トロパン
From Wikipedia, the free encyclopedia
トロパン(tropane)とは、環状アミンの1種で、6員環のピペリジンに N-メチル基と炭素原子2個からなる架橋が付いた構造を持つ。不斉炭素原子を2個(橋頭の1位と5位)含むが、分子内に対称面をもつため光学異性体はない。
|
| |||
| 物質名 | |||
|---|---|---|---|
8-メチル-8-アザビシクロ[3.2.1]オクタン | |||
別名 2,3-Dihydro-8-methylnortropidine | |||
| 識別情報 | |||
3D model (JSmol) |
|||
| バイルシュタイン | 6379695 | ||
| ChEBI | |||
| ChemSpider | |||
| ECHA InfoCard | 100.156.627 | ||
| EC番号 |
| ||
PubChem CID |
|||
| UNII | |||
CompTox Dashboard (EPA) |
|||
| |||
| |||
| 性質 | |||
| C8H15N | |||
| モル質量 | 125.211 g/mol | ||
| 密度 | 0.9259 at 15 °C | ||
| 沸点 | 163-169 °C | ||
トロパン骨格を含むアルカロイドが多数知られ、トロパンアルカロイドと呼ばれる。これはオルニチンを原料として生合成される。ナス科(アトロピン、スコポラミン、ヒヨスチアミンなど多数)やコカノキ科(コカインなど)の植物に含まれる。このほか合成向精神薬にもトロパン骨格を持つものがある。架橋位置の異なる異性体にはイソトロパン(isotropane)がある。N-メチル基のない誘導体はノルトロパン(nortropane)である。

