ジェロ

演歌歌手 From Wikipedia, the free encyclopedia

ジェロJERO、本名: Jerome Charles White, Jr〈ジェローム・チャールズ・ホワイト・ジュニア〉、1981年9月4日 - )は、アメリカ合衆国ペンシルベニア州ピッツバーグ出身の演歌歌手[1]。「史上初の黒人演歌歌手」として注目された[2]

出生名 Jerome Charles White, Jr.
生誕 (1981-09-04) 1981年9月4日(44歳)
学歴 ピッツバーグ大学情報科学科卒業
概要 ジェロ, 基本情報 ...
ジェロ 
故郷ピッツバーグで凱旋ライブのリハーサルに立つジェロ
基本情報
出生名 Jerome Charles White, Jr.
生誕 (1981-09-04) 1981年9月4日(44歳)
出身地 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 ペンシルベニア州ピッツバーグ
学歴 ピッツバーグ大学情報科学科卒業
ジャンル 演歌
職業 歌手
活動期間 2008年 - 2018年
レーベル ビクターエンタテインメント
事務所 ぐあんばーる
公式サイト ジェロオフィシャルウェブサイト
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略歴

1981年に生まれ、1990年ごろからペンシルベニア州ピッツバーグで育つ[3]。母方の祖母は横浜出身の日本人で、その影響から幼少期より演歌に親しんできた[2]。祖母を真似て演歌を披露するうちに、自らが演歌の虜になっていったという[4]

父親がアフリカ系アメリカ人で母親がアフリカ系アメリカ人と日本人(祖母が日本人)のハーフであるため、4分の3がアフリカ系で4分の1が日本人のクォーターである。

特定非営利活動法人エデュケーション・ガーディアンシップ・グループ主催の第3回高校生による日本語スピーチコンテスト(Japanese Speech Award, JSA)に参加するために15歳で初来日[2]。スピーチタイトルは「ぼくのおばあちゃん」[5]。ダンスチームの主将を務めた高校時代を経て[6]ピッツバーグ大学に進学し情報科学を専攻。在学中には関西外国語大学に3カ月間留学した。この留学期間中に演歌歌手になることを決意したという[2][4]

ピッツバーグ大学を2003年に卒業したのちに再び来日し、和歌山県の英会話学校にて講師として働き、次いで大阪でコンピュータ技術者の仕事に就く。そのかたわら、来日2カ月後に『NHKのど自慢』(NHK総合ラジオ第1)に出場し合格する[7]など、日本各地のカラオケ大会に出場して[8]、演歌歌手を目指していた。そして2005年、大阪市内のカラオケ大会で優勝した際、ビクターエンタテインメント大阪のスカウトの目に留まり、東京・渋谷のカラオケボックスでオーディションを受けて合格。審査員は「礼儀正しく、何をリクエストしてもきれいに歌う」と評価している。

その後2年間のレッスンを経て、2008年に『海雪』でデビュー[9][2][4]。デビュー日には、演歌歌手としては前例のない渋谷HMVでのイベントを行った[9]。 2008年6月25日には初のミニアルバムを発売。8月27日には母校ピッツバーグ大学で無料凱旋ライブを行い、学生や地元住民など500人以上がつめかけた[10][11][12]

2008年10月19日、今度はプロの歌手として『NHKのど自慢』(NHK総合・ラジオ第1)にゲスト出演、また12月30日には第50回日本レコード大賞TBSテレビラジオ)の最優秀新人賞を受賞した。さらに『第59回NHK紅白歌合戦』(NHK総合・ラジオ第1)に初出場、実母も来日し会場で感涙した。ジェロはデビュー当初から亡き祖母のために紅白歌合戦出場を望んでいた。

2009年、ワシントンD.C.でのサクラ祭りで凱旋コンサートを開催し、演歌3曲を熱唱した。2011年2月、米国のカリフォルニア大学バークレー校から「バークレー日本ニュー・ビジョン賞」を授与されることが決まった。

2016年からボストン大学大学院の通信制で情報科学セキュリティについて学ぶ。2018年春に修了[13]

