Wikiwand AI

クリンソウ

サクラソウ科サクラソウ属の植物種 From Wikipedia, the free encyclopedia

クリンソウ(九輪草、学名Primula japonica)は、日本原産のサクラソウ科サクラソウ属の多年草[1]。

概要 クリンソウ, 分類 ...
クリンソウ
クリンソウ(御嶽 (兵庫県)・2016年5月)
分類
界 : 植物界 Plantae
門 : 被子植物門 Magnoliophyta
綱 : 双子葉植物綱 Magnoliopsida
目 : サクラソウ目 Primulales
科 : サクラソウ科 Primulaceae
属 : サクラソウ属 Primula
種 : クリンソウ P. japonica
学名
Primula japonica
A.Gray (1859)
和名
クリンソウ
英名
Japanese Primrose
閉じる

概要

北海道、本州、四国の山間地の比較的湿潤な場所に生育し、せせらぎや渓谷の湿地などに時に群生する。高さ30-90cmほどになり、日本に自生するサクラソウ科の植物のなかでは最も大型である。10-20cmほどの鋸歯を持つ葉のロゼットを作り、花季となる4-6月にその中心から花茎が伸びる。花は花茎を中心に円状につき、それが数段に重なる姿が仏閣の屋根にある「九輪」に似ていることから名前の由来となっている。花の色は濃い紅紫色(径2-2.5cm)が普通だが、ときにピンクや白、絞り咲きなどの変種も見られる[1][2]。

花が大きく美しいため山野草として人気があり、庭に植えられることも多い。園芸品種はヨーロッパでいくつか作出されたが、普及はしていない[1]。

サクラソウ科は、アレルゲンを持つことが多く、その毒性からニホンジカなど草食動物は忌避する。しかし、シカの個体数増加がみられる奈良県春日山では、クリンソウの葉まで食害を受ける事例が見られている[3]。

育て方

播種は2-3月と秋まきの9-10月。春と秋は日当たりのいい場所に置き、夏季は広葉樹の下など日陰を好む。性質は強健だが、高温多湿には弱い。元来が渓流沿いなどに自生する植物のため、乾燥や水切れに注意。休眠中の冬季にも極度の乾燥は避ける。花季を過ぎたころから直射日光の当たらない明るい日陰が適す。寒さには強い。アオムシやヨトウムシなどの害虫に注意。株分けと種で繁殖させる。種まきは6-7月頃に種子を採取しすぐに蒔くが、一定の低温に当たらないと発芽しないため翌春以降に発芽する[1]。

クリンソウの群落地

脚注

関連項目

Related Articles

Timelines

Top Qs

Fact Checks