スバル・ソルテラ
SUBARUのクロスオーバーSUV型乗用車
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ソルテラ(SOLTERRA)は、SUBARU(スバル)によって販売されている[2]Cセグメント[3]クロスオーバーSUV型二次電池式電気自動車である[4]。トヨタ自動車から発売されるトヨタ・bZ4Xの姉妹車である。
| スバル・ソルテラ XEAM1#X/YEAM15X型 | |
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米国仕様(2023年モデル) | |
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米国仕様(2026年モデル) | |
| 概要 | |
| 製造国 |
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| 販売期間 | 2022年4月 - |
| 設計統括 | 小野大輔[1] |
| ボディ | |
| 乗車定員 | 5名 |
| ボディタイプ | 5ドア クロスオーバーSUV |
| 駆動方式 |
前置きモーター・前輪駆動 二モーター・全輪駆動 |
| プラットフォーム | e-SGP |
| パワートレイン | |
| モーター |
2022年5月 - 2025年10月 1XM型 交流同期電動機(前輪駆動) 1YM型 交流同期電動機×2基(四輪駆動) 2025年10月 - フロント 2XM型 交流同期電動機 リア(四輪駆動のみ) 3XM型 交流同期電動機 |
| 最高出力 |
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| 最大トルク |
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| 変速機 | eAxle(1段変速機) |
| サスペンション | |
| 前 | ストラット式 |
| 後 | ダブルウィッシュボーン式 |
| 車両寸法 | |
| ホイールベース | 2850 mm |
| 全長 | 4690 mm |
| 全幅 | 1860 mm |
| 全高 | 1650 mm |
| 車両重量 | 1880 - 2040 kg |
| その他 | |
| 姉妹車 | トヨタ・bZ4X |
トヨタ自動車と共同開発された二次電池式電気自動車(バッテリーEV)専用のe-スバルグローバルプラットフォーム(e-SGP、別名e-TNGA)を使用する初のスバル車となる。2022年までに米国、カナダ、日本、欧州、中国で販売開始予定[6]。
安全・運転支援パッケージはSUBARU Safety Sense[7](第3世代Toyota Safety Sense)を採用する[8]。
概要
2019年(令和元年)6月6日、トヨタとSUBARUは、中・大型乗用車向けのEV専用プラットフォーム、およびCセグメントクラスのSUVモデルのEVを共同で開発することに合意し、共同開発した車両を各々のブランドで販売する予定であると発表した[9]。
2021年(令和3年)5月11日、車名が発表され[3]、同年11月11日にワールドプレミアで内外装のデザイン、諸元が発表された[6]。
2022年(令和4年)1月14日、東京オートサロン2022で、ソルテラ STIコンセプトが初公開された[10]。3月6日、東京マラソン2021のオフィシャルパートナーとしてSUBARUがソルテラを車両提供した[11]。
2022年(令和4年)4月14日、日本仕様車の価格ならびに5月12日から受注を開始することが発表された。全数リース販売となるbZ4Xと異なり、他のスバル車同様に現金一括やクレジットなど多数の購入プランが用意される[12]。グレードはET-SS(前輪駆動、四輪駆動) とET-HS(四輪駆動のみ)の2種類で、車両価格はET-SS前輪駆動モデルが594万円、四輪駆動が638万円、ET-HS四輪駆動が682万円と発表された[13]。
前輪駆動モデルが最高出力150 kW (201 hp; 204 PS) の1XM型モーターを1基、2モーター四輪駆動モデルが合計最高出力160 kW (215 hp; 218 PS) の1YM型モーターを2基搭載する。二次電池は総電力量71.4 kWh、総電圧355.2 Vのリチウムイオン二次電池を搭載する。
車両型式はトヨタ流の"XEAM10X/YEAM15X"であるが、SUBARUの社内型式として"EW"が与えられている[注釈 1]。
受注開始間もない2022年(令和4年)6月にホイールを取付けているハブボルトが緩むことがあり、最悪の場合タイヤが脱落するおそれがあるとして、リコールの届け出があった。注文や試乗の受付を一時停止していたが、原因が判明し恒久対策が決定した為、同年10月より受注を再開した。[14]
2022年(令和4年)11月、JNCAPで、自動車安全性能2022ファイブスター賞を受賞した[15]。12月にはユーロNCAPでもファイブスターを受賞した[16]。
2023年(令和5年)10月25日、改良モデルが発表された[17]。「SUBARU Safety Sense」にアドバンストドライブ(渋滞時支援)、レーンチェンジアシスト、フロントクロストラフィックアラートを追加する機能拡充を行うとともに、セカンダリーコリジョンブレーキ(停車中追突対応)も追加。ステアリングホイールがオーバルタイプとなり、フロントパワーシートの調節範囲を拡大。ET-HSにはナノイーXが追加された。また、冷間時のバッテリー暖気性能向上などにより、外気温による充電時間のばらつきが低減された。
2025年(令和7年)1月16日、改良モデルが発表された[18]。視認性や使い勝手の向上を図るため、マルチインフォメーションディスプレイの表示が変更された。また、「一つのいのちプロジェクト」の提携先として屋久島環境文化財団とのパートナーシップ契約を同年1月15日に締結したことも発表され、九州スバルグループ[注釈 2]を通じてサポートカーとして提供されることとなった。
2025年(令和7年)10月29日、改良モデルが発表された(11月27日受注開始)[19][20]。初のマイナーチェンジとなり、外観はヘッドランプやフロントバンパーのデザインが刷新され、六連星オーナメントを発光式に変更。ホイールアーチモールはブラック塗装が標準となり、ボディ同色はET-HSでボディカラーがプラチナホワイトパールマイカ又はプレシャスメタル設定時(2トーンを含む)にメーカー装着オプション設定に変更。リアゲートガーニッシュは六連星オーナメントに代わってバラ文字の「S U B A R U」ロゴに変更された。ボディカラーはブラックをアディチュードブラックマイカに差し替えた(2トーンカラーのルーフカラーも同時に変更)。内装はディスプレイが14インチに大型化され、ET-HSに装備される本革シートはブルー基調のナッパレザーが採用された。リチウムイオンバッテリーの容量拡大や制御改良を行ったことで航続距離が伸長され、急速充電の前にバッテリー本体の温度を調整する「バッテリープレコンディショニング」を採用。モーターは全車のフロントを2XM型に、4WD車のリアを3XM型にそれぞれ変更したことで高出力化された。なお、モーター型式の変更に伴い、車両型式がXEAM11X/XEAM15X型に変更された。
ギャラリー
トヨタ・bZ4Xとの差異
姉妹車のトヨタ・bZ4Xとは外装以外にもいくつかの違いが存在する。ソルテラはモーターによるエネルギー回生力を調節するためにステアリングにパドルを備える[21]。走行モードにはbZ4Xに存在する「エコ」および「ノーマル」に加えて、「パワー」モードが存在する[21]。また、四輪駆動モデルでは、bZ4Xは「エコ」モード時に完全な前輪駆動となる領域が存在するが、ソルテラは常時四輪に駆動力を伝える設定となっている[21]。その他、bZ4Xよりもショックアブソーバーの減衰力が高い、bZ4Xよりも電動パワーステアリングのアシスト量が少し大きい、暖房の設備としてシートヒーターを後席左右にも装備する(bZ4Xは遠赤外線輻射ヒーターを装備)[22]、上項でも記したとおりbZ4Xがリース契約のみに対し、ソルテラは販売などの違いがある[21]。