クールモアスタッド

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クールモアスタッド (Coolmore Stud) は、アイルランドを本拠地として世界中で活動する競走馬の生産者である。経営者はジョン・マグナー。略称は「クールモア」。

概要

競走よりも種牡馬ビジネスを重視しており、優秀な競走馬は3歳時に引退させ種牡馬入りさせることが多い。クールモアスタッドの所有馬は、全て経営者のジョン・マグナーの妻であるスーザン・マグナー、ブックメーカー「アーサープリンス」元オーナーのマイケル・テイバー、同じくブックメーカー「ラドブロークス英語版」トレーディングディレクターのデリック・スミスによる共同所有の形を取っており、正式な馬主の名義は「Derrick Smith, Mrs John Magnier & Michael Tabor」などと表記される。馬名は歴史の偉人や比較的平易な英単語の組み合わせ等を主に使用し、殆どの所有馬をエイダン・オブライエン厩舎(バリードイル調教場)に預けている。

シャトル種牡馬ビジネスの先駆けと言われており、デインヒルなどの種牡馬で南半球とのシャトル供用を始めた。

現在はアイルランドアメリカ合衆国オーストラリアに主な牧場がある。日本には牧場を所有していないものの、セレクトセールの参加歴はあるほか、2026年1月にはスーザン・マグナー(スーザン・マグニア名義)が日本中央競馬会の馬主資格を取得したことが報じられている[1][2]。日本の牧場では大樹ファームパカパカファーム等とパイプがある。

歴史

アイルランドのコーク県ファーモイ出身のマグナー家は、1850年代から種牡馬事業に携わる[3]。1970年代にベッティング業界のロバート・サングスターとジョン・マグナーの義父である調教師ヴィンセント・オブライエンのパートナーシップのもとで、ティペラリー県フェザードに本拠地を移す。1982年、ノーザンダンサー産駒のビーマイゲストがクールモア初のチャンピオンサイアーとなる[4]。1990年サドラーズウェルズから2020年ガリレオまでの30年間途切れることなく繋養した種牡馬がイギリス&アイルランドのチャンピオンサイアーを獲得。代表する名種牡馬としてサドラーズウェルズはチャンピオンサイアーをイギリス&アイルランド史上最多となる計14回獲得し、1798年に記録されたハイフライヤーの記録を200年ぶりに更新した。さらに産駒のダービー馬ガリレオは計12回のチャンピオンサイアーとなり、史上初めてG1勝ち馬を100頭送り出した。

主な繋養馬

種牡馬

括弧内は繋養期間と種付料。

過去の繋養馬

種牡馬
繁殖牝馬

クールモア・オーストラリアの主な繋養馬

クールモア・オーストラリアはオーストラリアニューサウスウェールズ州にある牧場である。他の地域からシャトル種牡馬を受け入れることが多い。

種牡馬
繁殖牝馬
過去の繋養馬

関連項目

脚注

出典

外部リンク

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