W・レーシングチーム
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W・レーシングチーム(WRT)は、2009年にエンジニアで、フォルクスワーゲン・モータースポーツの元トップであるルネ・バービスト、レーシングドライバーのヴィンセント・フォッセ、起業家のイヴ・ウェールツによって設立された、ベルギーのレーシングチームである。チームは国際的なスポーツカーレースに参戦し、複数のタイトルを獲得している。
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| 創設者 |
ヴィンセント・フォッセ ルネ・バービスト イヴ・ウェールツ |
|---|---|
| 活動期間 | 2009年- |
| カテゴリ |
FIA 世界耐久選手権 ヨーロピアン・ル・マン・シリーズ GTワールドチャレンジ・ヨーロッパ インターコンチネンタルGTチャレンジ |
| チームズ タイトル | 29 |
| ドライバーズ タイトル | 26 |
| 公式サイト | w-racingteam.com |
種類 | 株式会社 |
|---|---|
| 業種 | 自動車産業 |
| 設立 | 2009年8月14日 in モンス, エノー州, ベルギー |
| 創業者 |
イヴ・ウェールツ ルネ・バービスト ヴィンセント・フォッセ |
| 本社 |
Rue des Roseaux 66、 ボドゥール 、 |
| 売上高 |
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営業利益 |
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利益 |
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| 総資産 |
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| 純資産 |
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従業員数 |
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| 親会社 |
Pole Invest.be SPRL Delta Capital Company SA Upperwest SPRL |
| 子会社 | AMP Belgium SPRL |
| ウェブサイト |
www |
チームの歴史
2009年後半、チーム設立の際、WRTはベルギーのアウディモータースポーツの公式輸入代理店として、3台のアウディ・R8 LMSを購入した。
2010年、3台の車は国内のベルカー耐久選手権、フランスのFFSA GT選手権、スパ・24時間レースにそれぞれ参戦した。チームは最初から成功を収め、グレゴリー・フランキとアンソニー・クンペンによる2回の勝利と、フランソワ・バービスト、バート・ロンギン、ビル・ベイリーで、ゾルダー・サーキットでの10時間耐久レースでの3回目の勝利を含め、1台の車で全てのベルカー耐久選手権で表彰台を獲得した。フランキとクンペンはドライバーズ、WRTはチームタイトルを獲得した。フランキはステファン・レメレとのペアで、FFSA GTでさらに2回表彰台を獲得した。このプログラムに加えて、2台のフォルクスワーゲン・シロッコGT24がベルギーツーリングカーシリーズで使用する為に購入され、チームはそのカテゴリーで2位だった。
2011年、WRTはアウディスポーツのセミワークスチームとなり、FIA GT3ヨーロッパ選手権[2]、ブランパン耐久シリーズに参戦。FIA GT3選手権の初戦で、フランキとエンツォ・イデは、第2レースで優勝した。フランス人ドライバーのデヴィッド・ハリデーとステファン・オルテリによるチームアウディフランスでのGTツアープログラムもディジョン・プルノワで最初の勝利を獲得した。7月、2度目の参戦となった、スパ・24時間レースにグレゴリー・フランキと、アウディのファクトリードライバーであるティモ・シャイダー、マティアス・エクストロームのトリオで、総合優勝を果たした[3]。
2012年、アウディスポーツの代表としてFIA GT1世界選手権へ参戦を発表した[4]。ランキング3位に終わり、3レースで優勝した。
2013年、新たに命名された、FIA GTシリーズのチーム、ドライバーズタイトル獲得した。
2014年、ブランパン耐久シリーズと、FIA GTシリーズの後継であるブランパンスプリントシリーズに参戦。チームは耐久シリーズとスプリントシリーズ両シリーズにフルエントリーするドライバー、チームにタイトルを争う権利を得る、ブランパンGTシリーズとブランパン耐久シリーズでチーム、ドライバーズタイトルを獲得した。またブランパンスプリントシリーズのチームタイトルを獲得した。7月には、ローレンス・ヴァントール、レネ・ラスト、マルクス・ヴィンケルホックとともにスパ・24時間レースで2度目の優勝を果たした。

