ツジョン

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ツジョンまたは、ツヨン (thujone) は、分子式 C10H16O、分子量152.23のモノテルペンケトンメチル基の向きが異なる二つの異性体(αとβ)がある。IUPAC系統名は 1-イソプロピル-4-メチルビシクロ[3.1.0]ヘキサン-3-オン 1-isopropyl-4-methylbicyclo[3.1.0]hexan-3-on、許容慣用名から誘導するとツジャン-3-オン。別名 4-メチル-1-(1-メチルエチル)ビシクロ[3.1.0]ヘキサン-3-オン、3-ツヤノン。CAS登録番号は 546-80-5 (α)、471-15-8 (β)。

概要 物質名, 識別情報 ...
ツジョン
(−)-α-ツジョン
(+)-β-ツジョン
(−)-α-ツジョンの球棒モデル[1]
物質名
識別情報
3D model (JSmol)
バイルシュタイン 4660369
ChEBI
ChEMBL
ChemSpider
ECHA InfoCard 100.013.096 ウィキデータを編集
EC番号
  • 214-405-7
IUPHAR/BPS
KEGG
UNII
CompTox Dashboard (EPA)
性質
C10H16O
モル質量 152.237 g·mol−1
密度 0.92 g/cm3 (β-ツジョン)
0.9116 g/cm3 (α-ツジョン)
融点 <25 °C
沸点 203 °C α,β-ツジョン
407 mg/L
危険性
GHS表示:
急性毒性(低毒性)
Warning
H302
P264, P270, P301+P312, P330, P501
特記無き場合、データは標準状態 (25 °C [77 °F], 100 kPa) におけるものである。
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特徴

沸点201°Cの無色の液体。メントール様の香気を持ち、に溶けにくく有機溶剤に溶ける。大量摂取すると、麻酔作用、嘔吐幻覚錯乱痙攣などに陥らせ、習慣性もある。ニガヨモギに含まれることで知られているが、生草で数kg以上摂取しなければ上記のような症状は出ない。

利用

ニガヨモギヨモギセージなどの精油成分で、リキュールの一種であるアブサンの成分としてよく知られている。ソフトドリンクアルコール飲料に対する食品添加物として認可されている苦味料のニガヨモギ抽出物に含有される。

大麻の成分テトラヒドロカンナビノール (THC) に似た分子構造を持っている[2]

出典

関連項目

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