年) - 失恋と未練が交じり合うDEENのデビュー作[47]。失恋した人を元気づける楽曲として結婚式やカラオケで人気がある[47]。サビがA♭メジャーのカノン進行アレンジ[48]
  • Play 光GENJI忍たま乱太郎)「勇気100%」(1993年) - Aメロとサビにカノン進行の変化形[13]
  • Play エアロスミスCryin'」(1993年) - Verse(Aメロ)でカノン進行、Chorus(サビ)でレット・イット・ビー進行が用いられる[24]
  • Play アングラ「Carry On」(1993年) - 日本先行リリースのアルバム『エンジェルズ・クライ』(1993年)に収録されたバンドの代表的な1曲。Chorus(サビ)でカノン進行。
  • Play X JAPANTears」(1993年) - 藤井フミヤ「TRUE LOVE」と同日の11月10日にリリース。オリコン週間チャート2位。
  • Play 藤井フミヤTRUE LOVE」(1993年) - X JAPAN「Tears」と同日の11月10日にリリース。オリコン週間チャート1位。失恋の歌詞だが結婚式でも歌われる[49]
  • Play スピッツ空も飛べるはず」(1994年) - サビのパートが倍速のカノン進行[50]
  • Play T-BOLANマリア」(1994年) - カノン進行のサビ。
  • Play シャ乱Qシングルベッド」(1994年)[51] - サビに間奏にカノン進行を基本にしながらアレンジしたコードが鳴る。
  • Play グリーン・デイバスケット・ケース」(1994年) - 出だしとVerse(Aメロ)にカノン進行[4]
  • Play オアシスホワットエヴァー」(1994年)[21] - クリスマスシーズンにリリースされたクリスマスシングル。パッヘルベルのコードはイントロ、Verse(Aメロ)、アウトロにアレンジしながら鳴り響く。日本のテレビコマーシャルで大人気[52]
  • Play 大黒摩季ら・ら・ら」(1995年) - サビで使用しているあのコードはカノン進行をアレンジした1564のレットイットビー進行。
  • Play 岡本真夜TOMORROW」(1995年) - ほぼ全編に渡ってカノン進行。ベースラインは階段状に半音ずつ下がるクリシェアレンジ。心打たれる歌詞、優しいボーカル、安定感のカノン進行により、悲しいことがあっても「明日に向かって力強く生きていこう!」と前向きになれる楽曲[45]タイアップドラマ『セカンド・チャンス』のプロデューサー伊藤一尋がこの楽曲を気に入って選曲し、当初はスローなテンポであったこの楽曲をアップテンポにしてくれるよう要求した。
  • Play JUDY AND MARYOver Drive」(1995年)[53]
  • Play オアシスドント・ルック・バック・イン・アンガー」(1996年) - オアシスの「最強アンセム」[54]。イギリスの国民的人気楽曲。イギリスの「裏国歌」とも[55]。全世界で大ヒットしたアルバム『モーニング・グローリー』(1995年)に収録[注 12]
  • Play THE YELLOW MONKEYJAM」(1996年)[51]
  • Play FIELD OF VIEWドラゴンボールGT)「DAN DAN 心魅かれてく」(1996年) - カノン進行はサビのパート[34]
  • Play スピッツチェリー」(1996年) - カノン進行はイントロ(レット・イット・ビー進行)とAメロ[16]。以降2000年代に日本において複数のミュージシャンにより「サクラ」にまつわるカノン進行楽曲がリリースされた[注 13]
  • Play the brilliant greenThere will be love there -愛のある場所-」(1996年) - Aメロとサビにカノン進行。
  • Play 渡辺美里My Love Your Love(たったひとりしかいない あなたへ)」(1996年) - サビ。
  • Play GLAYHOWEVER」(1997年) - サビで通常のカノン進行「C - G - Am - Em」を「C - ConB - Am - AmonG」に変えて効果的に美しく響かせている[39]。「HOWEVER」を作詞作曲したTAKUROは、HISASHIのアーティスト・ブックのなかでコード進行に関するインタビューに次のように答えている。