2015年、ブランパンGTシリーズでチーム、ドライバータイトルを連覇した。またスプリントと、耐久シリーズではチームタイトルを獲得。5月、新型アウディ・R8 LMSのデビュー戦、ニュルブルクリンク・24時間レースで総合優勝を果たした。
2016年、WRTはツーリングカーレースにデビューし、TCRインターナショナルシリーズでフォルクスワーゲン・ゴルフを2台、レオパードレーシングのバッジで走らせた。ドライバーは、ステファノ・コミニとジャン=カール・ベルネイだった。コノミがドライバーズタイトルを獲得した。また新たにル・マン・プロトタイプ2(LMP2)マシン、リジェ・JS P2を使用し、ヨーロピアン・ル・マン・シリーズ(ELMS)にデビュー、スパ4時間レースのみの参戦だが2位になった。
2018年、初参戦した、バサースト12時間レースで優勝した。10月12日、WRTは2019年のDTMに2台のアウディ・RS5ターボ DTMを使用するカスタマーチームとして参戦すると発表した[5][6]。後にジョナサン・アバーディンと、F1王者エマーソン・フィッティパルディの孫である、ピエトロ・フィッティパルディをドライバーとして発表した。
DTM

2019年、アウディ・RS5ターボ DTMでDTMに参戦。アバデインは表彰台は無かったものの、ルーキーとして最高位のシーズン10位で終えた。8月、WRTはIGTCの1戦となった第48回鈴鹿10時間レースで優勝した。
2020年、デイトナ24時間レースに参戦し、GTDクラス3位に入った。また2016年のインディ・ライツチャンピオンのエド・ジョーンズとFIA F3のファビオ・シェーラーからなる、2020年のDTMの新ラインナップを発表した。その後以前はアストンマーティンをドライブしていた、フェルディナント・ハプスブルクが3台目のマシンに乗ることを発表した。しかしシーズンが始まる前にジョーンズは、COVID-19パンデミックのために渡航が困難になり、ハリソン・ニューウェイと交代となった。ハプスブルクは自身とチームの初表彰台とポールポジションを獲得した。しかし、シーズンの終わりにアウディがDTMから撤退した結果[7]、DTMはクラス1を廃止し、GT3マシンに置き換えられることになり、WRTは2021年のDTMに参戦しない決定をした。
LMP2プログラム

2021年、WRTは2023年から導入となるLMDhプログラムの準備のため、2021年のWECのLMP2クラスに、オレカ・07で参戦する意向を発表した[8][9]。ドライバーはロビン・フラインス、フェルディナント・ハプスブルク、シャルル・ミレッシの3名。また2021年のELMSにもオレカ・07で参戦、ロバート・クビサがドライブすると発表した[10]。チームメイトはルイ・デレトラズとイェ・イーフェイ。またWRTは、ル・マン24時間レースに2台のマシンで初参戦した。レース前半にリードを奪った後、WRTはル・マンデビュー戦でクラス1-2フィニッシュを達成するためにレースを進めた。しかし最終ラップでイーフェイがドライブした41号車はスロットルセンサーが壊れてしまいフィニッシュできず、後につけていた31号車が逆転しLMP2クラス優勝を収めた[11]。その後WECでも31号車はトータルで3勝を収め、初のフル参戦でLMP2クラスのドライバーズタイトル及びチームズタイトルを獲得した。またELMSでも3レースで優勝し、ドライバーズ及びチームズの両タイトルを獲得。さらにGTレースでも、GT・ワールドチャレンジシリーズの6つの総合タイトルのうち5つを獲得し、これまでで最も成功したシーズンを締めくくった。
2022年、WECでは2台体制に拡大した。また、GT・ワールドチャレンジ・ヨーロッパで数台のアウディ・R8 LMS Evo2を走らせ、MotoGPの伝説的なライダーであったバレンティーノ・ロッシが加入した。彼はアウディスポーツのファクトリードライバーであったフレデリック・ヴェルヴィッシュ、ニコ・ミュラーと共にチームを組んだ。
BMWへ
しかし2022年の途中で、アウディがモータースポーツ活動の方針を大きく変更。LMDhマシンの開発を中止し、自社でのツーリングカーレース応援体制も縮小、そしてF1へのパワーユニット開発を行う方向に転換した。これに伴い、WRTとアウディとの関係も同年限りで終了することになった[12]。WRTは急遽代わりの提携メーカーを探す必要に迫られたが、LMDhマシンを開発中のBMWとの交渉が成立し、2024年よりBMWのワークスチームの実働部隊として、BMW・M Hybrid V8をWECにて走らせることになった[13]。
またそれに先立ち2023年シーズンは、BMW・M4 GT3でインターコンチネンタルGTチャレンジ(IGTC)並びにGTワールドチャレンジ・ヨーロッパに参戦する[14]。