2018年2月24日、デビュー10周年記念コンサート「感謝感激」を開催した。

2018年5月11日、芸能活動を無期限休止し、外資系のIT企業に就職してコンピュータ関連の仕事に就くと発表[13]。これは苦悩の末の結論であるとして「最初は歌も同時に続けていけるだろうか?という考えもよぎりましたが、どちらも中途半端になりたくはありません。皆様に対しても、尊敬する諸先輩や歌手の方々に対しても失礼になってしまうからです」「けれど僕の演歌への情熱は少しも色あせていないし、これからも変わることがないと信じています」「今はまだいつとは言えませんが、もう一度歌手として夢を追いたいと思うかも知れません。それまでインターネットで演歌をたくさんの人達に伝えていくことも研究しながら」とコメントした[1]

2024年12月30日、TBS「まさかの一丁目一番地」において、現在は帰国し、コンピューターエンジニアとして働いていると紹介された[14]

様相

演歌歌手という立場でありながらヒップホップ系ファッションを採り[15]、その外見はラッパーのスタイルに通じるものがある[16]

容姿は「ウィル・スミス似のイケメン[17]」などと表現され、歌声は「一聴では日本人のそれとしか思えない[18]」「甘い歌声[19]」などの評価が寄せられている。

デビュー曲の『海雪』は、新潟県三島郡出雲崎町を舞台とした楽曲で[20]、発売当日だけで、CDに加えコンパクトカセットを合計8万3千メディア出荷し[9]オリコンのデイリーチャートにおいて初登場16位を記録、2日目に6位をマークした[9]。舞台となった出雲崎町では、町民を対象に『海雪』のCD購入に際し町から補助費を出す予算案を可決し[21]、町ぐるみでジェロを応援した。発売から5日間のうちに3万5千枚の売り上げを記録し、グループからのソロデビューを除く演歌/歌謡系歌手のソロデビュー曲としては史上初のオリコン総合シングルランキング初登場10位入り(第4位)を獲得するなど、「突然の金字塔」と言われるほどに数多の記録を更新した[22]

ヒップホップダンスが得意で、『海雪』のダンスバージョンの振り付けの一部はジェロ本人が行った[23]。敬愛するR&Bシンガーはルーサー・ヴァンドロス[24]ジル・スコット[25]

ディスコグラフィ

シングル

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 発売日タイトルオリコン
最高位[26]
備考
1 2008年2月20日海雪4位海雪 (作詞:秋元康/作曲:宇崎竜童/編曲:多田三洋・鈴木豪)

東西南北ひとり旅 (作詞:山口洋子/作曲・編曲:吉田正)

2 2009年1月28日えいさ18位えいさ (作詞:一青窈/作曲:山本健太郎/編曲:鈴木豪)

晴れ舞台 (作詞・作曲:中村中/編曲:鈴木豪)

3 2009年4月15日やんちゃ道39位やんちゃ道 (作詞・作曲:中村中/編曲:鈴木豪)
TOKYO銀河 (作詞・作曲:甲斐よしひろ
4 2009年8月19日爪跡35位爪跡(作詞:蟹江ハルキ/作曲:春畑道哉/編曲:鈴木豪)
手紙を書いてよ (作詞・作曲:中村中/編曲:中村タイチ
5 2010年6月16日嘘泣き47位嘘泣き(作詞:田久保真見/作曲:浜圭介/編曲:鈴木豪)
男泣き (作詞:松本一起/作曲:浜圭介/編曲:鈴木豪)
四季の歌(作詞・曲:荒木とよひさ/編曲:鈴木豪)
6 2011年6月22日ただ…涙67位ただ…涙(作詞・曲作:中村中)
火焔樹(作詞:及川眠子/作曲:国安修二
7 2012年1月1日夜明けの風67位夜明けの風(作詞:平尾昌晃・TANUKICHI/曲:平尾昌晃/編曲:若草恵)
荒野の果てに (作詞:山口あかり/作曲:平尾昌晃/編曲:若草恵)
8 2013年2月20日セレナーデ89位セレナーデ (作詞:須藤晃/作曲:玉置浩二/編曲:トオミヨウ)
あ・いた (作詞:阿久悠/作曲:国安修二/編曲:多田三洋)
9 2014年4月23日なきむし倶楽部63位なきむし倶楽部 (作詞:山川啓介/作曲:堀江淳/編曲:江口正祥)
ルージュ (作詞:阿久悠/作曲:国安修二/編曲:西本明)
10 2015年5月20日ポロポロ171位ポロポロ (作詞:本堂哲也/作曲:CHANGSU/編曲:八澤勉)
Break My Heart -single ver.- (作詞:J White/作曲:福田和哉/編曲:高橋諒)
11 2016年5月25日うぬぼれ131位うぬぼれ (作詞:鈴木紀代/作曲:影山時則/編曲:周防泰臣)
愛をありがとう (作詞:高畠じゅん子/作曲:中川博之/編曲:クリヤ・マコト)
Every Time (作詞:J White/作曲:Kazuya Fukuda/編曲:Shingo.S)
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アルバム

