タコノキ
タコノキ目タコノキ科の植物
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特徴
小笠原諸島の海の近くに自生し、高さ3 - 12メートル (m) ほどになる[3]。タコノキ科植物全般に見られる特徴として、気根が支柱のように幹を取り巻きタコのように見えることからタコノキ目の基準種となっている。樹皮はアダンと同じように淡褐色で、落葉痕の横縞がある[2]。支柱根は滑らかで小さい突起がまばらにある[2]。
葉は細長く長さ1 - 2 mほどに達し、先が尖り、葉縁には大きく鋭いトゲになった鋸歯を持つ[3]。葉のトゲはアダンよりも細かい[2]。
花期は初夏(7月)[3]。雌雄異株[3]。白色の雄花、淡緑色の雌花をつけ、夏に数十個の果実が固まったパイナップル状の集合果をつける。集合果は直径約20センチメートル (cm) で、秋にオレンジ色に熟す[3]。熟した果実はオガサワラオオコウモリが、好んで食べる[3]。また実は、茹でて食用としたり、食用油を採取する原料とする。
本種は小笠原諸島の固有種であるが、八丈島等に移出されて定着している他、葉の美しさから観葉植物として種苗が販売されている。 南西諸島に多く生育するアダンの近縁種であるが、アダンの葉には鋸歯が小さいなどの違いで見分けることができる。