    例えばカノン進行とかあるじゃないですか。そこで本当にこれ以上ない曲ができたなってなったら、俺の中でそのブームが去るんです。(中略)その都度自分の中でも世の中的にも流行はあるし、(中略)それに、これだ! っていうコード進行が見つかったからといって、それを一番良い形にしてあげられるかどうかはこっち側の技術の問題だったりするし、歌詞のはまり具合だったりもする。[56]
    その他方で、同時代のバンド黒夢のフロントマン清春がカノン進行や作曲手法について音楽ナタリーのインタビューで次のように述べている。
    もちろんコード進行とかは全然わかるし、「こうつなげていけばグッと来る」とか、感覚的にはわかるんですけど、それを勉強しながらやってこなかったんですよね。例えば「カノン進行」と呼ばれるものとか、知ってはいるけど「ああ、いいんじゃないですか」って思うくらい。特に勉強はしていないし、それを自分の曲に使っていこうとも思っていなくて。(中略)それよりも、自分の中にある“音楽の基準”のようなもののほうが大事。そこにポップスの代表的な仕掛けがなかったとしても、イントロがあってAメロBメロがあってサビがあって、うまくメロディが戻ってきてイントロに着地するっていう、そのパターンが自分の中にあるんです。それがうまくできていることのほうが大事で。あと、アレンジャーに渡して仕掛けを作ってもらう場合もあるんですけど、それを聴いて「これはちょっとわざとらしすぎる」って外したりもする。(中略)あんまり「清春さん、うまくこれ使ってるねえ」みたいな評価はされたくないんですね。[57]
  • Play Every Little Thing出逢った頃のように」(1997年)[42] - サビにカノン進行。
  • Play SHAZNAMelty Love」(1997年) - このバンドのメジャーデビュー作。Aメロカノン進行。
  • Play 河村隆一Love is...」(1997年)[39]
  • Play鷺巣詩郎Komm, susser Tod」(1997年) -新世紀エヴァンゲリオン劇場版 Air/まごころを、君に』の劇中挿入歌。一部を除き全体を通してカノン進行。タイトルはJ.S.バッハ教会カンタータ、『来たれ、汝甘き死の時よ』が基になっている。
  • Play hide with Spread BeaverROCKET DIVE」(1998年)[11] - X JAPANのギタリストhideが存命中のラストシングル。サビにカノン進行。hideの初期ヒット作「TELL ME」(1994年)もAメロ・サビに短めのカノン進行の箇所がある。
  • Play 中島みゆき」(1998年)[14] - 結婚式の人気楽曲。サビはオンコードやセカンダリードミナントでアレンジされたカノン進行の後、ベース音がクリシェする。中島の他の楽曲では「地上の星」(2000年)に短調ヴァージョンのカノン進行が用いられている。
  • Play L'Arc〜en〜CielDIVE TO BLUE」(1998年) - Aメロはレット・イット・ビー進行、サビはカノン進行がアレンジされている。同じくカノン進行を使用したhide with Spread BeaverROCKET DIVE」の歌詞は「」に言及し、その2カ月後にリリースされたhyde作詞「DIVE TO BLUE」の歌詞も「錆」に言及している。
  • Play 合唱曲「BELIEVE」(1998年)
  • Play ラプソディーエメラルド・ソード」(1998年) - このサビにカノン進行を展開してゆく。
  • Play Mr.Children終わりなき旅」(1998年) - Aメロで変化形のカノン進行が用いられている[30]。サビは、ⅢmをⅢ7、最後のⅣをⅡmに変えたカノン進行が用いられている[4]
  • Play 森山良子涙そうそう」(1998年)[58]
  • Play Hysteric Blue春〜spring〜」(1999年)[29]
  • Play 宇多田ヒカルFirst Love」(1999年)[10] - サビにオンコード、代理コードをアレンジしたカノン進行。
  • Play mawariかのん」(1999年) - 楽曲全体を通してカノン進行アレンジ。