2026年からは、前年までIMSAのLMDhプログラムを担当していたレイホール・レターマン・ラニガン・レーシングに代わり、WRTが担当することが発表された。
チームの戦績

注目すべき勝利
- 総合優勝- 2011年、2012年のゾルダー24時間レース
- 総合優勝- 2011年、2014年のスパ・フランコルシャン24時間レース
- 総合優勝- 2013年、2014年のバクーワールドチャレンジ
- 総合優勝- 2015年のニュルブルクリンク24時間レース
- 総合優勝- 2015年のセパン12時間レース
- 総合優勝- 2016年のドバイ24時間レース
- 総合優勝- 2016年のFIA GTワールドカップ
- 総合優勝- 2018年のバサースト12時間レース
- 総合優勝-2019年の鈴鹿10時間レース
- LMP2クラス優勝- 2021年のル・マン24時間レース
- 総合優勝‐2022年のドバイ24時間レース
主な選手権タイトル
- ブランパン耐久シリーズ/ GTワールドチャレンジ・ヨーロッパ・エンデュランスカップ
- FIA GTシリーズ/ブランパンスプリントシリーズ/ブランパンGTシリーズスプリントカップ/ GTワールドチャレンジ・ヨーロッパ・スプリントカップ
- ブランパンGTシリーズ/ GTワールドチャレンジ・ヨーロッパ
- アンドロストロフィー
- ヨーロピアン・ル・マン・シリーズ
- 2021年、LMP2チームチャンピオン
- 2021年、LMP2ドライバーズチャンピオン
- FIA 世界耐久選手権
- 2021年、LMP2チームチャンピオン
- 2021年、LMP2ドライバーズチャンピオン
FIA 世界耐久選手権
| 年 | チーム | 車両 | クラス | 車番 | ドライバー | ラウンド | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | Pts. | Pos. |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 2021 | オレカ・07 | LMP2 | 31 | All | SPA 12 |
POR 4 |
MNZ 2 |
LMS 1 |
BHR 1 |
BHR 1 |
151 | 1位 | ||||
| All | ||||||||||||||||
| All | ||||||||||||||||
| 2022 | オレカ・07 | LMP2 | 31 | All | SEB 2 |
SPA 1 |
LMS Ret |
MNZ 12 |
FUJ 1 |
BHR 1 |
116 | 2位 | ||||
| All | ||||||||||||||||
| 1–4, 6 | ||||||||||||||||
| 5 | ||||||||||||||||
| 41 | All | SEB 3 |
SPA 2 |
LMS 17 |
MNZ 1 |
FUJ 4 |
BHR 5 |
96 | 4位 | |||||||
| All | ||||||||||||||||
| All | ||||||||||||||||
| 2023 | オレカ・07 | LMP2 | 31 | All | SEB 6 |
POR 6 |
SPA 6 |
LMS 5 |
MNZ Ret |
FUJ 3 |
BHR 2 |
94 | 4位 | |||
| All | ||||||||||||||||
| All | ||||||||||||||||
| 41 | All | SEB 4 |
POR 3 |
SPA 1 |
LMS 2 |
MNZ 3 |
FUJ 1 |
BHR 1 |
173 | 1位 | ||||||
| All | ||||||||||||||||
| All | ||||||||||||||||
| 2024 | BMW・M Hybrid V8 | ハイパーカー | 15 | All | QAT 14 |
IMO DSQ |
SPA 11 |
LMS Ret |
SÃO 9 |
COA 8 |
FUJ 2 |
BHR 5 |
64 | 5位 | ||
| All | ||||||||||||||||
| All | ||||||||||||||||
| 20 | All | QAT 10 |
IMO 6 |
SPA 13 |
LMS NC |
SÃO 14 |
COA 13 |
FUJ Ret |
BHR Ret | |||||||
| All | ||||||||||||||||
| All | ||||||||||||||||
| BMW・M4 LMGT3 | LMGT3 | 31 | All | QAT 6 |
IMO 1 |
SPA Ret |
LMS 2 |
SÃO 10 |
COA 5 |
FUJ 10 |
BHR 13 |
85 | 4位 | |||
| All | ||||||||||||||||
| All | ||||||||||||||||
| 46 | All | QAT 4 |
