トキソウ
ラン科トキソウ属の植物種
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特徴
地下に横に這う根茎がある。所々から地上に茎を立て、花茎の高さは10-30 cmになる[3]。葉の形は披針形または線状長楕円形で長さ4-10 cm、幅7-12 mmになり、一茎に1枚のみつける。
花期は5-7月、茎頂に紅紫色の花を1個つける[2][3]。和名は花の色がトキの翼の色であるトキ色(#F5C9C6)に似ていることに由来する[3][4]。萼片の長さは1.5-2.5cmで長楕円状披針形、側花弁は萼片より短く狭長楕円形、唇弁は側花弁より長く先端が3裂する。唇弁の中裂片は大きく、内側に肉質の毛状突起が密生する。花は横を向き、大きく開かない。花下に長さ2-4 cmの葉状の苞をつける。
- 日当たりのよい湿地に生育するトキソウ
分布と生育環境
種の保全状況評価
準絶滅危惧(NT)(環境省レッドリスト)
日本では環境省によりレッドリストの準絶滅危惧(NT)の指定を受けている[7][注釈 3][8]。以下の都道府県で、レッドリストの指定を受けている[9]。
湿地自体の環境遷移、開発による湿地の消滅、盗掘などの採集により絶滅した自生地もあり、個体数は減少している[8][10][11][12][13][14][15][16][17][18][19][20][21][22][23][24]。阿蘇くじゅう国立公園[17]、瀬戸内海国立公園[23]、北九州国定公園[10]などで指定植物の対象となっている。埼玉県加須市の自生地は県の天然記念物「加須の浮野とその植物」の指定を受けていて、県指定希少野生動植物保護条例の指定種である[25]。「岡山県自然保護条例」などにより採集が禁止されている[23]。