タワークレーン
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概要
建築物内部の床板を貫通して仮設する内部建てと、建築物の外部に仮設する外部建てがある。施工する建築物の高度上昇に伴い、クレーン本体も昇降するタイプは「クライミングクレーン」や「ジブ[1]クライミングクレーン (JCC : Jib Climbing Crane)」と称する[2]。クレーンを支持する方法の違いで、「フロアークライミング」と「マストクライミング」の2種類に分類される[3]。
ホテル建築及び集合住宅建築な梁間距離が短くクレーンマスト(ポスト)を建物内部に設置できない場合は、建物外部の地上部にクレーンマストのベースを設置する。建物内部の梁にクレーンベースを設け、工事の進捗に連れてクレーンベースを上昇する場合もある。建築資材の揚重や水平移動に用いられ、建築物の完成後に撤去される。内部建ての場合はクレーン上昇後に床開口部の塞止を要する。
大型のものは最上階で工期を終了すると、下記のいづれかで撤収する[4]。
ピアット
一回り小さなクレーンを吊り上げ、大型のクレーンを解体して下ろす手順を繰り返す。順次クレーンを小型の物に代替し、最後は手作業で解体してエレベーター(ピアット)で地上へ下ろす。
逆クライミング
クレーンが自らのポストを抜いて降りる。通常の動作角リミッターを解除してブームを垂直に近い角度まで移動させる。1本ずつもしくは複数本のポストを抜き、ラフテレーンクレーン(ラフター)が届く高さ(低さ)に到達後、最終的にラフターが解体を行う。
起伏式と水平式
能力
22 m半径で70 tが最も大きな部類(半径が小さくなれば吊り上げることのできる荷重は大きくなり、半径が大きくなれば吊り上げ荷重は小さくなる)のもので、小さなものは5 tを下回るものまである。
運転免許
運転席
運転席は大型のものの場合、最上部の回転する中心部分に運転台がある。現場の作業者と無線で連絡を取り合いながらクレーンを操作する。運転台への移動はクレーンマスト内の梯子を使用する。オペレーターの昇り降りの回数を最小限に抑えるため、運転台には冷暖房・トイレが設置されている。オペレーターは朝、運転台に就いたら、当日の作業が終わるまで降りて来ない。このため朝は弁当や飲み物を持参して運転台へ登る。
小型のものの場合、運転台がなく、『ペンダントスイッチ』と呼ばれる押しボタンスイッチ方式か、または無線操縦機で運転する。
小型のものを含め運転席を設けず無人化する傾向もみられる。2019年6月、韓国では無人の小型クレーンの使用中止を求めるタワークレーン労働組合(韓国労働組合総連盟系、全国民主労働組合総連盟系)によるストライキが発生した[9]。


