ソンクラー県
タイの県
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ソンクラー県(ソンクラーけん、タイ語: จังหวัดสงขลา )はタイ王国・南部の県(チャンワット)の一つ。サトゥーン県、パッタルン県、ナコーンシータンマラート県、パッターニー県、ヤラー県と接し、マレーシア(プルリス州、ケダ州)との国境も有する。
県名は、マレー語のシンゴラ(Singola、サンスクリットのSinghala、ライオンの意味)に由来する。ソンクラー市の近辺にライオンの様な山があるからである。
ソンクラー県は他の県と違い、県庁所在地が一番大きな郡ではない。県庁所在地であるムアンソンクラー郡の人口162,739人に対して、ハートヤイ郡は378,002人とより大きい。このためソンクラー県の県庁所在地はハートヤイ郡であるという勘違いがタイ人一般でもよく起こっている。
地理
歴史
現在のソンクラー県庁所在地周辺には18世紀後半から多くの華僑が中国の広東省、福建省から渡来した。1769年には福建省漳州府海澄県出身の華僑・呉譲が税務官に任命されソンクラー家(ナ・ソンクラー)を建てた。呉譲は税務官の地位を利用しソンクラー家をソンクラー経済を操る一家にまで成長させた。1777年にはそれまでの国主が廃され、呉譲がソンクラー国主に任命された。この時、呉譲はルワン・ウィチエンキーリーの官位・欽錫名を下賜され、ソンクラー家はソンクラーの経済だけでなく政治をも操るソンクラー最大の名家にまで成長させた。

1786年以前の国主が地位を取り返そうとした事件があったが失敗。これにより政敵の居なくなったソンクラー家はますます力を付け、呉譲(ルワン・ウィチエンキーリー)以後8代にわたって呉氏華人政権(ソンクラー家独裁政権)が続いた。しかし1901年、ダムロン・ラーチャヌパープ親王によって地方行政改革が行われ、ソンクラー家出身のプラヤー・ウィチエンキーリー(本名・チョーム)を最後に、ソンクラーのソンクラー家独裁政権は終わった。現在、呉氏の家はソンクラー国立博物館として一般に公開されている。現在、ソンクラー家にはMongkol Na Songkhlaがいる。
2025年11月下旬、集中豪雨により300年に一度クラスの洪水に見舞われる。政府はソンクラー県を災害地域に指定した[1]。
民族
住民の23.2%がムスリムで、4.6%はマレー系となっている。

