タコベル

ファストフードチェーン From Wikipedia, the free encyclopedia

タコベル: Taco Bell)は、カリフォルニア州アーバイン市に本社を置くアメリカ合衆国大手のファストフードチェーンのひとつでヤム・ブランズが親会社である。もとペプシコーラの発売元ペプシコの一部。

種類 完全子会社
本社所在地 アメリカ合衆国
カリフォルニア州アーバイン
設立 1962年
概要 種類, 本社所在地 ...
タコベル
Taco Bell
種類 完全子会社
本社所在地 アメリカ合衆国
カリフォルニア州アーバイン
設立 1962年
業種 小売業
事業内容 タコス等ファストフード店
代表者 グレッグ・クリード(CEO)
主要株主 ヤム・ブランズ(中国国外)
百胜中国(中国国内)
関係する人物 グレン・ベル(創業者)
テンプレートを表示
閉じる

タコスブリートナチョスケサディーヤなど、「テクス・メクス料理」(テキサス風メキシコ料理)や「カル・メクス料理」(カリフォルニア風メキシコ料理)風の食品を提供する。

事業内容

日本の再進出第1号店、2015年4月21日
タコベルのレストラン、カリフォルニア州サニーヴェイル
タコベルの店舗がある国と地域(2021年時点)

タコベルは、マクドナルドバーガーキングなどのハンバーガーを販売するファストフードチェーン店との差別化を図るために、ハンバーガー等に使用されるバンズの代わりにトルティーヤを一貫して使用しており、かつては「think outside the box(枠にとらわれない発想をする、常識にとらわれない発想をする)」をもじった「think outside the bun(バンズを脱して考えよう)」というスローガンを掲げていた。スローガンは後に「Live Más(もっと生き生き。másはスペイン語英語のmoreの意)」に変更された。

1980年代中盤から後半にかけて、ハンバーガーチェーン店に対抗するために、タコス風味に調理した牛肉と、レタスチーズトマトをバンズで挟んだ「ベル・ビーファー」という商品が存在した時期もあったが、人気が出なかったために販売停止となった。

また店舗とメニューがより小規模の販売店、「Taco Bell Express(タコベルエクスプレス)」がフードコートショッピングモール空港のターミナルビルデパートホテル喫茶店ガソリンスタンド大学の学生食堂他に存在する。タコベルはケンタッキーフライドチキンピザハットなど、他のヤム・レストラン店と小売の場を共有することがある。

タコベルの公式ウェブサイトによれば、2006年時点でアメリカ合衆国本土48州とハワイ州グアムプエルトリコにおいて6500を超えるフランチャイズ店舗を経営しており、その他アメリカ州アジアヨーロッパに280超の店舗を展開している。

日本には1980年代に一度進出(東京、名古屋地区など。日本1号店は名古屋市瑞穂区洲山町(新瑞橋)に存在した)したがすぐに撤退し、長らく在日米軍基地内のみの出店となっていたが、2015年2月にアスラポート・ダイニングと日本国内におけるフランチャイズ契約を締結し[1]、日本1号店が2015年4月21日に渋谷区道玄坂にオープンした[2]。当時、タコベルインターナショナルのメリッサ・ロラ社長は、今後の展開に関して「日本については、当面は渋谷の1店舗に注力して、いろんな情報を発信していく」「まずは渋谷店を成功させたい。その後はフライチャイズ先であるアスラポートと相談しながら決めていく。日本における今後の出店数については白紙の状態だ」とコメントしていた[3]。その後、2号店が同年12月4日に港区東新橋日本テレビタワー[4]、2016年夏に3号店が港区南青山、4号店が港区台場アクアシティお台場[5]、2017年9月に5号店が大阪市中央区道頓堀[6]、2017年12月に6号店が千代田区神田神保町、2018年2月に7号店が文京区後楽東京ドームシティ、2018年3月に8号店が渋谷区渋谷公園通り[注 1]、2019年1月に9号店が大阪市北区梅田阪急三番街、2019年4月に10号店が横浜市都筑区ノースポート・モール、同年12月に11号店が足立区西新井アリオ西新井に出店した[注 2][7]

2022年10月3日、JFLAホールディングスが一度、新設分割してつくる新会社TBJの完全親会社となり、同日、小僧寿しにTBJの全株式を譲渡[8]

沿革

カリフォルニア州アーバインにあるタコベル本社
タコベルの店内

主な出来事・珍事

ハードタコス
フィエスタポテト
  • 1990年代前半、「Lite」と表記される食品の栄養価に関する圧力から、メニューの改変を余儀なくされる。これは、「Lite」(低カロリー)という言葉が曖昧であり、誤解を招く恐れがあると考えられたためである。そのため、多くの商品がメニューから完全に消えることになった。その内の一つは、牛肉、サワークリーム、レタス、チーズ、トマトを揚げたトルティーヤで挟んだ、「タコ・ライト」という品目だった。栄養価を変えるために、塩分を減らす目的で黒オリーブが材料から外される等、数品目が改められた。
  • 1996年4月1日ニューヨーク・タイムズ紙に全面広告を出し、アメリカ合衆国政府の借金を減額するためにフィラデルフィア独立記念館にある自由の鐘Liberty Bell)を購入し、名称を「タコ・リバティ・ベル(タコスの自由の鐘)」と改称したと公表した[9]。これに、すぐさまエイプリルフールの悪ふざけだと気づかなかった多くの人々が大量に抗議する事態となった[10]
  • 2001年初頭、フロリダ州イモカリー市に拠点を置くイモカリー労働者連合Coalition of Immokalee Workers、CIW[11])がタコベルに対し、「タコベルが同州のトマト栽培農家へ不当な職業訓練を課すことを謀議している」と申し立てた。その後、タコベル商品不買運動を組織。2005年3月9日、タコベル側は過重労働や他の人権侵害を禁止する規約をシステムに設け、農業労働者の賃金上乗せの形態としてトマト1ポンドあたり1セント追徴金を支払うことのどちらにも同意することで、こうした問題を解決するに至った[12]
  • 2001年3月23日にタコベルは、ロシアの宇宙ステーションミールの断片がオーストラリア沖に浮かべられた400フィート四方(12メートル四方)の「Free Taco Here!(無料タコスはここ)」と書かれた的に命中したら、アメリカ中でタコスを無料でふるまうことを約束した。タコベルはミールの断片が的に命中した場合の支出をカバーするため、保険に加入するなどしたが、結局命中には至らなかった[13][14]
  • 2019年からベジタリアンメニューを展開。同社の売上高の約 12% がベジタリアン製品によるものだという[15]
  • 2023年、メキシカンピザの具の量が広告と実物では大きな差があるとして、不満を持つ購入者達が集団訴訟を起こした[16]

各種作品への出演・影響

クランチラップ・スープリーム

担当広告代理店TBWA\CHIAT\DAYマスメディアにおける各種広告のみならず、さまざまなキャンペーンを企画しており、タイアップが多い。

ロゴ

初期のロゴは、ソンブレロ帽を被り、シエスタをしているメキシコ人セラーペ英語版の渦巻き模様の上に鐘のデザインと共に描かれているものだった。ロゴを簡略化するという以外にこのロゴが却下になった仮説として、メキシコ人へのステレオタイプを取り除くためである他、ラテンアメリカ文化において清新・伝統的なシエスタ休暇への尊厳に配慮を欠いていると考えられたためだとされている[要出典]

脚注

関連項目

外部リンク

Related Articles

Wikiwand AI