タニス
古代エジプトのナイル川デルタの北東部に存在した都市
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歴史
遺跡
例えばアメンに捧げられた大神殿などの多くの神殿とエジプト第3中間期の王家のネクロポリスの遺跡がある。タニスの様々な神殿の建設に使われた石材の多くは、ラムセス朝時代(第19・第20王朝)の都市ペル・ラムセスのものを流用している。このため、エジプト学者らは長い間ここがペル・ラムセスだと考えていた。しかし、第21王朝と第22王朝のファラオ(プスセンネス1世、アメンエムオペト、シェションク2世)の墓が盗掘を免れていたため、ここがタニスであることが判明した。それらの王墓は1939年と1940年にピエール・モンテが発見し、多数の金器、宝石、ラピスラズリなどと共にファラオの黄金のマスクも見つかった。
タニスの主神はアメン、その妻ムト、そしてその子コンスであり、三柱神を形成している。ただしこの三柱はテーベのものと全く同じであり、そのことからタニスを「北のテーベ」とも呼ぶ。
2009年、エジプト文化省はタニスのムト神殿で聖なる池が発見されたと発表した。この池は石灰岩のブロックでできており、長さ15メートル、幅12メートルある。地面から12メートル掘ったところで見つかったもので、保存状態がよい。タニスでは以前にも1928年に別の聖なる池が見つかっている[1]。
レイダース
映画『レイダース/失われたアーク《聖櫃》』では、契約の箱はタニスの秘密の地下室にあるという設定になっていた。また、タニスはドイツの遠征隊が1936年に発見したことになっていたが、史実とは異なる。実際には、タニスの考古学的な発掘は19世紀から始まっており、フリンダーズ・ピートリーやオギュスト・マリエットが関与している。