2000年代

2010年代

2020年代

  • Play 星野源折り合い」(2020年)[22]
  • Play 菅田将暉STAND BY ME ドラえもん 2)「」(2020年) - サビの前半でカノン進行がベースとなり、ドラマチックな後半に展開する[39]。結婚式の人気楽曲。
  • Play YOASOBIもう少しだけ」(2021年) - 全体的にカノン進行が骨格となっている[46]
  • Play BTSPermission to Dance」(2021年) - Bメロと一部のサビ以外の全てがカノン進行[65]。後半にⅡ-Ⅴ-Ⅰ(ツーファイブワン)のアレンジ[66]
  • Play King GnuBOY」(2021年) - カノン進行はサビのパート[39]
  • Play KAMIJO「Nobless Oblige」(2022年) - Aメロカノン進行。「Nobless Oblige」はVersaillesのKAMIJOがコロナ禍の2022年1月1日に開始したOSCAR PROJECTの中核となるソロアルバム『OSCAR』(2022年)最終楽曲[67]。壮大なストーリーにはヴァンパイアとなって現在まで生き続けるルイ17世が登場する[67]。翌年にソロ活動10周年を迎えるKAMIJOは「僕にできる最高の形を作りたい」「最大限の力をみんなに送れる楽曲にしたい」という思いで「本当にポジティヴな気持ちを詰め込み」、「世の中が本当に希望の溢れるものになって欲しいという願いを形にしたもの」が「Nobless Oblige」である[67]

各調別コード進行

長調

ディグリーネーム:Ⅰ - Ⅴ - Ⅵm - Ⅲm - Ⅳ - Ⅰ - Ⅳ - Ⅴ

C - G - Am - Em - F - C - F - G
C# - G# - A#m - E#m - F# - C# - F# - G#
D♭ - A♭ - B♭m - Fm - G♭ - D♭ - G♭ - A♭
D - A - Bm - F#m - G - D - G - A
E♭ - B♭ - Cm - Gm - A♭ - E♭ - A♭ - B♭
E - B - C#m - G#m - A - E - A - B
F - C - Dm - Am - B♭ - F - B♭ - C
F# - C# - D#m - A#m - B - F# - B - C#
G♭ - D♭ - E♭m - B♭m - C♭ - G♭ - C♭ - D♭
G - D - Em - Bm - C - G - C - D
A♭ - E♭ - Fm - Cm - D♭ - A♭ - D♭ - E♭
A - E - F#m - C#m - D - A - D - E
B♭ - F - Gm - Dm - E♭ - B♭ - E♭ - F
B - F# - G#m - D#m - E - B - E - F#
C♭ - G♭ - A♭m - E♭m - F♭ - C♭ - F♭ - G♭

短調

ディグリーネーム:Ⅰm - Ⅴm - ♭Ⅵ - ♭Ⅲ - Ⅳm - Ⅰm - Ⅳm - Ⅴm

Cm - Gm - A♭ - E♭ - Fm - Cm - Fm - Gm
C#m - G#m - A - E - F#m - C#m - F#m - G#m
Dm - Am - B♭ - F - Gm - Dm - Gm - Am
D#m - A#m - B - F# - G#m - D#m - G#m - A#m
E♭m - B♭m - C♭ - G♭ - A♭m - E♭m - A♭m - B♭m
Em - Bm - C - G - Am - Em - Am - Bm
Fm - Cm - D♭ - A♭ - B♭m - Fm - B♭m - Cm
F#m - C#m - D - A - Bm - F#m - Bm - C#m
Gm - Dm - E♭ - B♭ - Cm - Gm - Cm - Dm
G#m - D#m - E - B - C#m - G#m - C#m - D#m
A♭m - E♭m - F♭ - C♭ - D♭m - A♭m - D♭m - E♭m
Am - Em - F - C - Dm - Am - Dm - Em
A#m - E#m - F# - C# - D#m - A#m - D#m - E#m
B♭m - Fm - G♭ - D♭ - E♭m - B♭m - E♭m - Fm
Bm - F#m - G - D - Em - Bm - Em - F#m

脚注

関連項目

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