サイケデリック

サイケデリックな体験に関する芸術や音楽、その他のサブカルチャー From Wikipedia, the free encyclopedia

サイケデリック: psychedelic)、サイケデリア: psychedelia)は、LSDなどの精神展開薬英語版(精神拡張薬、サイケデリックス、サイケデリック・ドラッグ、幻覚剤(hallucinogen)[1])によってもたらされる心理的感覚や様々な幻覚極彩色のグルグルと渦巻くイメージ(またはペイズリー模様)によって特徴づけられる視覚・聴覚の感覚の形容表現である。しばしばサイケと略される。

絞り染めのTシャツ
1960 年代後半のコットン プリント生地
サイケデリックなプリントとイギリス風のヘアスタイルが特徴の、アルゼンチン・ロック英語版のバンド ロス・ガトス英語版(1968年)
アマリロにあるアント・ファーム英語版インスタレーション作品「キャディラック・ランチ英語版
エリック・クラプトン愛用のギター「The Fool (guitar)英語版」(ザ・フール (デザイン集団)製作)のレプリカ。

精神科医ハンフリー・オズモンド英語版が「サイコロジー(心理学)」と「デリシャス(おいしい)」(別説ではギリシャ語のpsyche/精神delos/出現)を組み合わせた造語に由来する[2]。その翌年1957年に、精神分析学会で言葉を紹介した[3]

精神展開薬の影響下にある時に出現する幾何学的な視覚パターンは、フラクタルとしてコンピュータで再現でき[誰によって?] ジャック・コーヘンとバード・アーメントロウトが、サイケデリックな幻覚の数学に基づく幾何学的形態に関する理論を提唱している[4]

解説

1966年ごろにヒッピーを中心としてアメリカ西海岸に始まり、1967年にムーブメントのピークを迎えた(「サマー・オブ・ラブ」)。そのスタイルはアメリカ全土、イギリスやそのほかの先進国を中心として、世界の多くの国を席巻したが徐々に縮小し、1970年代半ばに衰退期に入った。しかしドラッグ・カルチャーとも連動している部分があり、その後もネオ・サイケなど新しい動きとして復活している。

サイケデリックをイメージした壁画

ヒンドゥーインディアン、様々なアジアのモチーフにも影響も受けている。

海外ではピーター・マックス、日本人アーティストとしては横尾忠則が代表的である。

音楽ジャンルにおいては、独特の浮遊感と超現実的な音作りを基調としたサイケデリック・ロックがある。中期のビートルズも『リボルバー』『サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド』『マジカル・ミステリー・ツアー』『イエロー・サブマリン』にその影響が色濃く反映している。ほかにもグレイトフル・デッドジェファーソン・エアプレインなど、数多くのミュージシャンがサイケの影響を受けたロック・アルバムを制作してきた。また初期のピンク・フロイドなども、サイケに分類されている。

近年、1960年代1970年代リバイバルにより再評価され、映画『オースティン・パワーズ』などでは大々的にフィーチャーされている。

脚注

参考文献

関連項目

外部リンク

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