クヴァシル
北欧神話の神
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概要
『詩語法』でのエピソード
クヴァシルは世界中を回って自分の知識を広めようとした。しかし、彼は間もなく、ドワーフの兄弟のフィアラルとガラールによって、2人の住む洞窟で殺された。クヴァシルから搾り取られた血は、オーズレリル[9]またはオドレーリル[4](Óðrerir, OdhraerirもしくはOdroerer)という釜と、ソーン[9]またはソン[4](Són, Son)と、ボズン[9]またはボーデン[4](Boðn, BodenもしくはBodn)という名の壺に貯められた[10]。兄弟はアース神族らには、クヴァシルが自身の知識で窒息して死んだと告げた。兄弟がクヴァシルの血と蜂蜜を混ぜ合わせて保管していたところ、血から詩を生み出す魔力のある詩の蜜酒が醸された。この出来事に由来し、詩は「クヴァシルの血」などと呼ばれることがある[7][11]。
『ギュルヴィたぶらかし』でのエピソード
『スノッリのエッダ』第一部『ギュルヴィたぶらかし』第50章でのクヴァシルは、バルドルの蘇生を阻んだことを神々に処罰されることを恐れたロキが自分で作った後に焼いて処分した網の灰を見て、これが魚を捕まえる道具と見抜き、鮭に変身して川へ飛び込んだロキを捕えるのに網を作って使うように提案している[12]。