オリジナル・アルバム

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発売日タイトルオリコン
最高位[26]
1 2009年2月25日約束18位
2 2012年2月22日情熱189位
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ベスト・アルバム

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発売日タイトルオリコン
最高位[26]
1 2011年3月23日ベスト&レア129位
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カバー・アルバム

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発売日タイトルオリコン
最高位[26]
1 2008年6月25日COVERS5位
2 2009年9月23日COVERS252位
3 2010年6月16日COVERS3 〜Roots of JERO〜54位
4 2011年6月22日COVERS4142位
5 2012年7月4日COVERS5195位
6 2013年7月24日COVERS6181位
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配信限定

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発売日タイトル
1 2008年8月13日めざまし夢音頭
2 2008年12月3日試練
3 2011年3月30日訳あり列車
4 2012年11月14日人生晴れるや〜桜花乱舞
5 2014年12月24日Break My Heart
5 2015年12月24日Every Time
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タイアップ一覧

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タイトルタイアップ
めざまし夢音頭 フジテレビめざましテレビ』「お台場冒険王ファイナル」タイアップ曲
氷雨 キリンビバレッジ FIREカフェゼロ CMソング
試練 セガ不思議のダンジョン 風来のシレンDS2 砂漠の魔城』イメージソング
えいさ いっしょに歌お!CBCラジオ2009年2月の歌
晴れ舞台 NHKみんなのうた』2008年12月 - 2009年1月放送楽曲
流浪の街 ギャガ・コミュニケーションズ配給映画『鈍獣』挿入歌
やんちゃ道 東宝配給映画『劇場版クレヨンしんちゃん オタケベ!カスカベ野生王国』主題歌
四季の歌 東洋水産 マルちゃん四季物語 CMソング
初めての街で 菊正宗酒造 菊正宗 CMソング
夜明けの風 京楽産業. CRぱちんこ必殺仕事人IV テーマソング
人生晴れるや〜桜花乱舞 京楽産業. ぱちんこ必殺仕事人 桜花乱舞 テーマソング
セレナーデ TBSテレビひるおび!』2013年2月度エンディングテーマ
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出演

テレビ

  • NHK紅白歌合戦出場歴
さらに見る 年度/放送回, 回 ...
年度/放送回曲目出演順対戦相手備考
2008年(平成20年)/第59回海雪13/26Perfume後半トップバッター
2009年(平成21年)/第60回2海雪(2回目)05/25GIRL NEXT DOOR
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曲名の後の(○回目)は紅白で披露された回数を表す。
* 出演順は「出演順/出場者数」を表す。

バラエティ

ドラマ

  • URAKARA 第11話・最終話(2011年) - 本人 役

映画

舞台

  • BLUES IN THE NIGHT(2011年) - MAN 役
  • メンフィス(2015年、2017年) - デルレイ 役

CM

ラジオ

各賞受賞一覧

2008年

海雪

脚注

関連項目

外部リンク

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