ナツグミ
グミ科グミ属の落葉低木
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ナツグミ(夏茱萸[4]、学名: Elaeagnus multiflora)はグミ科グミ属の落葉小高木。山野に生える。別名は、ホソバナツグミ[1]。夏に実が熟すのでこの名がある[5][4]。
分布と生育環境
形態・生態
落葉広葉樹の小高木[5]。枝はよく分枝する[4]。樹皮は暗灰褐色で皮目があり、若木のうちはなめらかで皮目が多いが、太くなると縦に裂ける[6]。若い枝には褐色を帯びた鱗状毛が密生し、赤褐色に見える[6]。果実や葉の表面には、うろこ状の毛がある。葉は互生し、長さ3 - 10センチメートル (cm) の長楕円形から倒卵状長楕円形で、表面にある灰白色の鱗片はやがて脱落するが、裏面には灰白色と褐色の鱗片が残る[5][4]。
花期は4 - 5月ごろ[5]。葉のつけ根に1 - 2個の淡黄色の花が垂れ下がって咲く[5]。花弁に見えるのは萼(萼筒)で、長さは7 - 8ミリメートル (mm) あって先端が4裂する[4]。
果期は5 - 7月[6]。果実は偽果で、長さ12 - 17 mmの広楕円形をしており、長さ2 - 5 cmほどの果柄がついてアキグミよりも長い[4]。果実は赤く熟すと、少し渋いが食べられる[5]。
冬芽は裸芽で幼い葉が複数集まり、褐色の鱗状毛が密生する[6]。枝先の頂芽は側芽よりもやや大きく、側芽は枝に互生する[6]。葉痕は半円形か三角形で、維管束痕が1個つく[6]。
品種
変種
- トウグミ(学名: E. multiflora var. hortensis)
- これがよく植栽されている。ナツグミ、トウグミはよく似ているが、葉の表をルーペで拡大し鱗状毛があればナツグミ、星状毛があればトウグミである。
- ダイオウグミ(学名: E. multiflora var. gigantea)
- 特に果実が大きい。ビックリグミともいう。鑑賞用兼食用(果実)として栽培されることが多い。