チョウセンゴミシ
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チョウセンゴミシ(朝鮮五味子、学名: Schisandra chinensis)は、マツブサ科のマツブサ属に属する植物の1種である。落葉性のつる性木本であり、雌雄異株、5–7月頃に黄白色の花をつける(図1上)。果実は赤い液果で房状につき(図1下)、
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| 分類 | ||||||||||||||||||
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| 学名 | ||||||||||||||||||
| Schisandra chinensis (Turcz.) Baill., 1868[1][2] | ||||||||||||||||||
| シノニム | ||||||||||||||||||
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名称
特徴
落葉性のつる性木本であり、つるは左巻き[7][4][8]。葉は互生し、長枝には互いに離れてつき、短枝にはまとまってつく[4][8] (下図2a, b)。葉身は倒卵形から楕円形、4–10 x 2–6 cm、先端は鋭尖頭、基部は広いくさび形、葉縁には5–16個の波状鋸歯がある[1][7][4][8]。葉脈の側脈は3–7対[1][8]。葉の表面は黄緑色で無毛、葉脈の部分がくぼんでおり、裏面は淡緑色で葉脈上に毛がある[7][4][8] (下図2c)。葉柄は長さ 1–4 cm (葉身の長さの半分以下) であり、平滑[7][4][8][9]。冬芽は長卵形、長さ 3–6 mm、葉痕は円形から半円形[4]。
雌雄異株[注 2] (雄花と雌花が別の個体につく)[4]。花期は5–7月、花は短枝から生じた長さ 1–3 cm の花柄 (雌花の花柄の方が長い) の先につき、直径約 1 cm、芳香がある[1][7][4][9] (上図2b, 下図3a, b)。花被片は5–9枚、長楕円形 (4.5–10 x 1.1–4.2 mm)、黄白色[1][7][4]。雄花は4–7個の雄しべをもち、花糸が太く、葯は外向する[1][4][9] (下図3a)。花粉は6溝粒[9]。雌花は、丸い花托上についた14–40個の離生した雌しべをもつ (下図3b)。花柱は白色、子房は淡緑色で2個の胚珠を含む[1][7][4]。訪花者は多様であり、甲虫、ハナバチ、ガなどが報告されている[10]。花托が花後に伸長するため、個々の果実は離れてブドウの房状の集合果になる[7][4] (上図1下)。果実は液果、8–9月頃に赤熟し、大きさは不揃いであり (5–7.5 x 4–5 mm)、それぞれ1–2個の腎臓形の種子を含む[1][7][4] (下図32c)。種子の表面は平滑[7][4]。染色体数は 2n = 24, 28[1][7][9]。