デノミネーション

通貨単位の切り下げ・切り上げ From Wikipedia, the free encyclopedia

デノミネーション: denomination)とは、通貨単位を表す言葉である。日本語においては、それを切り下げる、もしくは切り上げることとして使われることもある。国内の全ての資産負債に対して行われる。インフレーションなどにより、通貨金額の桁数表示が大きくなると経済活動に支障をきたすので、その解決のために行われる。デノミと省略されることが多い。

額面表示が5000の各国紙幣。上からアメリカ合衆国ドル中央アフリカCFAフランBEAC,日本円,中央アフリカCFAフランBEAC(チャド),イタリア・リラフランス・フラン

言葉の用法

英語のデノミネーションとは「通貨単位」のことであり、「切り下げ」や「切り上げ」といった意味は持たない。両替時に「What denomination?」と聞かれた場合は、「金種はどうしますか?」の意味で[1]、例えば100ドル紙幣の両替を依頼するとき、20ドル紙幣5枚で良いのか、5ドル紙幣や25セント硬貨が欲しいのか、といった回答を求められている。ただし文脈によっては「どんな宗派?」と聞いている場合もある。

日本語の「デノミネーション」に相当する英語としては、リデノミネーション(: redenomination)、あるいはチェンジ・オブ・デノミネーション(: change of denomination、日本語:通貨単位の変更)などが挙げられる。なお、デノミという略称は、英語のデノミネーション[2]、あるいはロシア語のデノミナーツィヤ[3]に基づくとされる。

方法

例えば、10,000円の単位をに切り下げ新100円にするなど。具体的には、新しい貨幣を発行したり、現行貨幣の数字を書き換えたりする。の単位で切り下げることが多い。

ただし、オーストラリアニュージーランドザンビアなど、十進化以前の「ポンド・シリング・ペンス」制から切り替えた国のいくつかでは、通貨単位を2倍にした。

例えば、ポンドである1シリング硬貨は、ポンドの価値を据え置いたイギリスでは5ペニー硬貨になったが、オーストラリアでは10セント硬貨になった。しかし、その次の分割が1ペニー=シリングなので、よく使われていた6ペンス硬貨は、イギリスでは2½新ペニーというきりの悪い額面になるため廃止されたが、オーストラリアでは5セント硬貨として使われ続けた。

近年のデノミネーション例

脚注

関連項目

Related Articles

Wikiwand AI