IMO 2 |
SPA Ret |
LMS Ret |
SÃO 5 |
COA NC |
FUJ 3 |
BHR 14 |
61 | 6位 | |||||
| All | ||||||||||||||||
| All | ||||||||||||||||
| 2025 | BMW・M Hybrid V8 | ハイパーカー | 15 | 1-2, 4-8 | QAT 4 |
IMO 6 |
SPA 10 |
LMS 17 |
SÃO 17 |
COA 12 |
FUJ Ret |
BHR Ret |
87 | 5位 | ||
| All | ||||||||||||||||
| All | ||||||||||||||||
| 20 | All | QAT 7 |
IMO 2 |
SPA Ret |
LMS 16 |
SÃO 5 |
COA NC |
FUJ 8 |
BHR 8 | |||||||
| 1-4, 6-8 | ||||||||||||||||
| 5 | ||||||||||||||||
| 1-2, 4-8 | ||||||||||||||||
| BMW・M4 LMGT3 Evo | LMGT3 | 31 | All | QAT 3 |
IMO 12 |
SPA Ret |
LMS Ret |
SÃO 12 |
COA 9 |
FUJ 3 |
BHR 7 |
49 | 10位 | |||
| 1-4, 6-8 | ||||||||||||||||
| 5 | ||||||||||||||||
| All | ||||||||||||||||
| 46 | All | QAT 11 |
IMO 2 |
SPA 9 |
LMS Ret |
SÃO 10 |
COA 2 |
FUJ 4 |
BHR 15 |
52 | 8位 | |||||
| All | ||||||||||||||||
| All | ||||||||||||||||
ヨーロピアン・ル・マンシリーズ
ドイツツーリングカー選手権
ル・マン24時間レース
| ル・マン24時間レース 結果 | ||||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 年 | チーム | 車両 | クラス | 車番 | ドライバー | 周回数 | 総合 順位 |
クラス 順位 |
| 2021 | オレカ・07 | LMP2 | 31 | 363 | 6位 | 1位 | ||
| 41 | 362 | NC | NC | |||||
| 2022 | オレカ・07 | LMP2 | 31 | 285 | DNF | DNF | ||
| 32 | 366 | 15位 | 11位 | |||||
| 41 | 362 | 21位 | 17位 | |||||
| 2023 | オレカ・07 | LMP2 | 31 | 327 | 13位 | 5位 | ||
| 41 | 328 | 10位 | 2位 | |||||
| 2024 | BMW・M Hybrid V8 | ハイパーカー | 15 | 102 | DNF | DNF | ||
| 20 | 96 | NC | NC | |||||
| BMW・M4 LMGT3 | LMGT3 | 31 | 280 | 28位 | 2位 | |||
| 46 | 109 | DNF | DNF | |||||
| 2025 | BMW・M Hybrid V8 | ハイパーカー | 15 | 361 | 31位 | 18位 | ||
| 20 | 375 | 17位 | 17位 | |||||
| BMW・M4 LMGT3 Evo | LMGT3 | 31 | 168 | DNF | DNF | |||
| 46 | 156 | DNF | DNF | |||||
バサースト12時間レース
| バサースト12時間レース 結果 | ||||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 年 | チーム | 車両 | クラス | 車番 | ドライバー | 周回数 | 総合 順位 |
クラス 順位 |
| 2018年 | アウディ・R8 LMS | GT3-APP | 37 | 271 | 1位 | 1位 | ||
| GT3-APA | 39 | 267 | 14位 | 8位 | ||||
| 2023年 | BMW・M4 GT3 | Pro | 32 | 323 | 4位 | 4位 | ||
| Pro | 46 | 322 | 6位 | 6位 | ||||
| 2024年 | BMW・M4 GT3 | Pro | 32 | 120 | DNF | DNF | ||
| Pro | 46 | 275 | 5位 | 5位 | ||||
| 2025年 | BMW・M4 GT3 | Pro | 32 | 306 | 1位 | 1位 | ||
| Pro | 46 | 306 | 2位 | 2位 | ||||