ケヤリムシ
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生態
泥を分泌物で固めて作った巣(棲管)に住み、退化した前口葉が口節と癒合した鰓冠に発達した多数の触手を拡げて、呼吸すると同時に、付け根にある口吻へプランクトンを誘導して濾過摂食する。驚かすと全体を一瞬で棲管に引っ込めてしまうため、イソギンチャクと間違われる事もある。また、かつて生態から「定在目(Sedentaria)」と分類されたこともあるが、住処を出て移動することもできる。
体長は大型のもので100~150ミリ、多くは数十ミリ程度だが鰓冠が発達している種が多く、海中でよく目立つ。アクアリウムのアクセントとして飼育されることも多い。特にカンザシゴカイの仲間は、鮮やかな色がダイバーや水中写真家に愛されている。
世界中の温帯~熱帯の海に分布し、日本では本州中部以南から九州までの浅い海(磯)でほぼ年間を通じて観察される。固着性ゆえに外航船に付着して運ばれるため、要注意外来生物とされている。